紫陽花咲く世界文化遺産 臨済宗妙心寺派 龍安寺へ
6月12日(水)は、朝から暑かったです。当初は、花菖蒲や紫陽花が見頃となった京都府立植物園に行くつもりが、昨日も夏日を記録し、その高かった気温が、ここ最近夜になっても下がらなくなりました。そこで、前日に世界文化遺産 臨済宗妙心寺派 龍安寺に行くことにしました。ここは開門が8時と早いので、まだ涼しい間に散策できるし、多分ですが龍安寺もアジサイがあったように思ったからです。
この日は、全国で今季初の猛暑日が福島県梁川で35.2℃を記録されました。まだ6月と言うのに、そして梅雨入り前だと言うのにね。京都市では最低気温20.5℃、最高気温32.5℃とともに今季最高を記録。やっぱり夜の気温が下がらなくなりましたね。今日で3日連続の真夏日となりました。
参考までに、京都府内各地の最高気温は、舞鶴市と福知山市で33・9℃、京田辺市33・7℃、南丹市園部町33・4℃、南丹市美山町32・9℃、宮津市32・7℃、京都市32・5℃、京丹後市30・2℃で、全地点で今年最高気温でした。そして、舞鶴市と福知山市は全国3位の高温で、府北部の観測点が軒並み京都市を上回る珍しい状況でした😊。
龍安寺には、嵐電を利用しました。帷子ノ辻駅で北野線に乗り換えしますが、7時30分発北野白梅町行きは、比較的空いてました。龍安寺駅には7時39分に着いたので、ここから龍安寺まで歩いて15分ぐらいと思ってましたが、駅の案内では徒歩8分でした。このままでは早く着きすぎてしまうけど、暑いのでゆっくり歩いていくことに。
駅を出ると、真っ直ぐ北に延びる道があるので、緩やかな坂道を歩いて行くと、角に石標が立っていますし、道案内も出ています。
私は、何度か利用しているので、道に迷うことはありませんが、真っ直ぐ進めば突き当たりです。ここで西に向いて歩きます。
次に、北西角に石標があるので、そこから北に向いて歩きます。この石標に書いてあるのは、「龍安寺 朱山七陵」のことですね。今年の2月28日(水)に登りました。
北に向いてある行くと突き当たりに7時48分着きました。参考までに、ここから龍安寺の境内になります。
いつもバスで来るので、この「総門」をくぐるのは久しぶりになります。石柱には「大雲山 龍安寺」と書かれています。

次に「きぬがけの路」を渡ります。交通量多いし、押しボタン信号があるので安心です。ここのは押すと直ぐに信号変わりました😊。

7時51分に着きました。拝観受付所も「山門」も閉まったままです。山門の向かって左にある通用門は開いてます。それは以前から知ってましたし、ご近所の方が散歩されているのも知ってました。
暑いので日陰で待っていると、その通用門から数名の方が出てこられました。そして係の方が「山門」を開けられたのは7時56分でした。
受付されのは8時になってから。拝観料600円を納めます。そして山門から境内に入り、急いで石庭に向かいます。特に一番乗りを目指したわけではありませんが、せっかくなんで急いだわけです😊。


この辺りにアジサイも咲いてましたが、帰りに寄ることにします。とりあえず石段を上がり「庫裏」から入ります。
庫裏に入り、拝観券を見せます。この拝観券が無いと石庭は見られません。そして靴を下駄箱に入れ堂内に上がりました。ずっと前に、外国人観光客に靴を間違えられたので、いつも靴を下駄箱に入れるときに、目印を付けておきました😊。私の靴のサイズは小さいのに、外国人の方は絶対に入らないのに・・・。





方丈に入り、直ぐに「石庭」の写真を押さえておきました😊。このあと縁側に座って謎を秘めた石庭を眺めることに。


庭園西端の石組み(写真上)で3組8個で構成されています。(写真中)油小塀沿いにある細長い2個の石組みは、細長く大きい方が細粒花崗岩。小さい石が緑色片石です。その細長い石には、小太郎・清二郎という名が刻まれているという。(写真下)東端の石組。主石と両脇の石、5個の組み合わせになっています。
この「石庭」には、大小15個の石があります。正面から見えない石もあるので、数えても15個は分かりません。
油小塀は、庭園西端に行くほど低くなっています。これは石庭を広く見せる手法だそうです。そして少し汚れてるように見えるは、白砂が綺麗に見えるように眩しさ除けにになっています。また、この庭の作庭者は不明です。作者が分からないので、どのような意図で配置されたのかも分かりません。「謎を秘めた石庭」と呼ばれる由縁ですね。
庭園を見てましたが、お賽銭用の小銭を持参してきたので、ここでお参り済ませました。




1月31日に来た時は、細川護熙元首相揮毫襖絵の「雲龍図襖絵」が特別公開されてました。この日は、元に戻ってました。
襖絵は「臥龍梅(がりょうばい)」で、皐月鶴翁画伯の作品だそうです。皐月靏翁は、明治~大正~昭和に京都で活躍した南画家です。
こちらが通常非公開の「仏殿」です。1797年(寛政9年)に焼失後、約200年ぶりの1981年(昭和56年)に再建されました。
この仏殿にご本尊の釈迦牟尼仏が祀られているので、手を合わせるなら本来ならこちらなんですね。次に方丈裏に回ります。

この裏手に、複製ですが「蹲踞」があります。そこに書いてあるている文字は。「吾唯足知(われただたるをしる)」・・・「己をよく知り貧欲になりすぎるな」という意味だそうです。
手前「龍安寺垣」と、今は咲いてませんが「侘助椿」です。非公開の茶室「蔵六庵」があって、その手前に本物の知足の蹲踞があるわけです。

このあと、もう一度「石庭」に戻り座っていると、外国人観光客の団体さんが来られました。賑やかになってきたので出て行くことしました。写真は「勅使門」です。


私を含めて何名かは出て行かれました。玄関にある屏風には寺西乾山筆漢詩「飲酒」陶淵明作と書いてありました。内容は難しいので分かりません😊。
8時20分に「庫裏」を出ました。拝観ルートは、右手に進みますが、私は行きにスルーしたアジサイを見に行きます。
この石段の両側には「龍安寺垣」と呼ばれる背の低い透かし竹垣があります。







龍安寺のアジサイは、ここだけです。数は少ないけど咲いててくれてて、ほぼガクアジサイでした。

ここ最近、龍安寺に来ても足を運んで無かった鏡容池に突き出た「弁天島」に行ってみます。


ここに入ったとき、外国人観光客が後ろからついて来られ、急いで写真を撮って出て行きます。こちらは多分「弁財天」でしょう。


弁天島に架かる橋から、鏡容池には睡蓮が数多く咲いてました。ただ距離があるので間近では見られないでしょうね。
弁天島を出ると、正面に「勅使門」が見えました。庫裏から出て順路通りに行くと、ここに降りて来ます。
ここから鏡容池を周遊します。新緑に囲まれた参道、前方に外国人観光客が。
次に参道を歩いて行くと、右手に門があります。その向こうには非公開の「西の庭」があります。ただ、特別公開されても、ここの門は開きません。
その先の突き当たりに少しだけ階段をあがった先には「パコダ」「納骨堂」「桜苑」があって、外国人観光客は向かわれました。私は、桜も咲いてないので鏡容池の方へ向かいます。

鏡容池が見える所まで来ました。睡蓮咲いていますが、予想通り遠いです。





ここで睡蓮が見えたのでズームで撮って見ました。もう少し近くで咲いてくれていたらなぁ・・・。
鏡容池を見ながら歩いて行くと、途中に「水分石(みくまりいし)」が見えきます。これは池の水位を測るために置かれた石だそうです。
こちらは白色の睡蓮です。鏡容池周りの木々が邪魔で睡蓮撮れないです。
ここからアヒルが佇む「伏虎島」が見えました。

8時32分に「山門」から出て逝きました。
「山門」前から撮った1枚です。石庭に向かわれる外国人観光客の団体さん。ここは開門直後に来ないと、この時間でも混んでます。

「山門」を出ると、駐車場から、今度は修学旅行生の団体さんが来ました。朝早く起こされ気の毒やなぁ・・・と😊。子供は眠いやろね。


行きと同様に「きぬがけの路」を渡ります。今度も押すと直ぐに信号が変わりました。帰りも嵐電に乗ります。
龍安寺は、臨済宗妙心寺派の寺院なんすね。「妙心寺 退蔵院」の看板も出てました。嵐電には8時45分発の帷子ノ辻行きに乗ることが出来ました。そして帷子ノ辻駅で嵐山行きに乗り換えします。8時59分発の嵐山行きは2両編成で来るので空いてます。9時9分発の嵐山行きまでが2両編成なので、それが目的でした。ここ最近外国人観光客が多いので、1両編成での混雑には辟易です😊。
この日は、全国で今季初の猛暑日が福島県梁川で35.2℃を記録されました。まだ6月と言うのに、そして梅雨入り前だと言うのにね。京都市では最低気温20.5℃、最高気温32.5℃とともに今季最高を記録。やっぱり夜の気温が下がらなくなりましたね。今日で3日連続の真夏日となりました。
参考までに、京都府内各地の最高気温は、舞鶴市と福知山市で33・9℃、京田辺市33・7℃、南丹市園部町33・4℃、南丹市美山町32・9℃、宮津市32・7℃、京都市32・5℃、京丹後市30・2℃で、全地点で今年最高気温でした。そして、舞鶴市と福知山市は全国3位の高温で、府北部の観測点が軒並み京都市を上回る珍しい状況でした😊。
龍安寺には、嵐電を利用しました。帷子ノ辻駅で北野線に乗り換えしますが、7時30分発北野白梅町行きは、比較的空いてました。龍安寺駅には7時39分に着いたので、ここから龍安寺まで歩いて15分ぐらいと思ってましたが、駅の案内では徒歩8分でした。このままでは早く着きすぎてしまうけど、暑いのでゆっくり歩いていくことに。
駅を出ると、真っ直ぐ北に延びる道があるので、緩やかな坂道を歩いて行くと、角に石標が立っていますし、道案内も出ています。

次に、北西角に石標があるので、そこから北に向いて歩きます。この石標に書いてあるのは、「龍安寺 朱山七陵」のことですね。今年の2月28日(水)に登りました。











庫裏に入り、拝観券を見せます。この拝観券が無いと石庭は見られません。そして靴を下駄箱に入れ堂内に上がりました。ずっと前に、外国人観光客に靴を間違えられたので、いつも靴を下駄箱に入れるときに、目印を付けておきました😊。私の靴のサイズは小さいのに、外国人の方は絶対に入らないのに・・・。










油小塀は、庭園西端に行くほど低くなっています。これは石庭を広く見せる手法だそうです。そして少し汚れてるように見えるは、白砂が綺麗に見えるように眩しさ除けにになっています。また、この庭の作庭者は不明です。作者が分からないので、どのような意図で配置されたのかも分かりません。「謎を秘めた石庭」と呼ばれる由縁ですね。
庭園を見てましたが、お賽銭用の小銭を持参してきたので、ここでお参り済ませました。





襖絵は「臥龍梅(がりょうばい)」で、皐月鶴翁画伯の作品だそうです。皐月靏翁は、明治~大正~昭和に京都で活躍した南画家です。

この仏殿にご本尊の釈迦牟尼仏が祀られているので、手を合わせるなら本来ならこちらなんですね。次に方丈裏に回ります。

















































龍安寺は、臨済宗妙心寺派の寺院なんすね。「妙心寺 退蔵院」の看板も出てました。嵐電には8時45分発の帷子ノ辻行きに乗ることが出来ました。そして帷子ノ辻駅で嵐山行きに乗り換えします。8時59分発の嵐山行きは2両編成で来るので空いてます。9時9分発の嵐山行きまでが2両編成なので、それが目的でした。ここ最近外国人観光客が多いので、1両編成での混雑には辟易です😊。
この記事へのコメント
贅沢ですね。不思議な美しさ、素晴らしいです。
私も何度か行ってますが、混みあいながら眺めるイメージがあります。
今なら、凄い混み方ではないでしょうか。
龍の襖絵も有名ですよね。強烈な印象がありました。
この時期はアジサイとスイレンですか。
鏡容池の睡蓮の風景も素敵だなと思いました。
そういえば、私は東北で臥龍梅を見ましたよ。
龍安寺、人が多いので、独り占めは30秒ぐらいです。( ^_^)
世界遺産の龍安寺には外国人観光客が多数来られます。
市バスに乗ってとか、観光バスでね。
それに修学旅行生も重なるので、朝一番以外は、混雑してゆっくり石庭は観賞できません。