第57回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開 醍醐寺 理性院へ

第57回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開醍醐寺 理性院は通常非公開の寺院です。私は初めての訪問ですが、場所は分かってました。

IMG_0880.jpg醍醐寺西大門前には案内が出ているので、皆さん迷われないでしょう。

IMG_0923.jpg少し歩くと理性院の本尊太元帥明王像が読み取れる石標があるので、そのまま進みます。

IMG_0922.jpg暫くすると右手に「長尾天満宮」の鳥居があります。以前、ここまでは来たことがあって、理性院はその先です。

IMG_0881.jpgIMG_0882.jpg10時14分に、「表門」から境内に入りました。

IMG_0883.jpg入ると正面に「千躰地蔵」がありますが、帰りに見てみます。

IMG_0917.jpg次に「中門」を入ります。

理性院は、醍醐寺の塔頭寺院で別格本山。1115年(永久3年)賢覚(げんかく)によって開創されました。三宝院、金剛王院、無量寿院、報恩院と共に「醍醐五門跡」のひとつに数えられ、真言密教の中心的な法流「小野六流」のうち醍醐三流(三宝院流、金剛王院流、理性院流)の理性院流の根本道場でもあります。また室町時代初めまでは、醍醐寺座主を住僧の中より交代で出していた5つの子院「醍醐五門跡」の一つに数えられていた。

IMG_0913.jpg中門を入ると正面に「本堂」が見えます。1613年(慶長18年)に建立されました。

IMG_0914.jpgIMG_0907.jpg拝観受付所は、「客殿」の玄関から入ります。この時、10時17分で、数名の方が出て来られました。

玄関を上がって、左手に「拝観受付所」があって、拝観料800円と書き置きの御朱印代金1300円を納めると、首から掛ける名札を渡されるので、それを架けて堂内に入ります。

IMG_0887.jpg写真撮影の有無を聞くと本堂内だけがNGで、それ以外はOKと言うことで、先ずは「客殿」から見て回ります。

IMG_0906.jpgこの部屋に狩野探幽18歳の障壁画があります。ここでガイドさんの話しを聞きました。

IMG_0889.jpg客殿「上段の間」には、江戸初期の絵師・狩野探幽18歳の頃の作とされる「水墨山水図」が残り、現存する数少ない探幽十代の頃の障壁画として、その画風を知るうえで貴重な絵画です。

1617年(元和3年)頃に建てられた客殿の「上段の間」の床の間と南壁には狩野探幽が18歳の時に描いた障壁画が残る。京都で生まれた探幽は15歳で、江戸幕府の御用絵師となり、拠点を江戸に移しました。たまたま、18歳の1620年(元和16年)に京都に帰っていた探幽が、頼まれて、この障壁画を描いたと言います。この6年後、1626年(寛永3年)24歳の時に、二条城二の丸御殿の障壁画を描いています。

IMG_0891.jpgIMG_0892.jpgIMG_0893.jpg案内は、これだけで、この客殿を出て行き、次に本堂に向かいます。参考までに、この障壁画は本物で、1965年(昭和40年)に修復はされてるみたいですね。

IMG_0895.jpg客殿の裏手は結界があるので行けません。

IMG_0904.jpg客殿の右手後方には「歓喜天」と書かれた扁額が架かる「聖天堂」がありますが、今日は行けませんでした。

IMG_0894.jpg客殿から渡り廊下を通って「本堂」に入ります。

本堂の内部は、外陣、内陣、内々陣にの三室に別れ、中央に護摩壇が置かれています。内々陣の中央にある厨子には、80年に一度のみ御開帳される秘仏・太元帥明王像(非公開)が祀られており、前回は1985年(昭和60年)に公開され、次回の御開帳は2065年の予定です。左手には鎌倉時代作の毘沙門天立像を安置。右手には平安時代後期の一木造の「不動明王坐像」(重文)が安置されています。

IMG_0896.jpg次に不動明王坐像を見るために、お堂の向かって左手から右手に移動します。堂内での移動はできません。

IMG_0897.jpgIMG_0898.jpg堂内、向かって右手の入口から堂内に入りました。そこで重要文化財に指定されている不動明王坐像にお賽銭をし、お参りしました。

EPSON050a.jpg
理性院の拝観券の写真が平安時代後期の一木造の「不動明王坐像」(重文)でした。

IMG_0899.jpgIMG_0903.jpgIMG_0900.jpg案内も聞いて客殿の玄関から出て行きました。その前に書き置きの御朱印は受け取っています。

EPSON051.jpg
秘仏でご本尊の太元帥明王の御朱印でしたね。滅多に公開されないので、貴重な御朱印をいただきました。

IMG_0909.jpg出ると、少しだけ境内を散策しました。こちらは中門を入った右手にある建物で、詳細は分かりません。

IMG_0910.jpgIMG_0915.jpg本堂前にあった、綺麗に刈り込まれた松です。ここまでは普段から入れるかもです。未確認ですが。

IMG_0911.jpg最後に、「千躰地蔵」を見て出て行くことにしました。

IMG_0916.jpg10時33分に「中門」から出て行きました。

IMG_0919.jpgIMG_0918.jpgIMG_0920.jpgIMG_0921.jpg10時34分に「表門」から出ました。拝観者も少なく、じっくり見せて貰えました。

醍醐寺の拝観券で、三宝院は残っています。今日は11時に、醍醐寺にある「ル・クロ スゥ ル スリジェ」を予約してますが、まだ時間が早いです。次に三宝院に入ります。

この記事へのコメント