臨済宗妙心寺派 大本山 妙心寺塔頭 大法院「新緑露地庭園特別拝観」へ
4月24日(水)は、昨日に引き続き家の用事のため出掛けます。この日も朝から雨降りの天候となり最低気温は16.4℃でした。21日(日)に降り出した雨は、4日も続いて、ようやく明日は晴れの予報が出ており、予報では洗濯日和だそうです😊。
毎月のことで、この日も所用先で1時間程度空き時間があるので、市バスに乗って出掛けました。いろいろ探した結果、4月1日から始まった臨済宗妙心寺派 大本山 妙心寺塔頭 大法院の「新緑露地庭園特別拝観」に前日に来ました。
雨の中バスが9時頃に着いて、妙心寺「北門」から境内に入りました。目的の大法院特別拝観の看板が出ています。
妙心寺境内の北西の辺りに位置する大法院の「山門」前に9時7分に着きました。看板には禅語の「且坐喫茶(しゃざきっさ」と書いてあります。 「まあ、座ってお茶でも召し上がれ」との意味だそうです。
もうすぐ「子供の日」との関連でしょうか、鯉のぼりがぶら下がってました。
門を入って左手に「拝観受付所」があって、拝観料800円(抹茶菓子付)を納め、玄関へ向かいます。
参道を進むと左手に「真田家と佐久間象山墓地参道」の入口がありますが、ここは帰りに寄ります。
玄関までのツツジは、まだ蕾が多いです。この日も一日中雨降りでしたが、最高気温は20.1℃まで上がりました。まもなく咲き誇るでしょう。
9時9分に「玄関」から上がりました。下駄箱を見ると、靴が2足あったので、先客は多分・・・2名でしょう。
客殿に入ると、予想通り先にお二人が来られて写真を撮られてました。私も続きます😊。
客殿に入って直ぐに、「お菓子」と「抹茶」を持って来られました。妙心寺北門近くの「三河屋」さんのお饅頭でしたね、2021年(令和3年)4月14日の「春季 新緑露地庭園 特別公開」の時も同じでした。
余談ですが、2023年(令和5年)11月20日の「紅葉の露地地庭園特別拝観」では、同じ三河屋さんですが、お菓子が違います。ともに美味しですしお勧めですね😊。
由緒書には書いてありまんが、多分「釈迦如来坐像」がご本尊でしょう、お参りさせて貰いました。
次に新緑が綺麗な「露地庭園」を見ます。ここには露地庭園の説明が書いてあって、それは以下のとおりです。
露地庭園は、茶道によって発生した庭園で実用と美を兼ねつつ作成される。飛石、延段(小石を集めて通り路にする)、垣、門、燈籠、蹲踞、袖擦の大木、腰掛け待合、蔀戸など適所に設けて構成されるが、一般の庭は見る丈のみにて実用としては無意味の場合が多いが、茶の庭は用と美をきびしく問われる。当院の庭は外露地、中露地、内露地の三段構成でまとめられ、客になった場合使用の段階で妙味を楽しむ。
雨に濡れた新緑も綺麗です。今日は戻る時間がたっぷりあるので、ここの縁側に座ってじっくり庭園を眺めてました。
ここの障壁画は、江戸初期の渡邊了慶作と書いてありました。狩野派の画家で、狩野光信門人の中でも狩野興以に次ぐ高弟の一人とされています。
客殿の奥が空いたので、こちらに移動し写真を撮りました。私が出て行くまで、ずっと3人のままでした。
客殿の奥にも庭園がありますが、これ以上は見られません。雨の音や鳥の鳴き声しか聞こえないので静かな空間で、ゆっくり出来ました。
雨は止みそうにありません。それでも濡れた新緑は綺麗でした。ここに来られて良かったです。次に茶室の見学です。
最後に、茶室「有隣軒(ゆうりんけん)」を見学しました。内部は、立入禁止のため入れませんが、茶室内から庭園も見てみたいですね。
孔子の論語の出典に由来し有隣軒と名付けられているが「徳不レ孤必有隣」「徳は孤ならず必ず隣有り」に依っている。
ここを出る前に叭叭鳥図(ははちょうず)を見学しました。室内は撮影禁止のためありません。
「叭叭鳥図(ははちょうず)」とは、中国などに分布するムクドリの一種。モズくらいの大きさで、胸のあたりに白い斑点がある全身黒色の鳥です。客殿には、江戸時代中期の絵師・土方稲領(ひじかたとうれい)が、約100羽の黒い鳥が自由に飛び交う姿を描いた「叭叭鳥図」を描いたふすま8面があります。特に生き物の描写が得意な土方が、墨一色で描いた作品です。
10時過ぎのバスに乗りたいので、9時44分に玄関から出て行きました。
ここを出て行く前に墓所に寄ります。この参道は例年ならボタンの花が咲き誇るですけど・・・?。
「ボタン(牡丹)」の花も、今年は早く終わったようで、咲いていたのは2輪だけでした。
墓所の前に「千代の富士顕彰碑」に寄りました。大横綱・千代の富士は、仏心に篤かったそうで、現役引退後は九重部屋を継承し、大法院には厚い信仰があったようです。毎年紅葉の時期には多くの友人と集まり語り合ったそうです。
そして次に墓所に行きました。ここには歴代真田家の墓や佐久間象山の墓があります。先ずは・・・?。
「長姫(信之の孫・天祥院)の墓」です。この長姫(おさひめ)が、信之の遺命を受けてその菩提を弔うために、1662年(寛文2年)に開創したのが大法院でした。
「真田信之(大法院・信濃上田藩初代藩主、後に信濃松代藩初代藩主)の墓」です。
「真田信吉(信之の子・上野沼田藩の第2代藩主)の墓」です。母は清音院殿(真田信綱の娘)でした。
こちらが「佐久間象山の墓」です。信濃松代藩の8代藩主・真田幸貫の儒臣であった縁でここで眠っています。
9時50分に真田家の家紋「六文銭(ろくもんせん)」が残る「山門」から出て行きました。
ここから市バスの停留所に行く参道で、数名の方と出会いました。振り向くと山門から入って行かれましたね。良いときに出て来ました😊。
10時過ぎのバスでしたが、少しだけ遅れただけでやって来ました。それに乗って所用先に戻りました。
雨は止みませんでしたが、雨に濡れた新緑は綺麗でした。紅葉も良いですが新緑も綺麗なもんです😊。
毎月のことで、この日も所用先で1時間程度空き時間があるので、市バスに乗って出掛けました。いろいろ探した結果、4月1日から始まった臨済宗妙心寺派 大本山 妙心寺塔頭 大法院の「新緑露地庭園特別拝観」に前日に来ました。
雨の中バスが9時頃に着いて、妙心寺「北門」から境内に入りました。目的の大法院特別拝観の看板が出ています。
妙心寺境内の北西の辺りに位置する大法院の「山門」前に9時7分に着きました。看板には禅語の「且坐喫茶(しゃざきっさ」と書いてあります。 「まあ、座ってお茶でも召し上がれ」との意味だそうです。
もうすぐ「子供の日」との関連でしょうか、鯉のぼりがぶら下がってました。
門を入って左手に「拝観受付所」があって、拝観料800円(抹茶菓子付)を納め、玄関へ向かいます。
参道を進むと左手に「真田家と佐久間象山墓地参道」の入口がありますが、ここは帰りに寄ります。
玄関までのツツジは、まだ蕾が多いです。この日も一日中雨降りでしたが、最高気温は20.1℃まで上がりました。まもなく咲き誇るでしょう。
9時9分に「玄関」から上がりました。下駄箱を見ると、靴が2足あったので、先客は多分・・・2名でしょう。
客殿に入ると、予想通り先にお二人が来られて写真を撮られてました。私も続きます😊。
客殿に入って直ぐに、「お菓子」と「抹茶」を持って来られました。妙心寺北門近くの「三河屋」さんのお饅頭でしたね、2021年(令和3年)4月14日の「春季 新緑露地庭園 特別公開」の時も同じでした。
余談ですが、2023年(令和5年)11月20日の「紅葉の露地地庭園特別拝観」では、同じ三河屋さんですが、お菓子が違います。ともに美味しですしお勧めですね😊。
由緒書には書いてありまんが、多分「釈迦如来坐像」がご本尊でしょう、お参りさせて貰いました。
次に新緑が綺麗な「露地庭園」を見ます。ここには露地庭園の説明が書いてあって、それは以下のとおりです。
露地庭園は、茶道によって発生した庭園で実用と美を兼ねつつ作成される。飛石、延段(小石を集めて通り路にする)、垣、門、燈籠、蹲踞、袖擦の大木、腰掛け待合、蔀戸など適所に設けて構成されるが、一般の庭は見る丈のみにて実用としては無意味の場合が多いが、茶の庭は用と美をきびしく問われる。当院の庭は外露地、中露地、内露地の三段構成でまとめられ、客になった場合使用の段階で妙味を楽しむ。
雨に濡れた新緑も綺麗です。今日は戻る時間がたっぷりあるので、ここの縁側に座ってじっくり庭園を眺めてました。
ここの障壁画は、江戸初期の渡邊了慶作と書いてありました。狩野派の画家で、狩野光信門人の中でも狩野興以に次ぐ高弟の一人とされています。
客殿の奥が空いたので、こちらに移動し写真を撮りました。私が出て行くまで、ずっと3人のままでした。
客殿の奥にも庭園がありますが、これ以上は見られません。雨の音や鳥の鳴き声しか聞こえないので静かな空間で、ゆっくり出来ました。
雨は止みそうにありません。それでも濡れた新緑は綺麗でした。ここに来られて良かったです。次に茶室の見学です。
最後に、茶室「有隣軒(ゆうりんけん)」を見学しました。内部は、立入禁止のため入れませんが、茶室内から庭園も見てみたいですね。
孔子の論語の出典に由来し有隣軒と名付けられているが「徳不レ孤必有隣」「徳は孤ならず必ず隣有り」に依っている。
ここを出る前に叭叭鳥図(ははちょうず)を見学しました。室内は撮影禁止のためありません。
「叭叭鳥図(ははちょうず)」とは、中国などに分布するムクドリの一種。モズくらいの大きさで、胸のあたりに白い斑点がある全身黒色の鳥です。客殿には、江戸時代中期の絵師・土方稲領(ひじかたとうれい)が、約100羽の黒い鳥が自由に飛び交う姿を描いた「叭叭鳥図」を描いたふすま8面があります。特に生き物の描写が得意な土方が、墨一色で描いた作品です。
10時過ぎのバスに乗りたいので、9時44分に玄関から出て行きました。
ここを出て行く前に墓所に寄ります。この参道は例年ならボタンの花が咲き誇るですけど・・・?。
「ボタン(牡丹)」の花も、今年は早く終わったようで、咲いていたのは2輪だけでした。
墓所の前に「千代の富士顕彰碑」に寄りました。大横綱・千代の富士は、仏心に篤かったそうで、現役引退後は九重部屋を継承し、大法院には厚い信仰があったようです。毎年紅葉の時期には多くの友人と集まり語り合ったそうです。
そして次に墓所に行きました。ここには歴代真田家の墓や佐久間象山の墓があります。先ずは・・・?。
「長姫(信之の孫・天祥院)の墓」です。この長姫(おさひめ)が、信之の遺命を受けてその菩提を弔うために、1662年(寛文2年)に開創したのが大法院でした。
「真田信之(大法院・信濃上田藩初代藩主、後に信濃松代藩初代藩主)の墓」です。
「真田信吉(信之の子・上野沼田藩の第2代藩主)の墓」です。母は清音院殿(真田信綱の娘)でした。
こちらが「佐久間象山の墓」です。信濃松代藩の8代藩主・真田幸貫の儒臣であった縁でここで眠っています。
9時50分に真田家の家紋「六文銭(ろくもんせん)」が残る「山門」から出て行きました。
ここから市バスの停留所に行く参道で、数名の方と出会いました。振り向くと山門から入って行かれましたね。良いときに出て来ました😊。
10時過ぎのバスでしたが、少しだけ遅れただけでやって来ました。それに乗って所用先に戻りました。
雨は止みませんでしたが、雨に濡れた新緑は綺麗でした。紅葉も良いですが新緑も綺麗なもんです😊。
この記事へのコメント
大法院庭園の特別拝観ですか。
抹茶とお菓子で寛ぎながら眺める
お庭の美しさは、格別のものがあるでしょう。
こういう所の特別拝観は、地元の方で無いと
なかなか分からないものですよね。
写真で拝見してても、緑が目に沁みるようです。
大法院は、新緑の時期と紅葉の時期に特別に公開されます。拝観料にお茶券が付いているので、綺麗な庭園を見ながらお菓子と抹茶をいただく、ほっこりしますね。
紅葉では多くの方が来られますが、新緑は空いてます。眩しいほと青モミジが綺麗でした。