旧邸御室「深緑の薫 特別枠早朝観賞」へ
旧邸御室では「深緑の薫」と題して、4月27日(土)~5月6日(月・祝)の間、特別公開を始められました。私は過去、2018年(平成30年)8月24日「京の夏の旅」と2022年(令和4年)5月18日の2回行ってます。特に2022年(令和4年)5月18日に行った時は、凄く混雑していたので、もう行くことは無いかなぁ・・・と思ってました。
そこで京都市観光協会のHPを読んでると、今年から「特別枠早朝観賞」を始められたことを知りました。開館前の9:00~10:00を特別枠早朝観賞として、事前予約制にて10名様限定の特別公開を実施された訳です。特典として、「館長のプライベート案内」「2階公開(通常非公開)」「通常立ち入れないお庭散策」「抹茶と特別生菓子のおもてなし」「非公開の蔵の中の見学」「少人数のため写真が撮りやすい」がありました。ただ、私が予約を入れあと、次にみると全席満席となってました。やっぱり人気ありますね。ネックは料金が5500円と高額だったことだけ。今日行ってみて、結論を言えば申し込んで大変良かったです😊。
嵐電「御室仁和寺駅」を降りると、特別公開している旧邸御室の案内が出てました。
帰りも「御室仁和寺駅」を通ると、帷子ノ辻行きの電車が入ってきました。
今日は行く予定はありませんが、正面に世界文化遺産 仁和寺の二王門が正面に見えます。
駅を降りると踏切を渡り、南に進みます。もう2回行っているので、道に迷うことはありません。南に進むと突き当たりになるので、そこから西に進むと・・・。
西に進むと、緩やかな登りを歩いて行くと、駅を8時48分に降りて、旧邸御室の「表門」には8時53分に着きました。
9時からと聞いてましたが、既に門は開いてました。後で知ったことで、門前に副館長さんが居て、「中にどうぞ」と。


受付で、名前を言って受付終了です。この特別拝観枠は9時から10時ですが、10時以降も滞在可能です。そのため「名札首掛けストラップ」を掛けて、靴を袋に入れ上がりました。
上がると私で6番目でした。先ずは「大広間」に入ります。案内は館長さんがされますが、残り4名が来なくても9時に案内始めるとのことです。
それで、「9時まで自由に写真を撮ってください」と、2回目ですので、何が何処にあるのか知っているので、早速そうさせて貰いました😊。
22畳の開放的な「大広間」には一枚板のテーブルが佇みます。このカリン(花梨)のテーブルに映り込む 「庭鏡」が大人気なんです。

案内が始まる前に撮ったリフレクション写真です。少人数だから撮れた1枚ですね😊。そして、残り4名が来られ案内が始まりました。
余談ですが、このテーブルにスマホを置いて撮影しましたが、10時からの通常観賞の時は、その撮影の仕方は禁止となります。これも「特別枠早朝観賞」の特典と言えます😊。
旧邸御室が建てられたのが1937年(昭和12年)。京都取引所取引員・祝部鼎二の邸宅として、岡本勝次郎という大工により手掛けられました。その後昭和中期まで「宝酒造」の前身の一つ“摂津酒造”の四代目・阿部喜兵衛が所有。その方の祖父・二代目阿部喜兵衛が朝ドラ「マッサン」のモデルとなったニッカウヰスキー創業者竹鶴政孝をスコットランドに送りしだした人物で、国産ウイスキーの誕生へと繋がりました。その後、阿部家から京都・株式会社山三製材所の創業者・山本三夫氏が購入。現在はその次女の方が所有されています。旧邸御室は保存状態が良く、主屋・壁・土蔵・茶室「双庵」、茶室「待合」の5箇所が、2016年(平成28年)11月、国登録有形文化財に登録されました。
約20分話されました。この後は、この回だけ特別に公開される2階に行かれる方など、自由散策です。私は庭園を散策することにしました。庭園も普段は立ち入れないルートがあると聞いたので楽しみです。


庭は、自分の靴を履いて散策します。主屋の縁側から降りると大きな「鞍馬石」を目にします。庭園を散策する前に、副館長さんから庭園の見所を話されました。
この大きな石橋を普段では渡れません。ここは立入禁止エリアですが、この回だけ特別に散策できるわけです。




振り返ると、1階の正面が「カフェ山三製材所」で、2階の和室が今回初めて公開される部屋です。
この庭園には、双ケ岡の斜景を利用した灯籠が15基設置されています。


さらに斜面を登って行くと、西北の方向に「愛宕山」が見えました。

登り切った先にあったのが茶室「待合」です。四阿ですね。

「待合」の中を覗いてみました。円窓から綺麗な新緑が見えました。
次に茶室「双庵」を見てみます。最近は使われてないそうですが、学生さんの茶会ぐらいだそうです。




茶室「双庵」の前から双ケ岡の斜面を利用した、この階段が通常の観賞ルートです。ただ、今日はここから降りません。


不思議と誰も庭園に降りて来られません。私は、ここから行きと同じルートで下ります。



結局、私が庭に出ている間、誰も来られませんでした。庭園から再び主屋の縁側から上がりました。



次に誰も居なかった「洋間」に入りました。最初の案内で、「普段は閉めている「蔵」も特別枠では開けてます」と言われたので見に来た訳です。
多分、重要文化財に指定されているのでしょう、ここを見ていると館長さんから「中に入って写真も撮れますよ」と案内されたので、入ってみます。


案内された古びたピアノも撮ったんですが暗くて写ってないです・・・残念。もちろん初めて入りました😊。
次に2階へ上がります。この時間になると、数名の方が降りて来られました。

この和室は以前、公開されたことが部屋です。椅子があったので暫く座って綺麗な新緑を眺めてました。


2階にはお一人居ましたが、直ぐに降りられたので、私と案内の副館長さんだけでした。ここでも丁寧に案内をしていただきました。そして、次の部屋に移動します。
こちらの和室が、前回2階が公開されたときも非公開でした。この特別枠のために公開していただきました。


こちらの部屋を見ていたら、副館長さんは他の方の案内のため庭に行かれました。暫くは私一人でしたね、こちらの2階は10時に閉鎖されます。
2階も充分見たので、1階に降りました。天気も良かったし新緑が美しいです。
次に、ここに来た時にガイドさんより是非見て欲しいと言われた奥にある「風呂」を見てなかったので、そちらに向かいました。


ガラスに囲まれた風呂場に行きました。この磨りガラスに掘られているのは、「保津川の筏下り」です。最初の案内では話されなかったです。





最後に「カフェ山三製材所」で、「特別枠早朝観賞」の特典であるお菓子をいただきます。写真は9時の案内が始まる前に撮っておいたものです。
ここもリフレクション写真を撮れるので、人気があります。今回から通常観賞の時は、ドリンクメニューを注文した人に限り入れるようです。そのため通常は閉められると言われてました。




お菓子は、「御室和菓子 いと達」さんのものです。お抹茶も聞きましたが忘れました😊。
「御室和菓子 いと達」は、藤井聡太八冠が仁和寺での竜王戦で、お昼のおやつを注文したので知られています。いと達のもなか(くまのデザイン)が特に有名になりましたね。京都大丸に週一回出店されているので、一度買いました。味は普通です😊。私は、朝はしっかり摂ります。それで、このお菓子のボリュームですので、箱毎持って帰りました。帰って妻と折半していただきました。味は普通です😊。


帰り際に大広間の欄間を見ました。そこには富士山が桐の木で掘られています。
以前ガイドさんに聞いた話しで、「床の間」の一段高いところには琵琶を置いていたため、ここは「琵琶床」と呼ばれているそうです。
行きにスルーしましたが、玄関を入ったところには「茶室」があります。これを撮って私は出て行きました。

私は9時前に出て行きました。館長さんも驚いてましたが、所用があったのと、私はこれで充分でした😊。
出ると門の前では10名ぐらいの人が並ばれてました。係の人に聞くと、今年は料金を1000円から1500円に値上げされたこともあって、昨年のような混雑は無いとは言われてました。ただ大型連休中はどうでしょうか?。
帰りは嵐電に乗らず、仁和寺前のバス停からバスに乗って所用先に向かいました。
旧邸御室の青モミジが、あれほど綺麗だったので、紅葉も綺麗でしょう。紅葉時には公開されたことがありませんが、今年は検討中だそうです。
京都市右京区の西院にある「大文字飴本舗」の飴をお土産にいただきました。
そこで京都市観光協会のHPを読んでると、今年から「特別枠早朝観賞」を始められたことを知りました。開館前の9:00~10:00を特別枠早朝観賞として、事前予約制にて10名様限定の特別公開を実施された訳です。特典として、「館長のプライベート案内」「2階公開(通常非公開)」「通常立ち入れないお庭散策」「抹茶と特別生菓子のおもてなし」「非公開の蔵の中の見学」「少人数のため写真が撮りやすい」がありました。ただ、私が予約を入れあと、次にみると全席満席となってました。やっぱり人気ありますね。ネックは料金が5500円と高額だったことだけ。今日行ってみて、結論を言えば申し込んで大変良かったです😊。










それで、「9時まで自由に写真を撮ってください」と、2回目ですので、何が何処にあるのか知っているので、早速そうさせて貰いました😊。



余談ですが、このテーブルにスマホを置いて撮影しましたが、10時からの通常観賞の時は、その撮影の仕方は禁止となります。これも「特別枠早朝観賞」の特典と言えます😊。
旧邸御室が建てられたのが1937年(昭和12年)。京都取引所取引員・祝部鼎二の邸宅として、岡本勝次郎という大工により手掛けられました。その後昭和中期まで「宝酒造」の前身の一つ“摂津酒造”の四代目・阿部喜兵衛が所有。その方の祖父・二代目阿部喜兵衛が朝ドラ「マッサン」のモデルとなったニッカウヰスキー創業者竹鶴政孝をスコットランドに送りしだした人物で、国産ウイスキーの誕生へと繋がりました。その後、阿部家から京都・株式会社山三製材所の創業者・山本三夫氏が購入。現在はその次女の方が所有されています。旧邸御室は保存状態が良く、主屋・壁・土蔵・茶室「双庵」、茶室「待合」の5箇所が、2016年(平成28年)11月、国登録有形文化財に登録されました。
約20分話されました。この後は、この回だけ特別に公開される2階に行かれる方など、自由散策です。私は庭園を散策することにしました。庭園も普段は立ち入れないルートがあると聞いたので楽しみです。






































次に2階へ上がります。この時間になると、数名の方が降りて来られました。









2階も充分見たので、1階に降りました。天気も良かったし新緑が美しいです。
次に、ここに来た時にガイドさんより是非見て欲しいと言われた奥にある「風呂」を見てなかったので、そちらに向かいました。









ここもリフレクション写真を撮れるので、人気があります。今回から通常観賞の時は、ドリンクメニューを注文した人に限り入れるようです。そのため通常は閉められると言われてました。





「御室和菓子 いと達」は、藤井聡太八冠が仁和寺での竜王戦で、お昼のおやつを注文したので知られています。いと達のもなか(くまのデザイン)が特に有名になりましたね。京都大丸に週一回出店されているので、一度買いました。味は普通です😊。私は、朝はしっかり摂ります。それで、このお菓子のボリュームですので、箱毎持って帰りました。帰って妻と折半していただきました。味は普通です😊。







出ると門の前では10名ぐらいの人が並ばれてました。係の人に聞くと、今年は料金を1000円から1500円に値上げされたこともあって、昨年のような混雑は無いとは言われてました。ただ大型連休中はどうでしょうか?。

旧邸御室の青モミジが、あれほど綺麗だったので、紅葉も綺麗でしょう。紅葉時には公開されたことがありませんが、今年は検討中だそうです。

この記事へのコメント
びっくりしました。滴るような庭の緑が
きれいに映って見事なものですね。
「床緑」という言葉を聞いた事がありますけど、
こんなに細部まできちんと緑の景色が
テーブルに映り込むなんて、ちょっと信じられません。
旧邸御室は、現在レンタルスペースに使われてるとか。
これだけのお邸と日本庭園を心ゆくまで
鑑賞できるのは、心の贅沢だなと思いました。
これは写真好きなら、是非行きたくなりますよ。羨ましいです。
それにしても、「深緑の薫」という早朝イベントは、5500円ですか。
それは、それはビックリ。でも、その価値があるのですね。
天気に恵まれたよかったですね。
重要文化財に指定されている旧邸御室も、維持費が大変なようで、先般同じ重要文化財に指定されている「有栖川宮旧邸 有栖館」が、東京の大手不動産会社に売却されたとき、ここの館長さんもコメントされてました。
年間、いくらかの維持費も持ち出しだそうで、、こうして特別公開やイベントなどされているようですね。
この広間にあるピカピカの机は、リフリリクション撮影用に置かれたものでは無いようです。
ただ、この机が人気があるようで、多くの方が特別公開では来られます。
ここの広間にある花梨のテーブルは、今が流行のリフリリクション撮影用に置かれたものでありません。
ただ、この机が人気が出て、以前行ったとき凄い人とで楽しめなかったので、この早朝特別拝観に来て見ました。
さすがに悩みましたが、直ぐに満席になったので、行ってみて良かったです。