暑い京都 車折神社へ
7月25日(木)36.2℃、26日(金)37.5℃、27日(土)37.2℃、28日(日)38.3℃と猛暑日が続いていた京都市。29日(月)も朝から暑かったです。11時30分現在で既に36.7℃と猛暑日を記録してました。結果、39.4℃まで上がり今年最高を記録。それより夜の気温が下がらなくなってて、28日(日)の最低気温は28.0℃もありましたし、29日(月)の最低気温は28.0℃もありました。熱帯夜は11日連続、今月の猛暑日は16日となりました。
全国的に猛烈な暑さとなった29日(月)、京都市の最高気温は6年ぶりに39℃を超え、観測史上4位タイの39・4℃となった。8月上旬にかけ危険な暑さが予想され、熱中症に厳重な警戒が必要になる。京都地方気象台によると、京都府上空は夏の太平洋高気圧とチベット高気圧の「2層構造」で雲が発生しにくくなり、強い日射で気温が上昇した。京都府では福知山市38・3℃と南丹市園部町36・9℃が今年の最高気温となった。(京都新聞より)
7月22日(月)が、暦では「大暑」だったので、この週がピークかなぁ?・・・と、そうなれば良いのになぁと希望でもありますが、気象庁での発表では10月まで暑いと出てましたね😒。こんなに暑いのに、家の用事があって、今日と明日は出掛けるしかありません。「不要不急の移動・外出はしないように」と、熱中症警戒アラート出てましたが、こればっかりは仕方ありません。私が行かないと進まないので・・・。
今日は詳しいことを言えませんが、約30分ぐらい空き時間ができるので、その間、所用先に戻ってエアコンの効いた部屋で静養するか、戻らないで散歩するか・・・答えは、一旦冷えた部屋に入ると、次に外に出るとき体に暑いのが堪えるので、戻らず車折神社を散策することに。
三条通りから車折神社の表参道に入ります。この時期は修学旅行生が居ないので、境内はガラガラです。
「第三鳥居」をくぐります。以前、三条通りにあった大鳥居、そして石鳥居とありましたが、今はありません。
表参道を進むと右手に、「芸能神社」があります。御祭神はが天宇受賣命(あめのうずめのみこと)、天岩戸に隠れた天照大神の関心を引くため、踊りを披露したこで知られている芸能の神様です。
ここのお賽銭箱は、俳優の観月ありささんが奉納されたようです。5月の車折神社のお祭り「三船祭」にも参加されてましたね。
「三船祭」は平安時代に宇多上皇が嵐山を訪れた際、川に船を浮かべて舞や和歌を楽しんだことにちなんで行われているもので、5月19日(日)は祭りを行う車折神社が取り組む芸能文化の振興に協力している俳優の観月ありささんも参加しました。
芸能神社の向かいには、「清少納言社」があります。御祭神は、車折神社の御祭神である清原頼業と同族である清少納言。第66代天皇の一条天皇の中宮(藤原定子)に仕えた才女です。
NHK大河ドラマ「光る君へ」では、ファーストサマーウイカさんが、藤原定子は、高畑充希さんが演じてました。藤原定子に仕えていたのが清少納言でした。清少納言は晩年には、藤原定子が眠る鳥辺野近くの東山月輪(泉涌寺)あたりに隠棲したと伝わります。その東山月輪には、清少納言の父・清原元輔(演者は大森博史さん)の邸宅(今熊野観音寺あたり)があったと云われています。
表参道の突き当たりにある「中門」です。ただこの門は閉まっています。理由は、真っ直ぐ進むと神様に対し失礼だということです。
中門から東の参道を進むと、前に第88代天皇の後嵯峨天皇の乗った牛車が当たったと伝わる「車折石」があります。これを縁に天皇から「車折大明神」の神号と正一位の位を贈られました。
先ずは「手水舎」に寄ります。最近、柄杓を置かれるようになりました。
車折神社では、先ず「清めの社」で参拝します。ここで、悪い運気を浄化し心身を清めてから本殿に向かうわけです。
ここが本殿への入口になります。6月中は、ここに「茅の輪」を設置されます。
「本殿」前で参拝しました。御祭神は、清原 頼業(きよはらのよりなり)で、1752年(宝暦2年)の造営で、入母屋造・銅板葺総檜造の建物。2014年(平成26年)に全面改修工事が行われました。拝所には「花天井」もあります。
いつものように、本殿の北側(裏側)にある「八百萬神社」に行き参拝しました。日本の全ての神様をお祀りされてるそうで、御利益は「人脈拡大」です。
本殿前には「祈念神石」を納める所があります。これは願いが叶ったお礼に納められた石のため、持ち帰り厳禁です。
お参りしたあと裏参道を通って、北鳥居まで行ってみます。
以前は、裏参道から見えにくいほど木々がありましたが、すっきりされたようです。西に向いて建つこの神社は、「天満天神社(そらみつあまつかみのやし)」で、御祭神は天満大神(雷除け、園芸、農業の神様)とありました。
その横の南に建つこの神社「神明神社」です。鳥居横に社号標が書かれた石柱が建っていました。
ここを出ると、向かいが先に参拝した「清めの社」があります。
裏参道に戻ると、正面に「本殿」が見えました。右は「八百萬神社」です。ここも木々を伐採され本殿が見えるようになりました。
次に参道の東側にある「滄海(そうかい)神社」(辨天神社)があります。御祭神は、「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと」で、「金銀財宝」や「幸福」を授けて下さる女神様です。
次に裏参道を進むと東側に「地主神社」があって、御祭神が「嵯峨天皇」です。
由来は、かつて嵯峨野の地にに柳鶯寺があって(現在は廃寺)、嵯峨天皇が行幸されたことに因み、当寺に嵯峨天皇が祀られてましたが、廃寺となったため、車折神社の境内に移し、地主の神さまとして祀られることになりました。
裏参道を北鳥居の近くまで来たとき、8時57分発四条大宮行きの電車が入ってきました。
北鳥居横の社号標の石柱の文字は富岡鉄斎の文字です。
「北鳥居」から出て、再び裏参道から戻って行きます。通勤・通学の時間帯を過ぎたので空いてます。
車折神社では有名な「渓仙桜」を超え、芸能神社まで戻って来ました。
先に寄った「清少納言社」の裏にも社があります。こちらは「葵忠社(きちゅうしゃ)」です。御祭神は、「福田理兵衛」。嵯峨村の総年寄りとして、村人から信頼を集めていた材木問屋だそうで、長州藩に財産・自分の命・家族までも捧げた勤皇商人でした。維新の功績により従五位が贈られ福田邸内に祀られあと、現在地に移されました。
その南側に「祖霊社」、御祭神は、車折神社歴代の神職と信徒総代であった方や功績のあった方々が祀られています。その横の石碑は「車折神社碑」で、富岡鉄斎筆によるものです。
「東鳥居」の東側は駐車場です。そこにも何社かあるので寄って行きます。
先ずは手前の「大国主神社」から。御祭神は「大国主大神(大黒様)」で、御利益が「金脈拡大」「金運」「財運」だそうです。
この神社は「辰巳稲荷神社」といい、御祭神が「宇迦之御霊神」です。御利益は「金運」「良縁」だそうです。
東側の社は、「堀派祖霊社」で、御祭神が、聞き慣れない「小唄 堀派の祖霊」だそうです。横には歌詞の石碑もありました。
元車折神社の宮司富岡鉄斎が使った筆が2000本ほど埋められている「富岡鉄斎筆塚」です。
今は営業されてない茶店を通って、入口まで来ました。写真は、最近作られた「玉垣エリア」です。
行きはスルーした「水神社(龍神様」です。昔、大堰川がこの近くまで流れていた頃、氾濫を鎮める為に水神様に祈願したことに由来します。
向かいには「愛宕神社」です。御祭神は、愛宕大神です。ここから遠く北西に聳える愛宕山の山頂に鎮座するのが愛宕神社の総本社で防伏・防火の神様で知られています。
9時3分に、ここを出て、再び所用先に向かいました。そんなに歩いてないけど、既に汗だくです。
最後にオマケです😊。この車折神社が修学旅行生などに人気があるのは、境内に架かっている「玉垣」でしょう。自分が推している芸能人の玉垣を探して写真撮られています。この時ばかりは賑やかですね。
有名な芸能人の玉垣は、目立つところにあります。特に人気があるタレントさんは。今は少なくなったけど、旧ジャニーズ事務所のタレントさん、今も残っています😊。
この日は、観測史上4位タイの39・4℃となったので、何度も紹介している車折神社をあげてみました。この日以外でも、ここは来てるですけど。予報では8月の頭から、考えられないほどの高温が続くと言ってました。外出が怖くなりますね😒。
全国的に猛烈な暑さとなった29日(月)、京都市の最高気温は6年ぶりに39℃を超え、観測史上4位タイの39・4℃となった。8月上旬にかけ危険な暑さが予想され、熱中症に厳重な警戒が必要になる。京都地方気象台によると、京都府上空は夏の太平洋高気圧とチベット高気圧の「2層構造」で雲が発生しにくくなり、強い日射で気温が上昇した。京都府では福知山市38・3℃と南丹市園部町36・9℃が今年の最高気温となった。(京都新聞より)
7月22日(月)が、暦では「大暑」だったので、この週がピークかなぁ?・・・と、そうなれば良いのになぁと希望でもありますが、気象庁での発表では10月まで暑いと出てましたね😒。こんなに暑いのに、家の用事があって、今日と明日は出掛けるしかありません。「不要不急の移動・外出はしないように」と、熱中症警戒アラート出てましたが、こればっかりは仕方ありません。私が行かないと進まないので・・・。
今日は詳しいことを言えませんが、約30分ぐらい空き時間ができるので、その間、所用先に戻ってエアコンの効いた部屋で静養するか、戻らないで散歩するか・・・答えは、一旦冷えた部屋に入ると、次に外に出るとき体に暑いのが堪えるので、戻らず車折神社を散策することに。
三条通りから車折神社の表参道に入ります。この時期は修学旅行生が居ないので、境内はガラガラです。
「第三鳥居」をくぐります。以前、三条通りにあった大鳥居、そして石鳥居とありましたが、今はありません。
表参道を進むと右手に、「芸能神社」があります。御祭神はが天宇受賣命(あめのうずめのみこと)、天岩戸に隠れた天照大神の関心を引くため、踊りを披露したこで知られている芸能の神様です。
ここのお賽銭箱は、俳優の観月ありささんが奉納されたようです。5月の車折神社のお祭り「三船祭」にも参加されてましたね。
「三船祭」は平安時代に宇多上皇が嵐山を訪れた際、川に船を浮かべて舞や和歌を楽しんだことにちなんで行われているもので、5月19日(日)は祭りを行う車折神社が取り組む芸能文化の振興に協力している俳優の観月ありささんも参加しました。
芸能神社の向かいには、「清少納言社」があります。御祭神は、車折神社の御祭神である清原頼業と同族である清少納言。第66代天皇の一条天皇の中宮(藤原定子)に仕えた才女です。
NHK大河ドラマ「光る君へ」では、ファーストサマーウイカさんが、藤原定子は、高畑充希さんが演じてました。藤原定子に仕えていたのが清少納言でした。清少納言は晩年には、藤原定子が眠る鳥辺野近くの東山月輪(泉涌寺)あたりに隠棲したと伝わります。その東山月輪には、清少納言の父・清原元輔(演者は大森博史さん)の邸宅(今熊野観音寺あたり)があったと云われています。
表参道の突き当たりにある「中門」です。ただこの門は閉まっています。理由は、真っ直ぐ進むと神様に対し失礼だということです。
中門から東の参道を進むと、前に第88代天皇の後嵯峨天皇の乗った牛車が当たったと伝わる「車折石」があります。これを縁に天皇から「車折大明神」の神号と正一位の位を贈られました。
先ずは「手水舎」に寄ります。最近、柄杓を置かれるようになりました。
車折神社では、先ず「清めの社」で参拝します。ここで、悪い運気を浄化し心身を清めてから本殿に向かうわけです。
ここが本殿への入口になります。6月中は、ここに「茅の輪」を設置されます。
「本殿」前で参拝しました。御祭神は、清原 頼業(きよはらのよりなり)で、1752年(宝暦2年)の造営で、入母屋造・銅板葺総檜造の建物。2014年(平成26年)に全面改修工事が行われました。拝所には「花天井」もあります。
いつものように、本殿の北側(裏側)にある「八百萬神社」に行き参拝しました。日本の全ての神様をお祀りされてるそうで、御利益は「人脈拡大」です。
本殿前には「祈念神石」を納める所があります。これは願いが叶ったお礼に納められた石のため、持ち帰り厳禁です。
お参りしたあと裏参道を通って、北鳥居まで行ってみます。
以前は、裏参道から見えにくいほど木々がありましたが、すっきりされたようです。西に向いて建つこの神社は、「天満天神社(そらみつあまつかみのやし)」で、御祭神は天満大神(雷除け、園芸、農業の神様)とありました。
その横の南に建つこの神社「神明神社」です。鳥居横に社号標が書かれた石柱が建っていました。
ここを出ると、向かいが先に参拝した「清めの社」があります。
裏参道に戻ると、正面に「本殿」が見えました。右は「八百萬神社」です。ここも木々を伐採され本殿が見えるようになりました。
次に参道の東側にある「滄海(そうかい)神社」(辨天神社)があります。御祭神は、「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと」で、「金銀財宝」や「幸福」を授けて下さる女神様です。
次に裏参道を進むと東側に「地主神社」があって、御祭神が「嵯峨天皇」です。
由来は、かつて嵯峨野の地にに柳鶯寺があって(現在は廃寺)、嵯峨天皇が行幸されたことに因み、当寺に嵯峨天皇が祀られてましたが、廃寺となったため、車折神社の境内に移し、地主の神さまとして祀られることになりました。
裏参道を北鳥居の近くまで来たとき、8時57分発四条大宮行きの電車が入ってきました。
北鳥居横の社号標の石柱の文字は富岡鉄斎の文字です。
「北鳥居」から出て、再び裏参道から戻って行きます。通勤・通学の時間帯を過ぎたので空いてます。
車折神社では有名な「渓仙桜」を超え、芸能神社まで戻って来ました。
先に寄った「清少納言社」の裏にも社があります。こちらは「葵忠社(きちゅうしゃ)」です。御祭神は、「福田理兵衛」。嵯峨村の総年寄りとして、村人から信頼を集めていた材木問屋だそうで、長州藩に財産・自分の命・家族までも捧げた勤皇商人でした。維新の功績により従五位が贈られ福田邸内に祀られあと、現在地に移されました。
その南側に「祖霊社」、御祭神は、車折神社歴代の神職と信徒総代であった方や功績のあった方々が祀られています。その横の石碑は「車折神社碑」で、富岡鉄斎筆によるものです。
「東鳥居」の東側は駐車場です。そこにも何社かあるので寄って行きます。
先ずは手前の「大国主神社」から。御祭神は「大国主大神(大黒様)」で、御利益が「金脈拡大」「金運」「財運」だそうです。
この神社は「辰巳稲荷神社」といい、御祭神が「宇迦之御霊神」です。御利益は「金運」「良縁」だそうです。
東側の社は、「堀派祖霊社」で、御祭神が、聞き慣れない「小唄 堀派の祖霊」だそうです。横には歌詞の石碑もありました。
元車折神社の宮司富岡鉄斎が使った筆が2000本ほど埋められている「富岡鉄斎筆塚」です。
今は営業されてない茶店を通って、入口まで来ました。写真は、最近作られた「玉垣エリア」です。
行きはスルーした「水神社(龍神様」です。昔、大堰川がこの近くまで流れていた頃、氾濫を鎮める為に水神様に祈願したことに由来します。
向かいには「愛宕神社」です。御祭神は、愛宕大神です。ここから遠く北西に聳える愛宕山の山頂に鎮座するのが愛宕神社の総本社で防伏・防火の神様で知られています。
9時3分に、ここを出て、再び所用先に向かいました。そんなに歩いてないけど、既に汗だくです。
最後にオマケです😊。この車折神社が修学旅行生などに人気があるのは、境内に架かっている「玉垣」でしょう。自分が推している芸能人の玉垣を探して写真撮られています。この時ばかりは賑やかですね。
有名な芸能人の玉垣は、目立つところにあります。特に人気があるタレントさんは。今は少なくなったけど、旧ジャニーズ事務所のタレントさん、今も残っています😊。
この日は、観測史上4位タイの39・4℃となったので、何度も紹介している車折神社をあげてみました。この日以外でも、ここは来てるですけど。予報では8月の頭から、考えられないほどの高温が続くと言ってました。外出が怖くなりますね😒。
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