真言宗御室派 総本山 仁和寺「仁和寺御所庭園」へ
真言宗御室派 総本山 仁和寺「御室花まつり」の「御室桜苑」を巡ったあと、境内に残る染井吉野(ソメイヨシノ)や三葉躑躅(ミツバツツジ)を見て回ります。
観音堂の前にある蔵を改造されたカフェ「NINNAJI JAXURY SPACE」には、2023年(令和5年)10月25日に入りました。その前にミツバツツジが咲いています。
西門近くの「令和阿弥陀堂」横のソメイヨシノは散り始めています。
御影堂前のソメイヨシノ、まだまだ綺麗です。
御影堂前の桜です。ここまで誰も来られて無かったので、綺麗な桜をゆっくり愛でました。
「御影堂」です。2022年(令和4年)7月27日の「京の夏の旅」で堂内に入りました。
御影堂(重文)は、京都御所の清涼殿の材を使って寛永年間(1624~44)に再建された檜皮葺(ひわだぶき)屋根の優美なお堂。通常は入ることのできない内陣には、真言宗の祖・弘法大師空海や、仁和寺開山・寛平法皇(宇多天皇)、仁和寺2世 性信親王像が安置されてました。
御影堂のお隣にある「水掛不動尊(一願不動尊)」にも寄りました。ここでは柄杓に水を掬って不動明王に祈願します。
鐘楼の裏手には」石楠花(シャクナゲ)」が綺麗に咲いているのを見つけました。シャクナゲは、私が見つけたのは、ここだけでした。
国宝「金堂」に着きました。非公開ですが最近では、2023年(令和5年)10月25日「金堂裏堂 五大明王壁画特別公開」で入っています。
国宝の金堂は江戸初期の1646年(正保3年)に京都御所の紫宸殿を移築した建物。堂内内陣の須弥壇には移築された時に、仏師運節により阿弥陀三尊(中尊・勢至菩薩・観音菩薩)を中心に、四天王・梵天・帝釈天などを配置。壁や柱には豪華な極楽図が描かれて浄土世界を演出しています。裏堂には、西から(左)から「金剛薬叉明王(こんごうやくしみょうおう)」・「降三世明王(ごうざんぜみょうおう)」・「不動明王(ふどうみょうおう)」・「軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)」・「大威徳明王(だいいとくみょうおう)」が描かれています。
金堂から東に進むと、「経蔵」(重文)まで来ました。
経蔵から下がると「五重塔」(重文)に出会います。そこには「三葉躑躅(ミツバツツジ)」が満開でした。
こちらは、「五重塔」(重文)と八重桜です。八重桜は遅咲きですね。
このエリア最後は「金堂」前のソメイヨシノです。この時間になると、外国語が飛び交うようになりました😊。
9時5分に「中門」(重文)から出て行きました。ここから御殿に向かいます。余談ですが、霊宝館前の拝観受付所には大行列が出来てました。
9時7分に「二王門」近くまで来ました。
御殿には「本坊表門」から入ります。9時9分になっていたので、多くの方が入っていかれました。
御殿入口の「大玄関」でチケットを見せ御殿内へ。
知らなかったですが「白書院」が工事中でした。黒書院から中門、そいて白書院・・・ずっと工事してます・・・。
白書院修復工事は、2024年(令和6年)1月より2026年(令和8年)3月頃までだそうです。
白書院が工事中のため、南庭にこのようなものが造られてました。
左から「勅使門」、「二王門」、「皇族門」が見えています。
普段の拝観なら見えない五重塔と左近の桜のセットが撮れました。
左近の桜から「勅使門」と「二王門」を見ています。
そして「北庭」に入りました。いつ来ても、ここの庭は綺麗です。
現在の仁和寺御殿は1887年(明治20年)の焼失後に明治~大正にかけて再建された近代の建築です。大玄関、城書院、黒書院、霊明殿、宸殿などが国登録有形文化財。中でも宸殿は近代に社寺の修復などを手掛けた建築家・亀岡末吉の代表作と言われます。その御殿に面した庭園が令和に新たに国指定名勝となった「仁和寺御所庭園」です。江戸時代中期に白井童松により作庭された庭園を元にして、書院・宸殿の再建の際に植治こと七代目小川治兵衛により改修されたのが現在の庭園です。仁和寺御所庭園は「南庭」と「北庭」と2つの庭園からなります。宸殿南庭は同じく天皇の旧御所で真言宗の総本山である「大覚寺」の宸殿前庭と同様に、勅使門を前に広大な白砂が広がり、その中には「左近の桜」「右近の橘」が植えられています。そして池泉庭園の「北庭」です。借景として眺め見ることのできる五重塔に国重要文化財の茶室「飛濤亭」や手前の白砂、そして正面の大滝に北側には山々の風景と優美な池泉回遊式庭園となります。
私は、この光景が一番のビューポイントと思います。この時期は桜も入るので、本当に綺麗です。
こちらは正面に滝が見えます。右に五重塔、左に霊明殿があります。
見えている茶室は重要文化財に指定されている「飛濤亭」です。
次に「霊明殿」に向かいますが、その前に御殿内の室内を見て行きます。
普段、ここが開いていることはありません。私は初めて開いている所を見ました。手前から「下段の間」「中段の間」「上段の間」を見ています。
上から「下段の間」「中段の間」「上段の間」を見ています。ここはあっさり見て次へ。
霊明殿から見た「白書院」です。工事用の覆いで隠れています。
霊明殿から見た宸殿と北庭です。
霊明殿から次に「黒書院」に入ります。
黒書院に入りました。手前の部屋は「竹の間」でしょう。絵は1931年(昭和6年)に、宇多野天皇一千年、弘法大師一千百年御忌の記念事業により、堂本印象画伯によって描かれました。
黒書院内では、2024年 コンセプトテーマ「花と自然」と題して日本画の展示があります。ここでは名古屋剛志さんの「Energy Flow」(6曲一隻屏風)作品が展示されてました。室内は「柳の間」と呼ばれています。
今は、作品が展示されているので見えませんが松と鷹が描かれている「松の間」です。展示作品は、日本画の並木秀俊さんです。
最後は、「上段の間及び秋草の間」です。ここには「仁和寺門跡御詠(おうた)」がありました。
右から「朝もやに 利他の御心 仰ぎつつ 仁和の祈り 永久に伝えん」「手を合わせ 浄心の道 歩歩行かば 弥陀の光明 尋ね入りけり」「ありがたや 薬師如来を 念ずれば 御室の宮にぞ 朝日昇らん」と。
黒書院を出て、白書院を通ります・・・と言っても工事中のため。臨時の渡り廊下を通ることに。
当分、このような拝観ルートになるでしょう、ここから大玄関に出て、靴を履き出て行きました。
9時23分に、本坊表門から出て行きました。出ると、この前の拝観受付所に行列ができてました。
9時24分に「二王門」横から出ました。出ると向かいのバス停に市バスが直ぐに来たので乗ることができました。
この日の最高気温は19.5℃まで上がりました。これで御室桜の開花も早まるでしょう。週末が本当の満開になり、猛烈にここが混むでしょう😊。周辺は渋滞必至てすね😊。
観音堂の前にある蔵を改造されたカフェ「NINNAJI JAXURY SPACE」には、2023年(令和5年)10月25日に入りました。その前にミツバツツジが咲いています。
西門近くの「令和阿弥陀堂」横のソメイヨシノは散り始めています。
御影堂前のソメイヨシノ、まだまだ綺麗です。
御影堂前の桜です。ここまで誰も来られて無かったので、綺麗な桜をゆっくり愛でました。
「御影堂」です。2022年(令和4年)7月27日の「京の夏の旅」で堂内に入りました。
御影堂(重文)は、京都御所の清涼殿の材を使って寛永年間(1624~44)に再建された檜皮葺(ひわだぶき)屋根の優美なお堂。通常は入ることのできない内陣には、真言宗の祖・弘法大師空海や、仁和寺開山・寛平法皇(宇多天皇)、仁和寺2世 性信親王像が安置されてました。
御影堂のお隣にある「水掛不動尊(一願不動尊)」にも寄りました。ここでは柄杓に水を掬って不動明王に祈願します。
鐘楼の裏手には」石楠花(シャクナゲ)」が綺麗に咲いているのを見つけました。シャクナゲは、私が見つけたのは、ここだけでした。
国宝「金堂」に着きました。非公開ですが最近では、2023年(令和5年)10月25日「金堂裏堂 五大明王壁画特別公開」で入っています。
国宝の金堂は江戸初期の1646年(正保3年)に京都御所の紫宸殿を移築した建物。堂内内陣の須弥壇には移築された時に、仏師運節により阿弥陀三尊(中尊・勢至菩薩・観音菩薩)を中心に、四天王・梵天・帝釈天などを配置。壁や柱には豪華な極楽図が描かれて浄土世界を演出しています。裏堂には、西から(左)から「金剛薬叉明王(こんごうやくしみょうおう)」・「降三世明王(ごうざんぜみょうおう)」・「不動明王(ふどうみょうおう)」・「軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)」・「大威徳明王(だいいとくみょうおう)」が描かれています。
金堂から東に進むと、「経蔵」(重文)まで来ました。
経蔵から下がると「五重塔」(重文)に出会います。そこには「三葉躑躅(ミツバツツジ)」が満開でした。
こちらは、「五重塔」(重文)と八重桜です。八重桜は遅咲きですね。
このエリア最後は「金堂」前のソメイヨシノです。この時間になると、外国語が飛び交うようになりました😊。
9時5分に「中門」(重文)から出て行きました。ここから御殿に向かいます。余談ですが、霊宝館前の拝観受付所には大行列が出来てました。
9時7分に「二王門」近くまで来ました。
御殿には「本坊表門」から入ります。9時9分になっていたので、多くの方が入っていかれました。
御殿入口の「大玄関」でチケットを見せ御殿内へ。
知らなかったですが「白書院」が工事中でした。黒書院から中門、そいて白書院・・・ずっと工事してます・・・。
白書院修復工事は、2024年(令和6年)1月より2026年(令和8年)3月頃までだそうです。
白書院が工事中のため、南庭にこのようなものが造られてました。
左から「勅使門」、「二王門」、「皇族門」が見えています。
普段の拝観なら見えない五重塔と左近の桜のセットが撮れました。
左近の桜から「勅使門」と「二王門」を見ています。
そして「北庭」に入りました。いつ来ても、ここの庭は綺麗です。
現在の仁和寺御殿は1887年(明治20年)の焼失後に明治~大正にかけて再建された近代の建築です。大玄関、城書院、黒書院、霊明殿、宸殿などが国登録有形文化財。中でも宸殿は近代に社寺の修復などを手掛けた建築家・亀岡末吉の代表作と言われます。その御殿に面した庭園が令和に新たに国指定名勝となった「仁和寺御所庭園」です。江戸時代中期に白井童松により作庭された庭園を元にして、書院・宸殿の再建の際に植治こと七代目小川治兵衛により改修されたのが現在の庭園です。仁和寺御所庭園は「南庭」と「北庭」と2つの庭園からなります。宸殿南庭は同じく天皇の旧御所で真言宗の総本山である「大覚寺」の宸殿前庭と同様に、勅使門を前に広大な白砂が広がり、その中には「左近の桜」「右近の橘」が植えられています。そして池泉庭園の「北庭」です。借景として眺め見ることのできる五重塔に国重要文化財の茶室「飛濤亭」や手前の白砂、そして正面の大滝に北側には山々の風景と優美な池泉回遊式庭園となります。
私は、この光景が一番のビューポイントと思います。この時期は桜も入るので、本当に綺麗です。
こちらは正面に滝が見えます。右に五重塔、左に霊明殿があります。
見えている茶室は重要文化財に指定されている「飛濤亭」です。
次に「霊明殿」に向かいますが、その前に御殿内の室内を見て行きます。
普段、ここが開いていることはありません。私は初めて開いている所を見ました。手前から「下段の間」「中段の間」「上段の間」を見ています。
上から「下段の間」「中段の間」「上段の間」を見ています。ここはあっさり見て次へ。
霊明殿から見た「白書院」です。工事用の覆いで隠れています。
霊明殿から見た宸殿と北庭です。
霊明殿から次に「黒書院」に入ります。
黒書院に入りました。手前の部屋は「竹の間」でしょう。絵は1931年(昭和6年)に、宇多野天皇一千年、弘法大師一千百年御忌の記念事業により、堂本印象画伯によって描かれました。
黒書院内では、2024年 コンセプトテーマ「花と自然」と題して日本画の展示があります。ここでは名古屋剛志さんの「Energy Flow」(6曲一隻屏風)作品が展示されてました。室内は「柳の間」と呼ばれています。
今は、作品が展示されているので見えませんが松と鷹が描かれている「松の間」です。展示作品は、日本画の並木秀俊さんです。
最後は、「上段の間及び秋草の間」です。ここには「仁和寺門跡御詠(おうた)」がありました。
右から「朝もやに 利他の御心 仰ぎつつ 仁和の祈り 永久に伝えん」「手を合わせ 浄心の道 歩歩行かば 弥陀の光明 尋ね入りけり」「ありがたや 薬師如来を 念ずれば 御室の宮にぞ 朝日昇らん」と。
黒書院を出て、白書院を通ります・・・と言っても工事中のため。臨時の渡り廊下を通ることに。
当分、このような拝観ルートになるでしょう、ここから大玄関に出て、靴を履き出て行きました。
9時23分に、本坊表門から出て行きました。出ると、この前の拝観受付所に行列ができてました。
9時24分に「二王門」横から出ました。出ると向かいのバス停に市バスが直ぐに来たので乗ることができました。
この日の最高気温は19.5℃まで上がりました。これで御室桜の開花も早まるでしょう。週末が本当の満開になり、猛烈にここが混むでしょう😊。周辺は渋滞必至てすね😊。
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