南禅寺界隈の傑作日本庭園「名勝 無鄰菴」へ

普段、InstagramやTwitterでフォローしている無鄰菴で、6月6日(火)の二十四節季の一つ「芒種」に因んだ季節限定の茶菓子を出されることを知りました。茶菓子は 安政3年創業 京菓子司 金谷正廣さん特製のお茶菓子ということで、知って直ぐに予約を入れたところ、9時からの時間帯を取れました😊。

無鄰菴には、2022年(令和4年)3月24日に予約して行って以来、約1年振りの訪問です。

無鄰菴には地下鉄東西線蹴上駅から歩いて10分足らずでしょう。ただ太秦天神川駅に早く着いた関係で、蹴上駅には予定より10分早く着きました。それで、無鄰菴までゆっくりゆっくり歩いて、少し遠回りのオマケまでして、8時55分に着きました。

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前回もそうでしたが、門は閉まったままです。他に行くとこもないので、ここで待ちました。時計を見ると9時少し回ったら門が開きました。

開門のとき、知らなかったら私を含めて3組の方が待たれてました。後ろを見てなかったのでね、知らなかったです。受付で名前を言ってパンフを貰います。2022年(令和4年)3月24日の時は、このまま庭に直行でしたが、この日は玄関から入るコースに変わってました。昨日は、梅雨の谷間で晴れて気温が上がりましたが、今日は梅雨空に戻り、どんよりした曇り空で、昼か昼前には雨降りと予報が出てました。それで折りたたみ傘は鞄に入れてます。

IMG_5620.jpg手前が受付で、奥が「玄関」です。玄関を入り靴を袋に入れ上がりました。庭園には母屋から降ります。

IMG_5553.jpg入ると母屋中央に設けられた「坪庭」には、「四方竹」が植えられています。

IMG_5554.jpg2018年(平成30年)7月20日に来た時は、玄関からは入れませんでした。先ずは「母屋」に行き、後続が来られ無い間に庭園の写真を撮りに行きます。

IMG_5555.jpg庭園には何処から降りても良いようで、私はカフェスペースから降りることにしました。

IMG_5556.jpg庭に降りました。東山を借景にした庭園には新緑の美しさと、今が見頃の花菖蒲が咲いています。これから庭園内を散策です。

IMG_5557.jpg庭園は、大きな空間に、水が流れています。写真中央に紫の花菖蒲が咲いています。

IMG_5558.jpgIMG_5560.jpgIMG_5561.jpgIMG_5562.jpg振り返って「母屋」を撮りました。このあと、人が入って来られたので振り返りません。

IMG_5563.jpg花菖蒲の他にも「クチナシ」が咲いてました。甘い香りがしています。

IMG_5564.jpgこの枠の中に、明治天皇から贈られた松が植わってました。今は枯れてありませんが、それは大事にされてて明治天皇には報告されていたそうですね。

IMG_5565.jpgIMG_5576.jpg苑内の中程、州浜越しに「大石」が置いてあります。この無鄰菴を造られた元老山縣有朋が自ら醍醐の山から切り出したと言われています。

IMG_5567.jpgここにも「クチナシ」咲いてました。このまま苑路を進み、最奥まで行ってみます。

IMG_5569.jpgIMG_5571.jpg無鄰菴の東側の最深部、もっとも高い東端に「三段の滝」があります。ここで植治は1段で水を落とし、2段と3段で左右に振るという手法をとりました。

IMG_5572.jpgIMG_5573.jpgIMG_5574.jpg苑内に流れる小川を飛び石で渡ります。飛び石の真ん中から「母屋」が見えました。ここでは浅いので落ちる心配ありません😊。

IMG_5577.jpgIMG_5579.jpgIMG_5580.jpgここから紫の花菖蒲が見えました。よくよく見ると、近くに行けません。望遠で撮りました。

IMG_5582.jpgIMG_5578.jpgIMG_5583.jpgIMG_5584.jpgIMG_5585.jpg苑路を進むと「茶室」があります。いつも通りに内部を覗いたあと、洋館へ。

IMG_5586.jpg歴史の舞台となった「洋館」は、帰りに寄ります。

IMG_5587.jpgIMG_5589.jpgIMG_5590.jpgIMG_5591.jpgIMG_5593.jpg再び「母屋」に戻ったので、靴を脱いで上がります。このあと、今日来た目的の茶菓子をいただきます。

IMG_5595.jpg私が上がると、3組の方が庭に降りて行かれました。そして茶菓子を注文し、しばし待つことに。

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茶菓子は 安政3年創業 京菓子司 金谷正廣さん特製で練り切りです。大変美味しかったです。これだけで来て良かったと思えました😊。

IMG_5604.jpgIMG_5607.jpgお菓子をいただいたあと、お抹茶もいただいて、ゆっくりさせて貰いました。このあと、再び靴を履いて洋館に向かいました。

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1903年(明治36年)4月21日、元老山縣有朋、立憲政友会総裁の伊藤博文、 総理大臣の桂太郎、外務大臣の小村寿太郎の4人によって、日露戦争直前の我が国の外交方針を決める「無鄰菴会議」が、ここで開かれました。

スマホの機能が良いから、フラッシュを使わずとも綺麗に撮れます。1階をスルーして2階から見学しました。やっぱり、ここは外せないです。

IMG_5613.jpg無鄰菴会議の舞台となった部屋を出ると、山縣家から寄贈された椅子がありました。このあと1階を見て回ります。

IMG_5608.jpgIMG_5615.jpg苔むすテラリウム展」が1階で開催されてました。6月1日〜7月7日まで。5回目になる展示は、LEDの光と水だけで育った10年モノの作品を展示されてました。

IMG_5616.jpgIMG_5617.jpgIMG_5618.jpg洋館は、扉が閉まってて、それにエアコンがありません。歴史的な重要な物があるので仕方ないけど、少し蒸し暑かったですね。早々と出ました。

IMG_5621.jpgIMG_5622.jpgIMG_5623.jpg洋館から母屋に戻らずに、庭園から直接出て行きました。この時、9時30分でした。

無鄰菴を出て、年間バスボートがある向かいの京都市立動物園に行くつもりでしたが、11時頃から雨降りの予報が出ていたので、帰りも地下鉄東西線蹴上駅に向かいました。

IMG_5624.jpg9時47分に来た電車に乗りました。蹴上駅は、あの体調が悪かった5月9日以来です。

10時45分頃に家に帰りました。今にも雨が降ってきそうでしたが、雨降りは午後からでした。傘は必要ありませんでしたが、梅雨に入っているので湿気が多くて、少々疲れました😊。

この記事へのコメント

2023年07月05日 22:43
無鄰菴の庭園は、いつ訪れても
間違いありませんが、ハナショウブの
咲く季節もいいですね。梅雨時の
濃さを増した緑に、紫の色が映えます。
今回は、母屋から庭園に下りる順路でしたか。
その母屋から見た庭の美しさに、
目を見張る思いです。建物と庭と、
一体になってる事がよく分かりますね。
壬生里
2023年07月06日 18:58
yasuhikoさんへコメントありがとうございます。

山縣有朋作庭の無鄰菴は、何度も来ているので、今回は京菓子司 金谷正廣さん特製のお茶菓子をいただきに訪問しました。
花菖蒲もTwitterの情報で咲いているのは分かってましたが、近づけなかったのは残念です。
また、何かのイベントがあれば再訪したいです。