半夏生が見頃となった臨済宗 天龍寺派 等持院庭園へ
6月19日(水)の前日は、全国的に大雨となりました。前線と低気圧の影響だそうです。雨は18日(火)の昼前までに弱まりましたが、河川は増水したようです。京都地方気象台によると、17日の降り始めから18日午前10時までの各地の雨量は、京都府京田辺市79・5㍉、長岡京市58.5㍉、京都市中京区57.5㍉となりました。京都市内を流れる鴨川や桂川は濁流となりニュース映像で見ました。ただ、19日と20日の天気予報が、晴れることが予想されており梅雨入りの発表は見送られたようですね。
そして、予報どおり6月19日(水)は、朝から晴れました・・・と言うより、昨日の夕方から晴れて来ました。天気の回復が早かったです。多分、通勤通学時に服は相当濡れたでしょう。
私は、朝から所用があるので、家族で所用先に行き、私だけ半夏生が見頃となった臨済宗 天龍寺派 等持院に向かいました。
市バス「龍安寺前バス停」でおり゜、9時4分に等持院「西門」から境内に入りました。
境内に車が止まってないので、多分、誰も来てないと思いました。さっそく「表門」をくぐります。
受付に行く前に「紫陽花」を見つけたので撮りました。

拝観料は600円、お茶席もお願いしました。計1200円を納め、庭園に向かいました。


受付を済ませると、先に「方丈」でお参りを済ませてから庭園に降りますが、私はいつも先に庭園に行きます😊。
9時5分に「書院」から庭園に降りました。昨日からの土砂降りが嘘のように晴れてくれました。
先月はサツキを見に5月22日(水)に来てました。さっそく「芙蓉池」越しに茶室「清漣亭」が見える所から撮りました。ここからの風景を私は好きです。
今日は半夏生が目的でした。半夏生は心字池の方ですが、先に茶室「清漣亭」まで登ります。


茶室「清漣亭」まで来ました。ここから振り返ると「書院」「方丈」「芙蓉池」が見えるので、ここからの風景も私は好きです。
茶室「清漣亭」前にある「手水舎」です。手水鉢越しには「方丈」の屋根が見えます。この茶室には、もう一つ有名な手水舎が、あって・・・?。

それは、茶室横の「司馬温公形手水鉢(しばおんこうがたちょずばち)」でした。昔の中国(北宋)の政治家である、司馬温公(しばおんこう)が、子供の時に水甕にはまって溺れかけた友達を石で高価な甕を割って助けた故事にちなんで名付けられました。

茶室「清漣亭」の前にあるのも有名な石灯籠で、「等持院型石灯籠」といいます。竿は四角形、中台は六角形で、火袋に日月文様が穿ってあります。



茶室「清漣亭」から降りて来て、再び「書院」の前を通って、半夏生のある心字池に向かいました。

芙蓉池から心字池に向かう途中にある「足利尊氏公のお墓」に寄りました。室町幕府初代将軍の宝篋印塔がそれです。台座には足利尊氏の命日、延文3年4月30日の文字「延文三年」、左に「四月三十日」が書かれています。
9時10分に「心字池」に来ました。ここの湖畔には半夏生が植わっています。








半夏生は、開花の頃、周りの葉っぱ緑から白へと色が変化し、水芭蕉の花が咲いたようになりますが、見たところ少し早かったです。

半夏生は、臨済宗大本山 建仁寺塔頭 両足院が有名ですね、今年は久しぶりに行ってみようと思っています。多分ですが・・・😊。




朝から暑いなか、ゆっくり心字池を回りました。期待していた半夏生がイマイチだったのは残念でしたが、ここの庭園はいつ来ても綺麗で心落ち着きます。




苑路には「クチナシ」の花が咲いてました。それを見ながら、心字池に突き出た小島の入口まで来ました。そこにはかつて「妙音閣」がありました。


ここにも少しだけ半夏生ありました。まだ開花前のため色づきは悪いです。ここは早々に出ました。

小島を出て苑路を進むと右手には、足利家15代供養塔「十三重塔」。その左横には、赤松柳史の高弟 青山柳為句碑「芙蓉池に風あるやなし 落下舞ふ」があります。また、その横には「臨済宗天龍寺派管長 関牧翁胸像」(左)と「中興天龍牧翁和尚大禅師」(右)がありました。


次に、もう一度心字池に出て半夏生を撮りました。6月下旬頃には綺麗に色づくでしょう、ただ来る予定はありません。


9時20分頃に「書院」に戻りました。ここから受付に茶席をお願いしに行き、少し待ちます。


ここのは「京菓子司 笹屋守栄」さんのお菓子で、美味しいのでいつも頼みます。この日も美味しかったです😊。



食べ終わり休憩したあと、「霊光殿」に入りました。ここで1組の観光客が来られてました。




霊光殿」と「方丈」内は撮影禁止です。霊光殿を出て方丈の仏間に祀られているご本尊の「釈迦牟尼仏」にお参りしました。
9時36分に、「庫裏」から出て行きました。今日は家族の土産に、ここで食べたお菓子を買って帰りました。それは後程😊。


今日は嵐電に乗るため帰りのルートは番います。こちらは「マキノ省三像」です。今は面影ありませんが、この等持院には、かつて等持院撮影所がありました。1912年(明治45年)に誕生し、1932年(昭和7年)に閉鎖されましたが、映画の歴史は現在京都にある二つの撮影所に受け継がれています。
こちらが「中門」です。車やタクシーで来たら、ここから出入りするわけです。

9時41分に「山門」を出ました。ここから嵐電「等持院•立命館大学衣笠キャンパス前駅」まで歩いて行きます。

このお菓子は、「京菓子司 笹屋守栄」さんに行っても買えません。ここ等持院のみの購入となっています。家族も喜んでくれました。
今日は嵐電が主役です。次は詳しい嵐電の駅を紹介します。
そして、予報どおり6月19日(水)は、朝から晴れました・・・と言うより、昨日の夕方から晴れて来ました。天気の回復が早かったです。多分、通勤通学時に服は相当濡れたでしょう。
私は、朝から所用があるので、家族で所用先に行き、私だけ半夏生が見頃となった臨済宗 天龍寺派 等持院に向かいました。















































































今日は嵐電が主役です。次は詳しい嵐電の駅を紹介します。
この記事へのコメント
室内のだるまさんの大きな顔、以前見たような。
茶室からの庭園が見事です。
清漣亭から俯瞰するような庭園もいいです。
ここは足利氏の菩提寺で、
足利尊氏の墓所としても知られているんでしたね。
水辺の半夏生、涼し気な感じですが、
ちょっと早かったですか。
庭園巡りからお茶席へ・・。
今回も楽しめる内容でした。
等持院は、金閣寺・龍安寺・仁和寺とつづく「きぬがけの路」から外れているので、観光客は少ないです。
いつも空いている等持院も、寺の人に聞くと、外国人観光客の団体さんが来られるようです。
ここの庭園は手入れが行き届いているので、本当に綺麗です。
この庭園を見ながら、美味しいお菓子をいただく、京都は何処も混雑しているので、静かな名雰囲気で見られるのは、今は貴重な存在でしょう。