山茶花咲く臨済宗 天龍寺派 等持院へ

12月20日(水)は、毎月の所用の日。いつものように所用の空き時間に出掛けます。先月は仁和寺に紅葉を見に行きました。そして、この日は市バスに乗って、龍安寺前バス停で降り、向かったのが等持院でした。等持院も紅葉は綺麗ですが、全て散っているのでしょう。目的は綺麗な庭園を見ながら美味しいお菓子をいただこうと思ったからです。

龍安寺前バス停で降り、世界遺産 龍安寺には行きません。バスは9時前に降りましたが、もうこの時間では多くの観光客で賑わってことでしょう。修学旅行生や、ここは特に外国人観光客が多いです。石庭前には2列か3列の人が座られてるでしょう。多分ですが😊。

IMG_2063.jpg9時2分に等持院西側の通用門から入りました。天気予報では明日から10年に一度の大寒波が襲来とありましたが、この日も寒かったです。最低気温は2.5℃でしたし、最高気温は11.8℃しか上がりませんでした。

IMG_2064.jpg最近では9月20日に来ています。さっそく「表門」から入りました。

IMG_2065.jpg表門を入ると正面に「庫裏」があります。足利尊氏の家紋、「二つ引両」が見えています。

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拝観料は500円ですが、令和6年1月1日より600円に値上げされます。私はお茶券(500円)もお願いしました。

9時4分に入りましたが、靴箱に靴が無かったので、誰も居ないでしょう。お茶券は庭園散策後にお願いしました。

IMG_2066.jpgIMG_2067.jpg拝観順路は逆ですが、先に書院から庭園に降ります。空いている間に庭園巡るためです。ただ、冬場の等持院は来られる方は少ないでしょうね。

IMG_2069.jpgここは綺麗にされています。朝から拭き掃除されたのでしょう、少々床が濡れてました。「書院」からスリッパを履いて庭に降りました。

IMG_2068.jpg南天(ナンテン)」の赤い実が綺麗です。

IMG_2072.jpgここに来たら先に「芙蓉池」越しに茶室清漣亭」を捉えます。ここからの風景が私は好きです。

IMG_2074.jpgIMG_2092.jpg芙蓉池には優雅に錦鯉が泳いでいます。今年は綺麗な「サツキ」が見られました。

IMG_2076.jpg南天(ナンテン)」を見ながら、茶室清漣亭」に向かいます。

IMG_2077.jpg芙蓉池にはススキもありました。

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茶室清漣亭」の室内は見られます。ただ上がることはできません。

IMG_2082.jpgこの茶室前には「蹲踞」がありますが、見所はまだまだあります。

IMG_2084.jpg茶室横にある「司馬温公形手水鉢(しばおんこうがたちょずばち)」です。昔の中国(北宋)の政治家である、司馬温公(しばおんこう)が、子供の時に水甕にはまって溺れかけた友達を石で高価な甕を割って助けた故事にちなんで名付けられました。

IMG_2087.jpgこちらの灯籠が「等持院型石灯籠」といいます。竿は四角形、中台は六角形で、火袋に日月文様が穿ってあります。

IMG_2089.jpgIMG_2090.jpg茶室「清漣亭」から再び「書院」側に降りて来ました。このあと心字池に向かいます。そのあと、ここでお菓子をいただく予定です。

IMG_2094.jpgIMG_2095.jpg芙蓉池から心字池に向かう途中にある「足利尊氏公のお墓」に寄りました。室町幕府初代将軍の宝篋印塔がそれです。台座には足利尊氏の命日延文3年4月30日の文字「延文三年」、左に「四月三十日」が書かれています。

IMG_2097.jpg心字池までやって来ました。すっかの紅葉は散ってます。ここから心字池を見ながら回ってきます。

IMG_2098.jpgIMG_2099.jpg今まで気づかなかったけど、礎石がありました。何処のかなぁ?。

IMG_2100.jpgIMG_2101.jpg右に見えている建物が「霊光殿」です。こちらも後程入ってお参りします。

IMG_2102.jpgIMG_2103.jpgIMG_2104.jpgIMG_2105.jpg霊光殿の先に、やっと「山茶花(サザンカ)」を見つけました。ピンクの花が綺麗です。

IMG_2106.jpgIMG_2108.jpgIMG_2110.jpgこちらは白色の「山茶花(サザンカ)」が咲いています。

IMG_2111.jpgIMG_2112.jpgIMG_2114.jpgIMG_2115.jpgIMG_2116.jpgIMG_2118.jpgIMG_2119.jpg山茶花(サザンカ)」は散り始めてます。この時期に見られる花が少ないので、これだけでも良かったです。

IMG_2122.jpgIMG_2124.jpgIMG_2126.jpgIMG_2129.jpgIMG_2132.jpg 心字池周りを歩いて行くと、心字池に突き出た小島に着きました。そには「妙音閣」がありました。

IMG_2133.jpgIMG_2134.jpgIMG_2135.jpgIMG_2136.jpgIMG_2137.jpg1950年(昭和25年)にジェーン台風で倒壊したので、今は礎石のみです。再建はされないみたいですね。

IMG_2138.jpgIMG_2139.jpgIMG_2140.jpgIMG_2141.jpgIMG_2143.jpgこの辺りも「山茶花(サザンカ)」が咲いており、その横には足利家15代供養塔十三重塔」。その左横には、赤松柳史の高弟 青山柳為句碑芙蓉池に風あるやなし 落下舞ふ」がありました。

IMG_2144.jpgその横には「臨済宗天龍寺派管長 関牧翁胸像」(左)と「中興天龍牧翁和尚大禅師」(右)がありました。

IMG_2145.jpg心字池を一周し、再び方丈裏まで戻ってきました。

IMG_2147.jpgIMG_2150.jpgIMG_2151.jpgIMG_2152.jpg再び書院に戻り、受付に行きお菓子を出して貰うようにお願いしました。

IMG_2154.jpgIMG_2155.jpgIMG_2156.jpgお菓子が届くまで、寒いけど綺麗な庭を見ながら、ここで暫く待ちました。

IMG_2159.jpgIMG_2160.jpg京菓子司 笹屋守栄」さんのお菓子で、このお菓子が美味しいので、来たらお願いしています。この日も美味しかったです😊。

IMG_2161.jpgIMG_2162.jpg時間があるので「霊光殿」に入りました。入ると正面には、室町幕府初代将軍・足利尊氏公が日頃信仰されていた地蔵尊(弘法大師空海作)を本尊に左右に達磨大師像と夢想国師像が祀られているのでお参りしました。次に向かって右から若き日の徳川家康像から、歴代足利将軍木像(5代と14代を除く)が安置されているので、ゆっくり見てから出て行きました。

IMG_2166.jpgIMG_2168.jpgIMG_2171.jpgIMG_2172.jpg霊光殿を出て、次に「方丈(本堂)」に行きました。「方丈前庭」には綺麗な砂紋が描かれています。

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最後になりましたが、「方丈」の仏間に祀られているご本尊の「釈迦牟尼仏」にお参りして、出て行くことにしました。

IMG_2179.jpgIMG_2180.jpgIMG_2182.jpg9字43分に等持院の表門から出て行きました。

IMG_2184.jpg表門を出ると向かいに鐘楼があります。西側には行きに通ってきた通用門がありますが、帰りは違うルートから戻ります。

IMG_2186.jpg先程「方丈(本堂)」から見た「勅使門」です。

IMG_2187.jpgIMG_2188.jpgIMG_2189.jpg先に中門が見える所に「マキノ省三像」があります。今は面影ありませんが、この等持院には、かつて等持院撮影所がありました。1912年(明治45年)に誕生し、1932年(昭和7年)に閉鎖されましたが、映画の歴史は現在京都にある二つの撮影所に受け継がれています。

IMG_2192.jpgこちらが「中門」です。今は等持院に行くのに迷うことはありませんが、初めてきたときは探しました😊。

IMG_2191.jpgIMG_2194.jpgこちらが等持院の「山門」になります。かつて等持院が広大だったことを物語る門ですね。

等持院山門を出て、嵐電「等持院•立命館大学衣笠キャンパス前駅」まで来ました。いつもは嵐電に乗りますが、今日は、そのまま踏切を渡って、そのまま南下します。初めての通りですが、結構な下りでした。途中で車が通れなくなるほど道幅が狭い所に出て、そのまま下ると一条通りに出て、向かいにバス停が見えました。

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初めて「等持院南町バス停」まで来ました。ここからバスに乗るのは初めてです。

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バスが仁和寺二王門前を通過しています。ここまで来ると、乗ってる人はほぼ居ません😊。

このあと所用先に戻り、一箇所だけ寄り道してから帰りました。

この記事へのコメント

2024年01月21日 11:58
等持院へ訪れたのは、もう相当前。だいぶ記憶が薄れています。
紅葉が綺麗だった思い出がありますが、紅葉が終わっても、落ち着いた端正な雰囲気が素晴らしいですね。
やはり、卓越した庭園美。何度訪れても四季折々の魅力が感じられると思います。あれっというところに、足利尊氏の墓がありますよね。
そんな素朴な感じもいいなと思います。また訪れたいです。
壬生里
2024年01月26日 18:57
ミクミティさんへコメントありがとうございます。

等持院は、紅葉の時期に行っても空いてます。( ^_^) 
サツキが咲く頃は、そこそこ来られますが、混雑は見たことがないですね。
今は、何処に行っても人が多く、ここは落ち着いて庭園を見られるので良いです。
金閣寺、龍安寺、仁和寺と「きぬがけの路」から外れたこともあって、ここまで来られる人が少ないのでしょう。それに入り込んだ所にあるのも影響してるかもです。修学旅行生も、なかなかここまで来ませんね。