西国三十三ヵ所 第18番札所 紫雲山 六角堂 頂法寺で枝垂れ桜が満開

3月29日(金)の朝は土砂降りでした。ただ8時ぐらいには上がり、昼から晴れて来ました。そのため最高気温が22.7℃と今季最高を記録。そして元離宮二条城のソメイヨシノ標準木が開花し京都地方気象台から開花宣言が出されました。平年より3日遅く昨年より12日も遅い開花でしたね。過去5年で最も遅い開花となりました。理由は、3月上旬に寒気が入り咲くの成長がいったん止まったことなどが考えられるとのことでした。例年なら1週間から10日で満開となりますが、この先の気温が高温傾向のため、満開になるのは早いかもです😊。

参考までに、この日29日(金)は、東京・鹿児島・佐賀・下関・鳥取・高松・京都・甲府で桜(ソメイヨシノ)が開花しました。平年より遅い所がほとんどで、昨年と比べても遅い開花の便りとなりました😊。

この日は、所用のため早朝からバスに乗りました。この時は前途したとおり土砂降りでしたね。天気予報では昼から晴れと出ていたので、折りたたみの傘を持参。9時過ぎに再びバスに乗ったときは、曇り空で雨は上がってました。バスで四条烏丸まで行きましたが、途中渋滞していたので着くのが10分程度遅くなりましたが、妻の用事も長引いたので、私が待つことに。そして四条烏丸で待合せ、向かったのが桜が見頃と出ていた西国三十三ヵ所 第18番札所 紫雲山 六角堂 頂法寺です。

IMG_5890.jpg9時55分に「山門」から入りました。2022年(令和4年)10月17日以来ですが、それにしても人の多さに驚きです。8割は外国人観光客・・・特に東洋系と思います。桜の名所でもないのに、何処で知ったの?。

IMG_5883.jpgIMG_5877.jpgIMG_5854.jpg内陣の中央手前には如意輪観世音菩薩像お前立があり、その後ろのお厨子の中に本尊の如意輪観世音菩薩が祀られていますが、秘仏のためお厨子の中で見ることはできません。内陣の左手には聖徳太子像、お前立ちの左手には見真大師(親鸞)が祀られています。

2016年(平成28年)11月11日、「西国三十三ヵ所草創1300年」の記念事業として「御本尊如意輪観世音菩薩像御開帳」が行われ、拝観料1000円で見ることが出来ました。

IMG_5826.jpg早速、境内の桜を見ていきます。六角堂はさほど境内は広くありません。その境内で空いているとろこは皆無でした😒。

IMG_5828.jpgIMG_5830.jpgIMG_5831.jpgIMG_5832.jpgIMG_5833.jpgIMG_5834.jpgIMG_5835.jpg本堂」の東側の枝垂れ桜を撮りました。人が多すぎて桜を愛でるにはほど遠い現状です。

IMG_5836.jpg本堂の東側に「十六羅漢像」があって、そこにも枝垂れ桜がありました。ここには願いを手のひらにやさしく包み込んで祈る「合掌地蔵」も見られます。

IMG_5839.jpg本堂の東にも枝垂れ桜があって見頃でした。

IMG_5840.jpg境内東北角にあるのが「太子堂」かあって内部も覗けました。六角堂を創建した聖徳太子が祀られており、二歳の太子像や父である用明天皇の病気平癒を祈る十六歳像など安置されています。

私は知らなかったですが、今は聖徳太子とは言わないみたいですね。「厩戸皇子」と。最近の教科書では「厩戸王(聖徳太子)」と表記されてるようで、子供の頃から慣れ親しだ旧壱万円札の肖像画は誰なの?。そもそも存在してなかった説もあるそうで、だったら法隆寺は誰が建てたのか?。ますます分からなくなりました😊。

IMG_5841.jpgIMG_5842.jpgここには「白鳥」が居ます。近づかないようにと注意書きありました。ただ外国人観光客は感心ないみたいです。桜の夢中でした。

IMG_5865.jpgこの立花のモニュメントは、「三十二世池坊専好の立花」で、江戸時代前期に活躍した家元です。1630年(寛永)に立てられた水仙一色の立花を再現したものです。台座の花押は、専好自筆書状からの写しです。

IMG_5869.jpg池の中に「礎石」が見えます。六角堂境内の発掘調査により、1788年(天明8年)の正月に焼失したとみられる遺構面から出土したものだそうです。

IMG_5867.jpgそして一輪だけ「ヒヤシンス」が咲いてました。そして境内の西側に移動です。ここの桜が大変綺麗で、人も多かったです。

IMG_5855.jpgIMG_5852.jpgIMG_5851.jpgIMG_5849.jpgIMG_5846.jpgIMG_5844.jpgIMG_5859.jpgこの辺りのお地蔵さんは「北向地蔵尊」や「わらべ地蔵」が並んでいます。ここに枝垂れ桜が満開で、人も混み合ってたわけです。

IMG_5861.jpgIMG_5863.jpgIMG_5870.jpgIMG_5864.jpg境内西側の桜も満開でしたね。六角堂の桜楽しめましたし、今度は朝一番に来ようかとなぁと思います。今日は人が多すぎて満足できなかったです。

IMG_5878.jpg再び「本堂」に戻って来て、探していたのが「臍石」でした。外国人観光客は、これには興味が無いので誰も居ません。

桓武天皇の793年(延暦12年)長岡京より平安京への遷都の時、六角堂の所在が道路の中央に当たったため天皇が遷座を祈願されたところ御堂が自ら5丈(15㍍)ばかり北へ退かれたという。この石はその際に取り残された礎石であると伝わります。六角堂は下京の町衆の寄合の場であり場所も京都のほぼ中央に当たることから人体にたとえ「臍石」とも「要石」とも呼ばれいます。祇園祭の山鉾巡行の順番を決める「籤取り式」も江戸末期まで六角堂で行われてました。当時は六角通りの中央にあったが、明治期に境内に移されました。

IMG_5881.jpg10時10分頃に、ここを出ました。今日はレストランを予約しているので、これから向かいます。

後日、テレビ中継があって、アナウンサーさんが8割が外国人観光客と言ってましたが、間違いないです。これほどの混雑は予想外でした。

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