臨済宗 天龍寺派 等持院の庭園にサツキ咲く

5月22日(水)は、サツキが見頃と聞き、臨済宗 天龍寺派 等持院に行きました。京都ナビの情報では、「咲き始め」と出てましたが、詳細は書きませんが、「月曜日ぐらいで見頃になる」と聞いていたからです。

毎月のことですが、所用先から等持院に向かいました。龍安寺前バス停で降りると外国人の方が数名降りられました。当然、龍安寺に向かうものと思いきや、私と同様に龍安寺とは反対側を歩いて行きます。きぬがけの路を横断し、皆さん向かわれたのは立命館大学でした。観光客じゃなくて留学生でしたね😊。

IMG_9562.jpg8時51分に等持院境内に西側の通用門から入りました。この日は、所用先に早く着いたので、予定より1本早いバスに乗ったので開門前に着いてしまいました。

IMG_9564.jpgIMG_9565.jpg表門」が開門前に来るのは稀で、暫くは外で待つことにしました。何度も来ている等持院で、多分2回目ですね、開門前に来たのは。

IMG_9570.jpg他に行く所も無いので、少しだけウロウロ。こちらは新緑と「勅使門」です。

IMG_9571.jpg周りに新緑で囲まれている「鐘楼」です。

IMG_9683.jpg8時59分に開門されました。多分、開門前に待ってる人は、ほぼ居ないのでしょうね、驚かれてました😊。

IMG_9572.jpg拝観受付所は「庫裏」の中にあります。拝観料600円と茶席代600円を納めました。茶席は庭園を巡ってからいただきます。

IMG_9680.jpg受付で拝観コースは案内されますが、私はいつも庭園から先に見ていきます。

IMG_9573.jpgIMG_9574.jpgIMG_9577.jpg芙蓉池」越しに茶室清漣亭」が見える所から撮りました。芙蓉池の周りのサツキが綺麗に咲いています。これだけ咲いていたら充分です。

IMG_9576.jpg私のあと、1組2名が来られたので、空いている間に庭園を巡ります。

IMG_9579.jpgIMG_9581.jpg先に茶室清漣亭」まで登ります。そこから見る芙蓉池を撮るためです。

IMG_9582.jpg上から見ると芙蓉池も綺麗です。良い具合にサツキ咲いててくれました😊。

IMG_9583.jpgIMG_9584.jpgIMG_9585.jpg茶室前から見た庭園です。ここが最も高い所になります。

IMG_9588.jpgIMG_9587.jpgここで注目は、茶室横の「司馬温公形手水鉢(しばおんこうがたちょずばち)」です。

昔の中国(北宋)の政治家である、司馬温公(しばおんこう)が、子供の時に水甕にはまって溺れかけた友達を石で高価な甕を割って助けた故事にちなんで名付けられました。

IMG_9589.jpgこちらも注目です。茶室「清漣亭」の前にあるのが、「等持院型石灯籠」といい、竿は四角形、中台は六角形で、火袋に日月文様が穿ってあります。

IMG_9591.jpg再び書院前に降りて来ますが、別ルートです。そこから見た芙蓉池とサツキ咲き誇る庭園の全景を撮りました。

IMG_9594.jpgIMG_9595.jpgIMG_9596.jpg再び「書院」前に降りて来ました。ここから心字池に向かいます。ただ、後続の方来られ無いですね。

IMG_9602.jpgIMG_9604.jpgIMG_9605.jpg芙蓉池から心字池に向かう途中にある「足利尊氏公のお墓」に寄りました。室町幕府初代将軍の宝篋印塔がそれです。台座には足利尊氏の命日、延文3年4月30日の文字「延文三年」、左に「四月三十日」が書かれています。

IMG_9607.jpg心字池に入りました。右の建物は霊光殿で、帰りに寄ります。

IMG_9608.jpgIMG_9610.jpgIMG_9612.jpg以外なことに、心字池の周りにもサツキ咲いてました。こちらも綺麗です。

IMG_9614.jpg新緑とサツキがともに綺麗です。まもなく湖畔の半夏生も色づくでしょう。

IMG_9616.jpgIMG_9618.jpgIMG_9619.jpgIMG_9620.jpg心字池の湖畔には「黄菖蒲」も咲いてましたが、ほぼ終わりかけですが😊。

IMG_9624.jpgIMG_9625.jpgIMG_9627.jpgIMG_9628.jpgここまで来て、遠くにアオサギが居るのが分かりました。ズームで撮りましたが、近づくと飛んで行ってしまいました😊。

IMG_9630.jpgここから心字池に突き出た小島に入ります。そこにはかつて「妙音閣」がありました。

IMG_9631.jpgIMG_9633.jpg1950年(昭和25年)にジェーン台風で倒壊した「妙音閣」、再建されないようです。ここもサツキ綺麗に咲いてました。

IMG_9636.jpgIMG_9637.jpgIMG_9638.jpgIMG_9639.jpgIMG_9641.jpg小島を出て、苑路に戻りました。この辺りもツツジやサツキ綺麗に咲いてました。

IMG_9643.jpgIMG_9644.jpgIMG_9645.jpg苑路の右手、足利家15代供養塔「十三重塔」。その左横には、赤松柳史の高弟 青山柳為句碑芙蓉池に風あるやなし 落下舞ふ」がありました。その横には「臨済宗天龍寺派管長 関牧翁胸像」(左)と「中興天龍牧翁和尚大禅師」(右)があります。

IMG_9647.jpg心字池を出て「書院」に戻ります。再び茶室「清漣亭」前を通ります。

IMG_9649.jpgIMG_9650.jpg先程案内した「等持院型石灯籠」を通って茶室内を見て書院に行きます。

IMG_9652.jpgIMG_9653.jpg書院に戻る前に芙蓉池を見てみると、優雅に錦鯉が泳いでいます。そして書院に上がりました。

書院に上がり、受付まで戻りお茶菓子をお願いしました。料金は先に払っています。お抹茶が出来あがるまで書院にて待つことに。

IMG_9655.jpgIMG_9657.jpgIMG_9658.jpgIMG_9659.jpgIMG_9660.jpgIMG_9661.jpgここのは「京菓子司 笹屋守栄」さんのお菓子で、美味しいのでいつも頼みます。この日も美味しかったです😊。なお、お土産でお持ち帰りも出来るようです。

IMG_9663.jpgここでゆっくりしたあと、次に霊光殿に向かいます。こちらは方丈裏から撮ったものです。サツキの見頃は、あと少しのようですね。

IMG_9665.jpg霊光殿に入る前に心字池を見ると、さきほど飛んで行ったアオサギが居ました。

IMG_9666.jpg霊光殿」に入りました。堂内は撮影禁止です。ここでお賽銭をしお参りしてから出て来ました。

正面には、室町幕府初代将軍・足利尊氏公が日頃信仰されていた地蔵尊(弘法大師空海作)を本尊に左右に達磨大師像夢想国師像が祀られてます。次に向かって右から若き日の徳川家康(東照大権現)坐像から、歴代足利将軍木像・・・室町幕府初代将軍・足利尊氏(等持院殿)坐像、2代将軍・義詮(よしあきら)(宝筐院殿)坐像、3代将軍・義満(鹿苑院)坐像、4代将軍・義持(勝定院殿)坐像、6代将軍・義教(普広院殿)坐像、7代将軍・義勝(慶雲院)坐像、8代将軍・義政(慈照院)坐像、9代将軍・義尚(よしひさ)(常徳院)坐像、10代将軍・義稙(よしたね)(恵林院殿)坐像、11代将軍・義澄(よしずみ)(法住院殿)坐像、12代将軍・義晴(萬松院)坐像、13代将軍・義輝(光源院)坐像、15代将軍・義昭(霊陽院)坐像が安置されています。 なお、5代将軍・義量(よしかず)(長得院殿)、14代将軍・義栄(よしひで)(光徳院)は、ありません。

IMG_9667.jpgIMG_9668.jpg霊光殿内は撮影禁止です。その霊光殿前から「方丈前庭」を見てみると、ここもサツキが咲いてました。

IMG_9670.jpgIMG_9671.jpgIMG_9674.jpgIMG_9675.jpg方丈」内も撮影禁止です。仏間に祀られているご本尊の「釈迦牟尼仏」にお参りして、「方丈前庭」に咲いているサツキを撮って出て行くことにしました。

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9時30分に、「庫裏」から出て行きました。サツキが綺麗でしたが、ここは空いてましたね。

IMG_9681.jpg表門」から出ました。帰りは嵐電に乗るため、そちらに向かいます。

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次の中門が見える所に「マキノ省三像」があります。今は面影ありませんが、この等持院には、かつて等持院撮影所がありました。1912年(明治45年)に誕生し、1932年(昭和7年)に閉鎖されましたが、映画の歴史は現在京都にある二つの撮影所に受け継がれています。

IMG_9685.jpgこちらが「中門」です。車やタクシーで来たら、ここから出入りするわけです。

IMG_9686.jpgIMG_9687.jpg9時38分に「山門」を出ました。

ここからゆっくり歩いて嵐電「等持院•立命館大学衣笠キャンパス前駅」まで歩いて行きます。多分、5分ぐらい着くでしょう。今日は、次の目的地があるので嵐電の乗るためです。

この記事へのコメント

2024年06月19日 17:55
等持院のサツキ、見事だと思います。
サツキは日本庭園によく似合いますね。
特に、芙蓉池や心字池など、水辺に
サツキの刈込があると、風景が華やぐと同時に
引き締まるような気がしました。
抹茶とお菓子を戴きながら眺めるお庭もいいもんです。
壬生里
2024年06月25日 15:36
yasuhikoさんへコメントありがとうございます。

等持院は、紅葉も綺麗ですが、サツキがやっぱり有名で、普段空いている庭園も、そこそこ来られます。
近くの龍安寺や仁和寺、金閣寺は多くの外国人観光客で賑わいますが、ここはひっそりと・・・しかし、寺の方に聞くと、それでも団体さんは来られるみたいです。ただ朝は空いていると聞いたので、やっぱり朝に来るべきでしょう。( ^_^)