元離宮二条城「令和5年度春期 花の回廊~〈黒書院〉牡丹の間の障壁画~」へ
6月8日(木)夕刻から雨が降り始め、夜中には大雨が降ったようです。寝ていたので知りませんが😊。起きたらスマホにアラームが出てました。起きると、東海から関東にかけて大雨が降っていましたね。この日は、当初の予定どおりに、元離宮二条城に向かいます。
元離宮二条城では、6月18日(日)まで「展示収蔵館」で「令和5年度春期 花の回廊~〈黒書院〉牡丹の間の障壁画~」がされていて、同じ行くなら元離宮二条城での紫陽花が見頃になるまで待ってました😊。
いつも二条城に行く時の電車より、5分早く地下鉄東西線二条城前駅に着いて、地上に上がりました。ここ最近の混雑を考えたわけです。
開城は8時45分ですが、8時38分に「東大手門」(重文)前を通りました。
そこから前方を見ると、券売機前の行列は、殆どが修学旅行生さんか外国人観光客のように思えました。いつものように「最後尾はこちらです」のプラカードを持つ人を横目に入城口に向かいます。先頭は外国人観光客さんでした。スマホで入城券を買われていたようです。ただ、私は、年間バスボートを購入して、今日で3回目です。門が開いたら、真っ直ぐに目的地に向かいました。
今日は珍しく8時45分前に開城されました。それで「唐門」(重文)に着いたのが8時44分でしたね。
今日も、国宝「二の丸御殿」には入りません。真っ直ぐ特別名勝「二の丸庭園」に入ります。
今日の目的は西南隅櫓エリアのアジサイです。ただ、ここはいつも空いているので、先に二の丸庭園に来て訳です。
1939年(昭和14年)名勝に指定、1953年(昭和28年)に 国の特別名勝の指定を受けた見事な庭園は何度きても開きません。
ここも、あっさり見て二の丸庭園を出ました。予定では、ここを出たら西南隅櫓に向かいます。
本丸を見ると、久しぶりに本丸御殿が見えています。長い間、工事用の幕で覆われていたので、それなら予定を変更し、本丸に入ります。
本丸には「東橋」を渡って「本丸櫓門」をくぐります。
門をくぐると、正面に「本丸御殿」が見えました。耐震工事と聞いてますが、長かったですね。
2007年(平成19年)から公開を休止されているので、公開が待たれます。
今日は、天守台に登るつもりは無かったです。ただ、久しぶりに姿を現した本丸御殿を上から見たくなって、それで天守台に向かうことに。
この姿を上から見てます。アジサイ苑に行くのが遅くなりますが仕方ないです。
8時52分に「天守台」に登りました。まだまだ後続が来る気配はありません。
比叡山は、雲に隠れています。本丸御殿に入ったのはいつ頃だったかなぁ・・・写真探しても無かったら相当前です。
東の方向を見ています。東山は雲がかかっています。
南の方向を見ています。
あとで訪れる「西南隅櫓」を見ています。アジサイは隙間から咲いているのが見えました。
紫陽花を撮りたいので、急いで天守台を降ります。休憩したいところ、椅子が雨で濡れているので座れないから😊。
8時55分に「本丸庭園」を出ました。天守台から見て、まだ本丸には人が入ってきてないです。
本丸を出て「西橋」を渡ります。ここから左に行けば西南隅櫓エリアに行けます。
9時ちょうどに「西南隅櫓エリア」に着きました。見頃は中旬と出てましたが、これだけ咲いていたら充分です。
普段は非公開の西南隅櫓アリアでは、とっておきの小径に5種類(アジサイ、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、ヒメアジサイ、タマアジサイ)の紫陽花が見頃を迎えてました。普段は、遠くから望む西南隅櫓を間近で見られるのも良いです。
石段は登れませんが、こうして重要文化財に指定されている西南隅櫓を間近で見られます。
今日は曇り空ですが、晴れより曇り空や雨降りの方がアジサイは綺麗ですね。空気もしっとりとしてて綺麗に咲いててくれました。
西南隅櫓前は「梅林」です。根元に何かが落ちているので近づいてみると梅の実なんですね。ここではどうされるのでしょうか?。
もう9時を回っているので、今日の目的である展示収蔵庫に向かいます。見えているのは「西南土蔵」(重文)です。
再び西橋を通過し、「西北土蔵」(重文)までやって来ました。
城内の北側まで歩いて来ました。本丸の天守台を見ると、まだ誰も来られてないように見えます。
重要文化財に指定されている「北中仕切門」を、これからくぐります。城内に入ってから、ここまで誰とも出会いません。
門を入った所にある「加茂七石」です。ここまで来ると、姿は見えませんが賑やかな声が聞こえます。
昭和に作庭された芝生の綺麗な「清流園」に入りました。ところで通常非公開の「香雲亭」が全開となっています。この時は何故かなぁ・・・・と。理由は・・・?。
午後に偶然テレビのチャネルを変えて分かりました。NHK総合の「京コトはじめ 町屋・たんす・着物・洗い仕事」(15時10分~15時55分)に「香雲亭」から生中継されてました。京都外国語大学教授のジェフ・パーグランドさんらが出演されてましたね。多分、その準備をされていたんだと思います。
清流園を出ました。ここから二の丸庭園の出口、本丸庭園の入口に、多くの学生さんが居ました。御殿と庭園を見学し出て来られたようです。
通常は非公開の「北大手門」(重文)。東大手門が工事中の時に、唯一通れました。
こちらは、京都地方気象台の標準木のソメイヨシノです。今年は、3月17日(金)に開花宣言をだされ、この日から4日後の3月24日(金)に満開宣言を出されました
9時18分に「展示収蔵館」に入りました。ここは別途100円要りますが、年間バスボートを持っていると必要ありません。
今回の「令和5年度春期 花の回廊~〈黒書院〉牡丹の間の障壁画~」は、令和5年4月20日(木)~6月18日(日)まででした。二条城のHPに以下のように書かれています。
二の丸御殿の牡丹の間は〈黒書院〉の東廊下にあたり、その北側の壁や西側の 襖の《牡丹図》は、1626年(寛永3年)の大改修時に制作されたものです。しかし、一連の《牡丹図》の中で壁に貼られた2面は、他の画面に比べて古い様式を示しており、筆者だけでなく描かれた時代も異なる可能性を残しています。徳川家康が将軍になった慶長年間には、この《牡丹図》2面のように、雲や岩などを手前から奥に配置して奥行きを示す描き方が見られたので、未だ資料がほとんどない家康時代の御殿の障壁画だったのでは?と想像の翼を広げさせてくれます。1626年(寛永3年)の障壁画制作では、二の丸御殿の廊下すべてに花鳥草木が描かれましたが、幕末までに牡丹の間の《牡丹図》のみを残して失われ、現在の御殿は、1897年(明治30年)代に制作された障壁画が飾っています。一方、東側の戸襖は、江戸時代中期には障壁画が貼り付けられていなかったところ、1886年(明治19年)に、元は御殿の別の部屋の襖絵であった《梅図》が改装されて貼り付けられました。この二年前の1884年(明治17年)二条城は皇室の離宮となることが決定し、その翌年から修理事業が始まりました。元来、《梅図》のうち紅梅は〈大広間〉の、白梅は〈遠侍〉の、それぞれ納戸の入り口側の襖絵でした。〈大広間〉の納戸は四の間の西側の襖を開けたところにあります。〈大広間〉四の間の岩に止まる鷹が描かれている襖の裏面であった紅梅の画面には、鷹を描く下書きの線が透けて見えます。透けて見える鷹は、下書きを描き始めたものの不採用となり、その上から金箔を貼られて、紅梅図の一部になったと考えられます。御殿の変遷を物語り、障壁画制作の現場を垣間見せる花の障壁画を間近からお楽しみください。
9時34分に出ました。16分も館内にいたことになります。蒸し蒸しして暑かったこともあって、ゆっくり鑑賞させて貰いました。次回は・・・?。
令和5年度 夏期「勅使を迎える青楓 ~〈遠侍〉勅使の間~」原画公開 7月13日(木)~9月10日(日) 関連企画 特別入室〈大広間〉勅使の間(下段)(7月から8月の約30日間を予定)
展示収蔵館を出て、休憩所に入ろうとしたら、修学旅行生たちが入っていかれたので、そのまま出て来ました。この時、9時43分でした。
地下鉄東西線二条城前駅から電車に乗って天神川駅まで行き、そこで帰りのバスを待っています。
今日は、二条城だけで帰りました。年間バスボート(2600円)を購入して、今回で3回目(800円✕3)の登城です。あと一回で確実に元が取れま😊す。
元離宮二条城では、6月18日(日)まで「展示収蔵館」で「令和5年度春期 花の回廊~〈黒書院〉牡丹の間の障壁画~」がされていて、同じ行くなら元離宮二条城での紫陽花が見頃になるまで待ってました😊。
いつも二条城に行く時の電車より、5分早く地下鉄東西線二条城前駅に着いて、地上に上がりました。ここ最近の混雑を考えたわけです。
開城は8時45分ですが、8時38分に「東大手門」(重文)前を通りました。
そこから前方を見ると、券売機前の行列は、殆どが修学旅行生さんか外国人観光客のように思えました。いつものように「最後尾はこちらです」のプラカードを持つ人を横目に入城口に向かいます。先頭は外国人観光客さんでした。スマホで入城券を買われていたようです。ただ、私は、年間バスボートを購入して、今日で3回目です。門が開いたら、真っ直ぐに目的地に向かいました。
今日は珍しく8時45分前に開城されました。それで「唐門」(重文)に着いたのが8時44分でしたね。
今日も、国宝「二の丸御殿」には入りません。真っ直ぐ特別名勝「二の丸庭園」に入ります。
今日の目的は西南隅櫓エリアのアジサイです。ただ、ここはいつも空いているので、先に二の丸庭園に来て訳です。
1939年(昭和14年)名勝に指定、1953年(昭和28年)に 国の特別名勝の指定を受けた見事な庭園は何度きても開きません。
ここも、あっさり見て二の丸庭園を出ました。予定では、ここを出たら西南隅櫓に向かいます。
本丸を見ると、久しぶりに本丸御殿が見えています。長い間、工事用の幕で覆われていたので、それなら予定を変更し、本丸に入ります。
本丸には「東橋」を渡って「本丸櫓門」をくぐります。
門をくぐると、正面に「本丸御殿」が見えました。耐震工事と聞いてますが、長かったですね。
2007年(平成19年)から公開を休止されているので、公開が待たれます。
今日は、天守台に登るつもりは無かったです。ただ、久しぶりに姿を現した本丸御殿を上から見たくなって、それで天守台に向かうことに。
この姿を上から見てます。アジサイ苑に行くのが遅くなりますが仕方ないです。
8時52分に「天守台」に登りました。まだまだ後続が来る気配はありません。
比叡山は、雲に隠れています。本丸御殿に入ったのはいつ頃だったかなぁ・・・写真探しても無かったら相当前です。
東の方向を見ています。東山は雲がかかっています。
南の方向を見ています。
あとで訪れる「西南隅櫓」を見ています。アジサイは隙間から咲いているのが見えました。
紫陽花を撮りたいので、急いで天守台を降ります。休憩したいところ、椅子が雨で濡れているので座れないから😊。
8時55分に「本丸庭園」を出ました。天守台から見て、まだ本丸には人が入ってきてないです。
本丸を出て「西橋」を渡ります。ここから左に行けば西南隅櫓エリアに行けます。
9時ちょうどに「西南隅櫓エリア」に着きました。見頃は中旬と出てましたが、これだけ咲いていたら充分です。
普段は非公開の西南隅櫓アリアでは、とっておきの小径に5種類(アジサイ、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、ヒメアジサイ、タマアジサイ)の紫陽花が見頃を迎えてました。普段は、遠くから望む西南隅櫓を間近で見られるのも良いです。
石段は登れませんが、こうして重要文化財に指定されている西南隅櫓を間近で見られます。
今日は曇り空ですが、晴れより曇り空や雨降りの方がアジサイは綺麗ですね。空気もしっとりとしてて綺麗に咲いててくれました。
西南隅櫓前は「梅林」です。根元に何かが落ちているので近づいてみると梅の実なんですね。ここではどうされるのでしょうか?。
もう9時を回っているので、今日の目的である展示収蔵庫に向かいます。見えているのは「西南土蔵」(重文)です。
再び西橋を通過し、「西北土蔵」(重文)までやって来ました。
城内の北側まで歩いて来ました。本丸の天守台を見ると、まだ誰も来られてないように見えます。
重要文化財に指定されている「北中仕切門」を、これからくぐります。城内に入ってから、ここまで誰とも出会いません。
門を入った所にある「加茂七石」です。ここまで来ると、姿は見えませんが賑やかな声が聞こえます。
昭和に作庭された芝生の綺麗な「清流園」に入りました。ところで通常非公開の「香雲亭」が全開となっています。この時は何故かなぁ・・・・と。理由は・・・?。
午後に偶然テレビのチャネルを変えて分かりました。NHK総合の「京コトはじめ 町屋・たんす・着物・洗い仕事」(15時10分~15時55分)に「香雲亭」から生中継されてました。京都外国語大学教授のジェフ・パーグランドさんらが出演されてましたね。多分、その準備をされていたんだと思います。
清流園を出ました。ここから二の丸庭園の出口、本丸庭園の入口に、多くの学生さんが居ました。御殿と庭園を見学し出て来られたようです。
通常は非公開の「北大手門」(重文)。東大手門が工事中の時に、唯一通れました。
こちらは、京都地方気象台の標準木のソメイヨシノです。今年は、3月17日(金)に開花宣言をだされ、この日から4日後の3月24日(金)に満開宣言を出されました
9時18分に「展示収蔵館」に入りました。ここは別途100円要りますが、年間バスボートを持っていると必要ありません。
今回の「令和5年度春期 花の回廊~〈黒書院〉牡丹の間の障壁画~」は、令和5年4月20日(木)~6月18日(日)まででした。二条城のHPに以下のように書かれています。
二の丸御殿の牡丹の間は〈黒書院〉の東廊下にあたり、その北側の壁や西側の 襖の《牡丹図》は、1626年(寛永3年)の大改修時に制作されたものです。しかし、一連の《牡丹図》の中で壁に貼られた2面は、他の画面に比べて古い様式を示しており、筆者だけでなく描かれた時代も異なる可能性を残しています。徳川家康が将軍になった慶長年間には、この《牡丹図》2面のように、雲や岩などを手前から奥に配置して奥行きを示す描き方が見られたので、未だ資料がほとんどない家康時代の御殿の障壁画だったのでは?と想像の翼を広げさせてくれます。1626年(寛永3年)の障壁画制作では、二の丸御殿の廊下すべてに花鳥草木が描かれましたが、幕末までに牡丹の間の《牡丹図》のみを残して失われ、現在の御殿は、1897年(明治30年)代に制作された障壁画が飾っています。一方、東側の戸襖は、江戸時代中期には障壁画が貼り付けられていなかったところ、1886年(明治19年)に、元は御殿の別の部屋の襖絵であった《梅図》が改装されて貼り付けられました。この二年前の1884年(明治17年)二条城は皇室の離宮となることが決定し、その翌年から修理事業が始まりました。元来、《梅図》のうち紅梅は〈大広間〉の、白梅は〈遠侍〉の、それぞれ納戸の入り口側の襖絵でした。〈大広間〉の納戸は四の間の西側の襖を開けたところにあります。〈大広間〉四の間の岩に止まる鷹が描かれている襖の裏面であった紅梅の画面には、鷹を描く下書きの線が透けて見えます。透けて見える鷹は、下書きを描き始めたものの不採用となり、その上から金箔を貼られて、紅梅図の一部になったと考えられます。御殿の変遷を物語り、障壁画制作の現場を垣間見せる花の障壁画を間近からお楽しみください。
9時34分に出ました。16分も館内にいたことになります。蒸し蒸しして暑かったこともあって、ゆっくり鑑賞させて貰いました。次回は・・・?。
令和5年度 夏期「勅使を迎える青楓 ~〈遠侍〉勅使の間~」原画公開 7月13日(木)~9月10日(日) 関連企画 特別入室〈大広間〉勅使の間(下段)(7月から8月の約30日間を予定)
展示収蔵館を出て、休憩所に入ろうとしたら、修学旅行生たちが入っていかれたので、そのまま出て来ました。この時、9時43分でした。
地下鉄東西線二条城前駅から電車に乗って天神川駅まで行き、そこで帰りのバスを待っています。
今日は、二条城だけで帰りました。年間バスボート(2600円)を購入して、今回で3回目(800円✕3)の登城です。あと一回で確実に元が取れま😊す。
この記事へのコメント
大昔の記憶しか無いせいかも知れませんが、
魅力的な庭園が多いので驚きました。
普段非公開の紫陽花エリアまであるんですね。
NHKの『京コトはじめ』は、これまで何度か
観た事があります。番組ゲストの背景に
見えていた庭園はここだったんですね。
朝一の二の丸庭園を景観を独り占めですか。なんと贅沢。
写真で見るだけの圧巻の美しさ。幸せな気分になるでしょうね。
しっとりしたアジサイの群生にも癒されます。
私も中学校の修学旅行以来、何度か訪れていますが、またじっくりと散策してみたいです。やはり朝一番が狙い目のようですね。
あっ、そういえば私も、こちらの二の丸御殿の遠侍によく似た建築を記事にアップしましたよ。
二条城では、国宝二の丸御殿、特別名勝の二の丸庭園、本丸庭園、天守台、清流苑をじっくり見ると、半日はかかりますね。結構広いです。ただ、今は外国人観光客が多いので、ゆっくり鑑賞はできないでしょう。
長らく工事用の覆いで隠れていた本丸御殿の姿が見えるようになって、いよいよ公開が待たれます。
私が二条城に初めて訪れたのは、社会人になってからです。当時、二条城まで、そんなに遠くなかっのに、いつでも行けると思っていたら、20歳を超えてました。( ^_^)
京都生まれで、現在は東京在住の姉は、まだ二条城には行ったことがないので、こんど帰省したら案内しようかと。( ^_^)
京都市民限定の年間バスボートは重宝しています。現在、チケット売場には大行列ができているので、並ばなくいいし、いち早く入れるのもいいですね。また、来年も多分、更新するでしょう。( ^_^)