福田美術館「ゼロからわかる江戸絵画 ーあ!若冲、お!北斎、わぁ!芦雪ー」へ

福田美術館では、令和5年10月18日(水)から令和6年1月8日(月・祝)まで「ゼロからわかる江戸絵画 ーあ!若冲、お!北斎、わぁ!芦雪ー」展を開催されてました。2022年(令和4年)2月10日から福田美術館には行けてなかったので、12月25日(月)のクリスマスの日に行ってみようと思った訳は・・・?。

2022年(令和4年)2月17日に嵯峨嵐山文華館に行ったとき、福田美術館との共通券を購入しましたが、それ以降福田美術館には行けてませんでした。この日は嵐山にあるのお店に予約しているものを取りに行く用事があったので、この日に福田美術館に行くことにしたわけです。

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用事があったので、嵐山には嵐電で向かいました。通勤時間外のため1両編成で来ました。車内は外国人観光客で一杯でしたね。冬期なのにまだまだ嵐山は人が多いです。

ここ数日最強寒波の襲来で、この日の最低気温は1.3℃でした。ここ3日は氷点下でしたが寒いことは寒いです。そんな寒いなか学生さんは冬休みに入ったと思うので、修学旅行生の姿はありません。嵐山に外国人観光客で、まだまだ多いです。以前、冬期の嵐山は閑散としていたのにね。

IMG_2261.jpg9時47分に嵐山駅に着いて、ゆっくり歩いて福田美術館前に9時54分に着きました。

IMG_2262.jpg最初は、私ら夫婦だけでしたが、気づいたら後ろに行列ができてました。そして10時ちょうどに扉が開きました。

入ると受付で2022年(令和4年)2月17日に嵯峨嵐山文華館で購入したチケットを見せ受付終了です。

IMG_2361.jpgIMG_2263.jpg最初は階段をあがり「展示室1」から見ていきます。

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入口から見ていきます。右から「黄蜀葵鵞鳥小禽図」(1773年・安永2年)、「虎図」(1786年・天明6年)、「海辺群鶴之図」(1784年・天明4年)で円山応挙の作です。虎図だけ一枚で撮りました。

IMG_2265.jpg富士巻狩図屏風」(紙本着色屏風)で、こちらも円山応挙の作です。(1786年・天明6年)。

IMG_2266.jpgIMG_2267.jpgこちらが展示室1の全景です。そんなに広くないです。

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それでは手前から長沢芦雪の18世紀頃の作品「猛虎図」です。

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今日は全作品の写真は撮りません。次が長沢芦雪18世紀頃の「猿図」です。

IMG_2289.jpg次も長沢芦雪18世紀頃の作品で「猫と仔犬」です。

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次も長沢芦雪18世紀頃の作品で「海老図」です。よくよく見ると小エビも居るのでユニークな作品ですね。それで撮りました。

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こちらも長沢芦雪18世紀頃の作品で「雪月華」とありました。福田美術館では著作権のないものは自由に写真を撮ってもOKです。ただしフラッシュは禁止です。

IMG_2269.jpgもっとも奥、出口付近の絵画です。右から呉春の作品で「三羅漢図」(1783年・天明3年)、呉春の作品「大黒天図」(1784年・天明4年)、円山応瑞(円山応挙の長男)の作品で「孔雀図」(18~19世紀)です。

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次に向かって左側に移動します。こちらは長沢芦雪の作品で「大黒天図」(1786年・天明6年~1787年・天明7年)です。

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曽我蕭白(そがしょうはく)の作品で「雲龍図」(18世紀)です。蕭白は、京の商家で生まれ伊勢や播州に滞在し多くの作品を残しました。

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ここからお目当ての伊藤若冲が続きます。最初は「群鶏図」(1792年・寛政4年)から。

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伊藤若冲の作品では珍しい女性像です。「伏見人形図」(18世紀)。若冲の代表作は多くを描いた花鳥図でしょう。

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伊藤若冲柳に雄鶏図」(18世紀)。案内には絹本(けんほん)に描かれた鶏は貴重とありました。

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伊藤若冲仔犬図」(18世紀)。この作品の案内は、若冲のぶつかわワンコと書いてありました。

IMG_2285.jpg展示室1の珊瑚は、円山応挙の作品で「海辺群鶴之図」(1784年・天明4年)です。

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IMG_2305.jpg階段を上がって「展示室2」に入ります。

IMG_2306.jpgIMG_2307.jpgIMG_2308.jpgIMG_2309.jpgIMG_2310.jpg展示室2に入ると誰も居なかったので、先に全景を撮りました。それでは一つずつ見ていきます。

IMG_2313.jpgIMG_2336.jpgIMG_2337.jpg鳥獣人物山水図屏風」は曽我二直庵(そがにちょくあん)が描き、画面上には妙心寺の住職であった海山元珠をはじめてとする12人の禅僧が絵と関係のある漢詩を書いています。(17世紀)。

IMG_2311.jpgこちらは狩野探幽の「雲龍図」です。どこから見ても眼が合う龍ですね。(1666年・寛文6年)。探幽の絵を見られるなんて思っても見なかったです。ご存じ狩野永徳の孫ですね。

IMG_2315.jpg三十六歌仙が描かれた金屏風「三十六歌仙図屏風」は、池田孤邨(いけだこそん)の作品。江戸時代後期の江戸琳派の絵師で、酒井抱一の弟子でした。(19世紀)。

IMG_2317.jpgこちらも池田孤邨作の「五節句図」(19世紀)。季節ごとに行われる無病息災、子孫繁栄などを願うための伝統行事である五節句を描いたものです。

IMG_2321.jpgIMG_2319.jpgIMG_2320.jpgこちらは「花鳥人物扇面貼交屏風」で中村芳中(なかむらほうちゅう)作です。(18~19世紀)。

IMG_2323.jpgIMG_2324.jpg酒井抱一の作品で、「青楓朱楓図屏風」(1818年・文政元年)です。この秋、妙顕寺宝物館で見てました。

IMG_2326.jpg次が江戸中期の画会である深江芦舟(ふかえろしゅう)の作品「草花図屛風」(18世紀)です。

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江戸時代の陶芸家であり絵師である尾形乾山(おがたけんざん)の作品「吉野山図」(18世紀)です。

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次が建仁寺の風神雷神屏風で知られている俵屋宗達の作品「伊勢物語図(第二段西の京」)」(17世紀)です。

IMG_2332a.jpg江戸時代中期の画家である英一蝶(はなぶさいっちょう)の作品「活達風流図巻」(18世紀)です。

IMG_2359.jpgIMG_2339.jpg展示室2を出て、次に「展示室3」に向かいました。

IMG_2341.jpgここでは現代美術家品川亮さんの作品が展示されていました。大阪府豊中市に生まれ、現在は京都を拠点に活動されています。

IMG_2356.jpg展示室3からエレベーターで1階に降り渡月橋が最も美しく見えるカフェパンとエスプレッソと福田美術館」に行きました。

この福田美術館がオープンして間なしの2019年(令和元年)10月4日に入って以来です。

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入ると席を確保してほしいと言われます。席に荷物を置いて注文し料金を払って出上がるのを待つシステムでした。

IMG_2343.jpgカウンター席にしました。ここから渡月橋と大堰川が綺麗に見えています。

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IMG_2347.jpgIMG_2349.jpgIMG_2350.jpgIMG_2345.jpg多分、ここ目当ての方も来られているようです。ただ、ここに来るのに福田美術館の入館券は必要です。先客が居たし、それに外国人観光客が数名入って来られたのには驚きでした。

私は好きな珈琲を妻はレモンスカッシュにしました。こんどは福田パフェを食べたいと思います。今日は、これからケーキを取りに行き、家で食べるために甘い物は控えました😊。

IMG_2357.jpgIMG_2362.jpg10時44分に出ました。また面白い作品が公開されたら行ってみたいです。

タイトルの「お!北斎」は「嵯峨嵐山文華館」で展示されいるようですね、気が向いたら行くかもです。このあと、嵐電嵐山駅前で予約していたケーキを受取り、バスで帰るつもりが、行ってしまったあとだったので歩いて帰りました。冬の嵐山とおもえないほど長辻通りに人が多かったです。この日、福田美術館に行く、きっかけになったのはKBS京都ラジオ「ま~ぶる!桂二葉と梶原誠のご陽気に」のコーナーで、福田美術館から中継されいたのを聞いたからです。「そういえば福田美術館の入館券あったなぁ」と。そのなかで、レポーターの方が福田美術館の人にインタビューされてて「長辻通りや竹林の小経は混雑してますが、混雑しているのはそこだけですので是非、福田美術館にも足を運んで欲しい。」と言われてました。その通りでしたね、竹林の小経も混んでるようでした。ただ福田美術館周りも空いているとは言いがたいです。この日はクリスマス、帰ってケーキを家族でいただきました😊。

この記事へのコメント

2024年01月24日 23:05
ずい分軽やかなタイトルの展覧会ですね。
でも、その気分は分かります。福田美術館、
あ!とか、お!とか、わぁ!とか
言いたくなるほど充実した内容ですね。
応挙の虎図、芦雪の大黒天図、蕭白の雲竜図など、
どれもどこかで見た事のある作品ばかり。
若冲の十八番、鶏の絵も素晴らしいと思います。
ここは嵐山の穴場。ぜひ覚えておかないと…。
カフェの窓から見る渡月橋の景色も素晴らしいですね。
壬生里
2024年01月26日 18:59
yasuhikoさんへコメントありがとうございます。

福田美術館も、嵐山にあって、今では多くの人が来られるようになりました。
ここでは、写真は自由に撮れます。著作権のあるものはNGですが、どんどん撮って、SNSにアップして、というスタンスが良いです。( ^_^)
また面白い企画があれば訪れます。