第58回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開 相国寺 慈雲院へ

今日の目的は、第58回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開で初公開された相国寺 慈雲院でした。ここの開門が10時からのため、その前に京都府立植物園に先に行き、相国寺 慈雲院に行くことにしました。

京都府立植物園を出て、地下鉄烏丸線北山駅を9時46分発に乗るつもりが、41分のに乗ってしまい鞍馬口駅に9時44分に着きました。

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何度も利用している鞍馬口駅のため迷うこと無く烏丸通沿いにある1番出入口から地上に上がり、烏丸通りを南下すると小さな看板がありました。

IMG_4011.jpgそのまま南に下がると相国寺 慈照院の外榠があるので、その外塀沿いが切れる北東角を東に進みますが、そこにも小さな看板が出てました。迷うことは無いですね。

IMG_3983.jpg先に述べたように、第53回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開で公開された相国寺 慈照院に来てるので、迷うことなく次に北に進むと、突き当たりに目的の慈雲院がありました。

IMG_4008.jpg9時54分に着くと、2組3名の方が待たれてました。私が着いたら奥からスタッフの方が来られ受付が始まりました。

IMG_4004.jpgIMG_4003.jpg山門を入ると前庭を見ながら進み左手には「庫裏」が、右手には「玄関」があって、そちらに受付がありました。

靴を脱いで下駄箱に置き上がります。受付は右手にあって拝観料800円納めスタンプラリーの判子を押して貰いました。受付の左には御朱印の受付があって置き置きだけですが、ご本尊のをいただきました。なお、切り絵御朱印もありましたが、予算の都合で断念、本堂に行くとガイドさんの話しが始まりました。なお写真撮影については庭はOK、堂内はNGと先に聞いておきました。

IMG_3999.jpg本堂に入る前、「中庭」を撮りました。御朱印をいただいていたので、私が最後に堂内に入り、さっそく案内が始まった次第です。

IMG_4007a.jpg看板の写真です。この前でガイドさんの話しを聞きました。話しのあと内陣まで入ってお参りは出来ましたし、間近でご本尊を見ることもできました。

室町時代中期に創建された相国寺の塔頭寺院。1460年(寛正元年)頃、室町幕府8代将軍足利義政の時代、相国寺第42世住持を務めた慈雲院の開祖瑞渓周鳳(ずいけいしゅうほう)により、慈雲庵として創建されました。江戸時代、慈雲院の9代目住持で相国寺第113世梅荘顕常(ばいそうけんじょう)和尚(大典禅師)は江戸幕府からの信任で「朝鮮修文職」として多くの外交文書に携わりました。また、伊藤若冲を見いだした人物としても知られ、また「煎茶道の祖」と称される黄檗宗の僧売茶翁(ばいさおう)(高遊外)とも交友がありました。慈雲院は、当初は現在の京都産業大学附属中・高等学校(旧専売公社跡地)になっている敷地にありましたが、1896年(明治29年)に現在地に移転し寺号を「富春軒」とし、昭和初期に「慈雲院」改称しました。本堂(方丈)は、五摂家の公家(摂家)二条家の屋敷の一部を現在地への移転の際に移されたもの。引手の意匠は「御所写し」、京都画壇で活躍した画家岸駒(がんく)の門下生岸連山(きしれんざん)による板戸が菊の御紋が残る引手に公家屋敷としての面影を伝えます。本堂仏間の中央には本尊の釈迦如来像、手前には伊藤若冲の位牌があって若冲の戒名「米斗翁若冲居士」と書かれていました。右手には開山の瑞渓周鳳像、左手には聖観音菩薩像がお祀りされています。

IMG_3986.jpgIMG_3987.jpgIMG_3988.jpgIMG_3989.jpg案内が終わると自由参観です。私は「方丈南庭」に広がる禅寺らしい枯山水庭園を撮りました。この庭園は仏間から眺めることができます。そして次に寺宝です。

室町幕府第11代将軍足利義澄の末裔で阿波公方と呼ばれた足利義俊筆の「松鶴図」、狩野探幽の弟子・別所如閑が描いた、黄檗美術の影響がみられる作風の「釈迦三尊像」。室町時代の伝明兆筆「涅槃図」。生前の姿を写したと伝わる「梅荘顕常頂相」などを一人で観賞。

IMG_3997.jpgIMG_3996.jpgIMG_3998.jpgIMG_3994.jpgIMG_3993.jpg寺宝を見たら、次に「書院前庭」に出ました。見えている書院は非公開でしたね。そして、ここを抜けると最後の見所が。

IMG_2060.jpg写真はパンフからの転載です。年月か経っているで剥げてますが、江戸時代後期の絵師・岸連山を描いた板戸の案内がガイドさんよりありました。

これも公家(摂家)二条家の屋敷を移転した名残でしょうね、これを見たら受付のある玄関に戻りました。

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私は前途したとおりご本尊をいただきました。あと聖観音菩薩や切り絵御朱印もありました。

IMG_4001.jpg10時15分に出て行きました。拝観者は平日でも多かったです。

IMG_4002.jpgIMG_4005.jpgIMG_4006.jpgIMG_4009.jpgIMG_4010.jpgここから私は、地下鉄烏丸線鞍馬口駅に戻り帰路につきました。

相国寺では、他に光源院も公開されいますが、私は別の日に行くことしています。交通費より、朝一番が空いているのと、団体客と合わないしね😊。

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