日蓮宗 大本山 妙顕寺「秋の特別拝観」へ

妙覺寺を出て上御霊通りを東に進みます。暫くするとコインパーキングがあるので南に下ると妙顕寺に境内が見えます。寺之内通り沿いの正門から境内に入るのは帰りにして、最短コースで境内に入ることにしました。

この日、最後の訪問は、日蓮宗 大本山 妙顕寺で、12月10日(日)まで「秋の特別拝観」が開催中でした。今日は、ここが目的でした・・・と言うのも、妙顕寺さんから特別拝観券を2枚いただいたからです。使用期限が2024年10月31日までで、この秋の紅葉と、来年春の桜の時期に使うことにして、先ずは、本日紅葉で来て見ました。

妙顕寺に行くだけでは勿体ないので、近くの西陣 興聖寺と妙覺寺を合わせて来て見ました。妙覺寺は行く予定にしてませんでしたが、紅葉が見頃と出ていたので追加したわけです。

IMG_1107.jpgIMG_1108.jpgIMG_1109.jpg10時42分に着きました。拝観受付所は「庫裏」の中にあります。

入ると左手に受付があったので、そこで招待券を差し出しました。日蓮宗大本山 妙顕寺では、「人が集う場」に。と言うことで書院改修にご支援を、とクラウドファンディングを募集され、リターンに拝観券御朱印をいただきました。

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報恩」と書いてあります。周りから良くしてもらったら感謝する。自分が受けた恩は、次には誰かに恩で返す。ご恩を循環することで、それはまた巡り巡って自分に還ってくるものとの意です。

IMG_1110.jpg靴を下駄箱に入れ上がると、創業江戸寛政年間の小嶋商店作成の巨大な提灯が出迎えてくれます。

IMG_1130.jpgIMG_1112.jpgIMG_1113.jpg最初に「客殿」に行き、「四海唱導の庭」の紅葉を撮ります。この庭は、北朝第4代後光厳天皇より賜った扁額より名付けられました。天気良すぎて眩し過ぎです。

IMG_1205.jpgIMG_1208.jpgIMG_1209.jpgこの庭は「勅使門」に面し、貴人を迎えるための庭です。四海唱導とは「世界中のあらゆる人々を法華経の教えに導き、その功徳によって人々を救おう」とむいう意味が込められているという。

IMG_1117.jpg客殿」の東の部屋です。襖絵は「諸法実相、対極の庭」と題して、塩澤文男画伯の作品。以前は書院にありました。(現在、書院が工事中のため)

IMG_1119.jpgIMG_1201.jpg客殿」中央には仏間が、西の部屋には加地金襴株式会社の「西陣織」の作品が展示してありました。ここも「まるごと美術館」でした。

IMG_1132.jpgIMG_1133.jpgここも「まるごと美術館」の作品が展示してあり見せて貰いました。

IMG_1134.jpgIMG_1158.jpg次の見所が「孟宗竹の坪庭」です。毎年、新しい竹が生えるので場所や形が異なることになります。以前、ネスカフェのCMの背景に使われました。

次に「光琳曲水の庭」を見に行きます。前途したとおり書院は工事中でした。この工事費を捻出するためクラウドファイティングされたんです。進行方向の左が書院で工事中の幕に覆われています。そこで先に「茶室」を見に行くことにしました。

IMG_1140.jpgIMG_1141.jpg2021年(令和3年)11月26日に来た時は閉まってた「茶室」を見られて良かったです。

IMG_1139.jpgIMG_1137.jpg光琳曲水の庭」を南側から見ています。

IMG_1136.jpg庭園の南側には「円窓」があって、椅子に座って見られます。ここから見える紅葉が綺麗でした。

IMG_1145.jpgこのあと、もっとも奥にある「宝物館」まで行きました。館内は撮影禁止です。ゆっくり寺宝を見せて貰いました。

IMG_1147.jpgIMG_1148.jpg尾形光琳の「紅白梅図」を模して作庭された「光琳曲水の庭」。ここから見るのがベストなんですが、まるで逆光、眩しすぎです。

IMG_1151.jpgIMG_1152.jpgIMG_1154.jpgIMG_1155.jpgIMG_1157.jpg光琳曲水の庭」は書院が工事中のため少し残念でしたし、逆光・・・は仕方ないですね。

IMG_1162.jpgIMG_1161.jpgここも「まるごと美術館」の作品が展示されてました。植司(部屋庭)で、庭師の皆川拓哉さんの作品「七名石」でした。

IMG_1174.jpgIMG_1175.jpg本堂脇の紅葉も綺麗です。ただ、こちらは後程下から見てみます。そして本堂に入ってお参りさせて貰いました。

IMG_1183.jpg次に2021年(令和3年)11月26日も公開されていた「鬼子母神堂」に向かいます。

IMG_1187.jpgIMG_1188.jpg鬼子母神堂」に来ました。なお、お隣のは「三菩薩堂」です。

IMG_1189.jpg鬼子母神堂」の堂内に入りました。

IMG_1192.jpgIMG_1193.jpgIMG_1195.jpgIMG_1196.jpgIMG_1197.jpg鬼子母神堂から本堂の全面を通って、渡り廊下に来ました。この辺りの紅葉が綺麗です。

IMG_1199.jpg渡り廊下から見た「客殿」です。赤く染まった紅葉も綺麗です。

IMG_1200.jpgIMG_1212.jpg11時14分に、ここを出ました。帰りは正門から出て行く予定です。

IMG_1213.jpgIMG_1214.jpgIMG_1216.jpgIMG_1217.jpgこちらは「妙見菩薩像」で、この周りの紅葉が、まさに見頃です。綺麗でした。

IMG_1218.jpg先程、堂内に入った「本堂」を正面から見ています。

IMG_1219.jpgこちらも先程入った「鬼子母神堂」です。この前の紅葉が綺麗です。

IMG_1220.jpg三菩薩堂」です。日蓮聖人・日朗聖人・日像聖人が祀られているお堂です。

IMG_1221.jpgIMG_1224.jpgIMG_1225.jpgIMG_1226.jpg11時18分に「総門」(重文)から出て行きました。総門を入って直ぐの紅葉も見事なまでに綺麗です。

IMG_1228.jpg総門を出て、直ぐの左手に見事な紅葉があったので、最後に撮りました。

ここから寺之内通りを東に進み、そのまま烏丸通りまで出て、そこから南に下がって地下鉄に乗り帰路につきました。西陣 興聖寺、妙覺寺、妙顕寺と回りましたが、すべて紅葉は見頃でした。良いタイミングでしたね。

今年は、これが最後の記事です。来年は1月4日から再開します。どうぞよいお年をお迎えください。

この記事へのコメント

2024年01月01日 22:44
明けましておめでとうございます。
ご無沙汰している間に年が明けてしまいました。
妙顕寺、さすが日蓮宗の大本山。上品な伽藍や内装。庭園も素晴らしい。
紅葉が見事で映えますね。更にアートの展示も行われているなんて。
いい時期に訪れましたね。
竜の画にも見入ってしまいました。古来から神秘的かつ力強さを感じさせ、その裏には権力も見え隠れしているように思えました。見応えたっぷりです。
私のブログ更新はスローペースですが、今年もよろしくお願いします。
能登半島の地震や津波が心配ですね。被害が少ないことを祈ります。
壬生里
2024年01月02日 10:37
ミクミティさんへコメントありがとうございます。

私はリタイヤして3年目となるので、今年も天気次第で、京都を散策するつもりです。

私も記事を書くより、写真の整理に時間がかかるので、だいたい記事は一ヶ月ぐらい遅れます。今は秋の紅葉ですが、今年は特に嵐山など紅葉の各地は人が多かったですと言うより多過ぎですね。なるべく空いている所を狙って行ってみました。冬の嵐山は従来なら人は閑散としてましたが、今は冬場でも多いです。ほぼ外国人観光客ですけど。公共交通機関も混雑しているので、空いている所を探すのもしんどいですね。オーバーツリヅズムの解消を願うばかりです。