世界文化遺産 上賀茂神社「重陽神事 烏相撲」へ
9月9日(月)は、「重陽の節供(菊の節供)」でした。私は知りませんでしたが、陰陽思想での数字は奇数が陽、偶数が陰を表します。奇数が重なることを重陽といい、9月9日は古来宮中などで行われた五節句のひとつ「重陽の節句」にあたるそうです。
それを知らずに世界文化遺産 上賀茂神社(賀茂別雷神社)に来て見て分かったことです。それは後程紹介します😊。
上賀茂神社に来たのは、2015年(平成27年)5月2日(土)に「平成27年度 春季京都非公開文化財特別公開」に来て以来、本殿の特別公開に行って無かったから。先日、久しぶりに下鴨神社の特別公開に行ったので、上賀茂神社にも行って見ようと思ったから。ただ下鴨神社に比べて、付加価値が無いのが今まで来なかった理由です。本殿と権殿と神宝の公開だけなんですね、正直物足り無いなぁ・・・と思ってました。それに本殿の公開なら、上賀茂神社独自公開もされているので、今まで足が遠のいてました😊。
上賀茂神社へは、我が家からバスを3系統を乗り継ぎしないと行けません。嵐電と地下鉄と市バスの乗り継ぎでも可能です。嵐電と地下鉄の北山駅から徒歩でも行けますが、暑いなか25分も歩くのはキツイです。それで月曜日は車が空いているので、車で向かいました。コースは、北山通りから紫竹西通りを北上し、御薗橋通りから東に進み、その突き当たりに上賀茂神社があるわけです。ただ久しぶりに御薗橋を渡ると、以前に比べると、随分綺麗に整備されてました。大鳥居前から「上賀茂神社参拝者駐車場」に来て見ると、北向き一方通行になってて、出口は雲ヶ畑街道に出るようになってました。それに30分200円が駐車料金です。2020年(令和2年)4月3日に来た時は、30分100円でした。高いなぁと思いつつ9時19分に車を日陰を探して入れました。
駐車場を出て、神山(こうやま)を撮りました。綺麗に山が写ってないので、帰りにも撮る予定で南に向いて歩いて行きます。
上賀茂神社の裏にある神山(こうやま)に上賀茂神社の御祭神、賀茂別雷神(かもわけいかづちかみ)が降臨したと伝わるので先に撮りました。
ご覧のように、駐車場への道は一方通行に変わりました。何時からか知りませんが・・・。
前途したとおり、この辺りが綺麗に整備されたようで「大鳥居」から見て行くことにしました。
この日の最高気温が36.0℃まで上がりました。平年が30℃前後ということで、今年の残暑の厳しさが分かります。テレビで誰かが猛残暑と言ってましたが、今年の暑さに辟易しているので、本当にウンザリです。夜も熱帯夜だし・・・。ここから、あるお店に寄りました。これは別頁で紹介します。
1994年(平成6年)に、「古都京都の文化財」のひとつとして、上賀茂神社境内全域が世界文化遺産に認定されました。そその石碑が建っています。
「一の鳥居」前には、今日お邪魔する特別公開の看板が建っています。それより今日は人が多いなぁ?。ここで上賀茂神社について復習です😊。
上賀茂神社は通称で、正式には賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)と言います。山城の北部一帯に定住する賀茂一族の娘の賀茂玉依比売命(かもたもよりひめのみこと)がある日、賀茂川で身を清めている時、川上から丹塗矢(にぬりのや)が流れて来て家に持ち帰ったところ、御子を授かりました。その御子が成人したところ、祖父である賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は多くの神々を招いて、七日七夜の宴を催しました。祖父は、御子の父が誰なのか探す目的もあって御子に「汝の父と思う神に盃を捧げよ」と申され、盃を渡された御子は「我が父は天津神(あまつかみ)なり」と言って雷鳴とともに天上に昇られました。再び逢いたいと願ってた母の賀茂玉依比売命の枕元に御子が顕れ「吾に逢わむとには、天羽衣天羽裳を造り、火を炬き鉾を擎げ之を持ち、又走馬に錺り、奥山の賢木を取りて阿札に立て、種類の色綵を悉し、又葵楓の蘰を造り、厳しく錺りて之を待てば来む」と。その言葉どおりに神迎えの祭をしたところ神山の頂きにある磐座に賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)が降臨されたと伝わります。そいて、上賀茂神社と下鴨神社の関係です。下鴨神社の正式名称は、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)と言います。御祭神が、上賀茂神社の御祭神である賀茂別雷命大神の母賀茂玉依比売命(かもたもよりひめのみこと)と、その父賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の二柱です。と言うことで、上賀茂神社と下鴨神社は、血縁関係の神様を祀った神社どうしと言うことです。上賀茂神社の御祭神は賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)で、一柱に対して、本殿(国宝)と権殿(国宝)の2つの社殿を持っておられます。何故2つの社殿があるのか・・・?。それは、平安時代より式年遷宮の制度により、21年毎に社殿を造り替えて来ました。最後に造り替えられたのは、孝明天皇(第121代天皇)の命令により1863年(文久3年)のことでした。それ以降は国宝に指定されたので、文化財保護のため壊すことが出来なくなりましたが、式年遷宮の制度は現在も残っています。第42回式年遷宮は、2015年(平成27年)に行われ、2014年(平成26年)6月に神様を本殿からお隣の権殿に移っていただいて、その神様が留守の間に、本殿の屋根を葺き替えられたようです。2015年(平成27年)10月に権殿から本殿に移られ式年遷宮は終わりました。次回は2036年となります。
日差しかおまりにも強いので、日陰の芝生を歩いて行きます。
「一の鳥居」から、ここ「外弊殿」まで、春には桜が咲き誇ります。
それより、こに写真を家に帰ってから拡大してみると、後ろに紫式部の歌碑が写ってました。探してたんですが、分からなかったです。次の時に寄ってみます。
今日は「神馬舎」に神馬が居ました。「にんじんあげられますよ」と声掛けて貰ったので、餌をあげました。料金は「こころもち」でした。
「二の鳥居」の奥にテントが見えました。そして多くの方が座られています。それで、ここで聞いたわけです。「今日は何かあるんですか?」と。
「今日は10時から烏相撲が行われるので、珍しい行事やし見て行って」と。私はニョース映像で烏相撲は見たことがあります。知らずに来ましたが、せっかくやし見ていこうかなぁと思いましたが、特別公開も見たいし・・・。
重要文化財に指定されている「細殿」で、その前には立砂(たてすな)があります。御祭神が降臨した神山に見立ています。
先ずは細殿の裏手にある「手水舎」に寄りました。名水「神山湧水」が使われています。
名水「神山湧水(こうやまゆうすい)」について、御祭神の賀茂別雷大神が、降臨された神山の「くぐり水」を汲み上げて使用。歴史上由緒深い携帯の井戸水と同じ水脈の名水で、飲料用水質基準にも適合しているそうです。
先に上賀茂神社第一摂社「片山御子神社(通称:片岡社)」に参拝します。ここ上賀茂神社では、本殿に参拝する前に、ここに寄るのが基本です。縁結び、子授け、家内安泰、安産の神として知られています。
片山御子神社の御祭神が玉依比売命(たまよりひめのみこと)、上賀茂神社の御祭神である賀茂別雷大神の母神のため、先にここで参拝して本殿に参拝して欲しいと以前、神職さんから聞いていたことを覚えてました。
片山御子神社(片岡社)は、紫式部が参拝したと伝わり、和歌も残されています。「ほととぎす 声まつほどは 片岡の もりのしずくに 立ちやぬれまし」(新古今和歌集 巻第三夏歌 191番)。NHK大河ドラマ「光る君へ」の出演者である、吉高由里子さんと柄本佑さんも初回放送日の1月7日に、上賀茂神社を参拝されています。この前を流れる御物忌川(おものいがわ)の下流には、歌碑もあります。片山御子神社の絵馬には紫式部の姿と上記の和歌が描かれており、深い関係性が伺える場所です。また、紫式部をあしらった切絵御朱印の授与もされており、私もいただきました。
この御朱印については、ここに来て知りました。紫式部が訪れたのは、薄ら知ってましたが、まさか御朱印があるとは・・・有難いことです😊。
御物忌川(おものにいがわ)に架かる唐破風造りの「片岡橋」は重要文化財に指定されています。その橋を渡り奥に行ってみます。
この奥には摂社の新宮神社(重文)で、御祭神が高龗神(たかおかみのかみ)だそうで生命の源である水を司る龍神として崇敬されてます。新宮門が閉まってますが、開門は以下のとおり実施されます。
毎月、第2・第4日曜日に開門されてましたが、今年の令和6年は、辰年ということで、本年に限って土曜・日曜・祝日の10時から開門されることになっています。
川沿いに戻ります。前方に見えているのが「川尾神社」です。御祭神が、罔象女神(みずはのみのかみ)。迷いを取り除く神様です。。
御物忌川(おものいかわ)に、ここから降りる事ができます。禊ぎに使われるのでしょうか?。
9時53分に国の重要文化財に指定されてる「楼門」を入りました。何組かの団体さんが入られているので、楼門内は混雑してました。
暑いので、全身汗だくで石段を上がった「中門」の前で待つことにしました。拝観受付所は石段を上がった左手です。
少し早いけど、暑いので受付してくれたら良いのに、10時まで待たされて、それなにのに先に30名ぐらいの団体さんを先に入れられました。通される「直会殿(西局)」はエアコンが効いて涼しいらしいです。「平成27年度 春季京都非公開文化財特別公開」で入ったことがありますが、内部は狭いです。30名も先に入れられたら、私の座る場所が無さそうなので、拝観料800円を出しましたが、返して貰い拝観を止めました。下鴨神社では、暑いので2分ぐらい先に入れて貰えましたが、何だかなぁと思います。5分も待って損しましたね😡。それより今日の行事「烏相撲」を見ることに。こちらの方が興味を引きました😊。
御物忌川と御手洗川の合流地点建つ「橋殿」(重文)から、今日の行事に参加される方が集まってる「土舎(つちのや)」(到着殿)(重文)を撮りました。
今日の「烏相撲」で相撲をとられる子供達が御手洗川に入られています。お祓いの意でしょう。
御手洗川から地元の小学生も上がり、弓を持った白装束姿の氏子2人が神事をされます。斎王代の到着と神官さんの到着を待っている所です。
「橋殿」(重文)の前で、向こうから斎王代の方が来られました。今年の葵祭の第66代斎王代、京都市中京区在住の、松浦璋子さんだそうです。新聞で報道されたので、知ってましたが、壬生寺(私が卒園した)の貫主の長女さんですね。
私の目の前を歩いて行かれました。ラッキーでした😊。葵祭の時に見ただけですが、小柄の方だなぁが印象でした。
次にアナウンスが入って、神官さんが来られるとの案内があったので移動します。
神官さんが、私の目の前を通られ「土舎(つちのや)」(到着殿)(重文)に入って行かれました。
ここでお祓いをされると、司会者の方からアナウンス入ってました。
お祓いのあと、出て来られました。斎王代の方は「細殿」(重文)に上がられるようです。
司会者の方より、10時40分頃まで神事があって、「烏相撲」は11時からと紹介がありました。それと「今日は大変暑いので熱中症には気をつけて下さい」とも紹介されてました😊。
本殿で節句にちなんだキクの花が供えられた後、烏帽子に浄衣姿の刀禰が弓矢を持ち、素足で三三九躍、烏のように横っ飛びし「カーカーカー」「コーコーコー」という烏の鳴きまねを披露。その後、地元の小学生が10番の相撲を取る。烏相撲は上賀茂神社祭神の祖父が、八咫烏(やたがらす)に姿を変えて神武天皇を導いた伝説や、悪霊退治の相撲が結び付いた神事とされる。平安時代には神社に仕える斎王が見た記録があるといい、葵祭の斎王代が細殿で見守ります。また、この日に菊酒を飲むと災厄から逃れるといわれていて、当日は菊酒の無料接待があります。
それにしても無茶苦茶暑いので見てるのも限界でしたね。菊酒の接待は12時からと聞きました。正直、そんなに長居はできないので、ここで出て行くことにしました。斎王代の方の、厚着・・・多分、相当暑いでしょう。この模様は、毎年NHKのニュースで放映されるので、それを見ることにします。(今年も放送されましたが、私は映ってませんでした😊)
細殿で、斎王代が見守るなか、烏相撲を取る地元の小学生です。
あとで別頁で紹介しますが、駐車場前から見た「神山」です。
コインパーキングで精算すると9時19分~10時34分で、600円でした。やっぱり値上がりしてて、以前より高くつきました。
信号待ちしている時に、五山の送り火「船形」が見えたので撮りました。私は運転してません😊。
それを知らずに世界文化遺産 上賀茂神社(賀茂別雷神社)に来て見て分かったことです。それは後程紹介します😊。
上賀茂神社に来たのは、2015年(平成27年)5月2日(土)に「平成27年度 春季京都非公開文化財特別公開」に来て以来、本殿の特別公開に行って無かったから。先日、久しぶりに下鴨神社の特別公開に行ったので、上賀茂神社にも行って見ようと思ったから。ただ下鴨神社に比べて、付加価値が無いのが今まで来なかった理由です。本殿と権殿と神宝の公開だけなんですね、正直物足り無いなぁ・・・と思ってました。それに本殿の公開なら、上賀茂神社独自公開もされているので、今まで足が遠のいてました😊。
上賀茂神社へは、我が家からバスを3系統を乗り継ぎしないと行けません。嵐電と地下鉄と市バスの乗り継ぎでも可能です。嵐電と地下鉄の北山駅から徒歩でも行けますが、暑いなか25分も歩くのはキツイです。それで月曜日は車が空いているので、車で向かいました。コースは、北山通りから紫竹西通りを北上し、御薗橋通りから東に進み、その突き当たりに上賀茂神社があるわけです。ただ久しぶりに御薗橋を渡ると、以前に比べると、随分綺麗に整備されてました。大鳥居前から「上賀茂神社参拝者駐車場」に来て見ると、北向き一方通行になってて、出口は雲ヶ畑街道に出るようになってました。それに30分200円が駐車料金です。2020年(令和2年)4月3日に来た時は、30分100円でした。高いなぁと思いつつ9時19分に車を日陰を探して入れました。
駐車場を出て、神山(こうやま)を撮りました。綺麗に山が写ってないので、帰りにも撮る予定で南に向いて歩いて行きます。
上賀茂神社の裏にある神山(こうやま)に上賀茂神社の御祭神、賀茂別雷神(かもわけいかづちかみ)が降臨したと伝わるので先に撮りました。
ご覧のように、駐車場への道は一方通行に変わりました。何時からか知りませんが・・・。
前途したとおり、この辺りが綺麗に整備されたようで「大鳥居」から見て行くことにしました。
この日の最高気温が36.0℃まで上がりました。平年が30℃前後ということで、今年の残暑の厳しさが分かります。テレビで誰かが猛残暑と言ってましたが、今年の暑さに辟易しているので、本当にウンザリです。夜も熱帯夜だし・・・。ここから、あるお店に寄りました。これは別頁で紹介します。
1994年(平成6年)に、「古都京都の文化財」のひとつとして、上賀茂神社境内全域が世界文化遺産に認定されました。そその石碑が建っています。
「一の鳥居」前には、今日お邪魔する特別公開の看板が建っています。それより今日は人が多いなぁ?。ここで上賀茂神社について復習です😊。
上賀茂神社は通称で、正式には賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)と言います。山城の北部一帯に定住する賀茂一族の娘の賀茂玉依比売命(かもたもよりひめのみこと)がある日、賀茂川で身を清めている時、川上から丹塗矢(にぬりのや)が流れて来て家に持ち帰ったところ、御子を授かりました。その御子が成人したところ、祖父である賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は多くの神々を招いて、七日七夜の宴を催しました。祖父は、御子の父が誰なのか探す目的もあって御子に「汝の父と思う神に盃を捧げよ」と申され、盃を渡された御子は「我が父は天津神(あまつかみ)なり」と言って雷鳴とともに天上に昇られました。再び逢いたいと願ってた母の賀茂玉依比売命の枕元に御子が顕れ「吾に逢わむとには、天羽衣天羽裳を造り、火を炬き鉾を擎げ之を持ち、又走馬に錺り、奥山の賢木を取りて阿札に立て、種類の色綵を悉し、又葵楓の蘰を造り、厳しく錺りて之を待てば来む」と。その言葉どおりに神迎えの祭をしたところ神山の頂きにある磐座に賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)が降臨されたと伝わります。そいて、上賀茂神社と下鴨神社の関係です。下鴨神社の正式名称は、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)と言います。御祭神が、上賀茂神社の御祭神である賀茂別雷命大神の母賀茂玉依比売命(かもたもよりひめのみこと)と、その父賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の二柱です。と言うことで、上賀茂神社と下鴨神社は、血縁関係の神様を祀った神社どうしと言うことです。上賀茂神社の御祭神は賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)で、一柱に対して、本殿(国宝)と権殿(国宝)の2つの社殿を持っておられます。何故2つの社殿があるのか・・・?。それは、平安時代より式年遷宮の制度により、21年毎に社殿を造り替えて来ました。最後に造り替えられたのは、孝明天皇(第121代天皇)の命令により1863年(文久3年)のことでした。それ以降は国宝に指定されたので、文化財保護のため壊すことが出来なくなりましたが、式年遷宮の制度は現在も残っています。第42回式年遷宮は、2015年(平成27年)に行われ、2014年(平成26年)6月に神様を本殿からお隣の権殿に移っていただいて、その神様が留守の間に、本殿の屋根を葺き替えられたようです。2015年(平成27年)10月に権殿から本殿に移られ式年遷宮は終わりました。次回は2036年となります。
日差しかおまりにも強いので、日陰の芝生を歩いて行きます。
「一の鳥居」から、ここ「外弊殿」まで、春には桜が咲き誇ります。
それより、こに写真を家に帰ってから拡大してみると、後ろに紫式部の歌碑が写ってました。探してたんですが、分からなかったです。次の時に寄ってみます。
今日は「神馬舎」に神馬が居ました。「にんじんあげられますよ」と声掛けて貰ったので、餌をあげました。料金は「こころもち」でした。
「二の鳥居」の奥にテントが見えました。そして多くの方が座られています。それで、ここで聞いたわけです。「今日は何かあるんですか?」と。
「今日は10時から烏相撲が行われるので、珍しい行事やし見て行って」と。私はニョース映像で烏相撲は見たことがあります。知らずに来ましたが、せっかくやし見ていこうかなぁと思いましたが、特別公開も見たいし・・・。
重要文化財に指定されている「細殿」で、その前には立砂(たてすな)があります。御祭神が降臨した神山に見立ています。
先ずは細殿の裏手にある「手水舎」に寄りました。名水「神山湧水」が使われています。
名水「神山湧水(こうやまゆうすい)」について、御祭神の賀茂別雷大神が、降臨された神山の「くぐり水」を汲み上げて使用。歴史上由緒深い携帯の井戸水と同じ水脈の名水で、飲料用水質基準にも適合しているそうです。
先に上賀茂神社第一摂社「片山御子神社(通称:片岡社)」に参拝します。ここ上賀茂神社では、本殿に参拝する前に、ここに寄るのが基本です。縁結び、子授け、家内安泰、安産の神として知られています。
片山御子神社の御祭神が玉依比売命(たまよりひめのみこと)、上賀茂神社の御祭神である賀茂別雷大神の母神のため、先にここで参拝して本殿に参拝して欲しいと以前、神職さんから聞いていたことを覚えてました。
片山御子神社(片岡社)は、紫式部が参拝したと伝わり、和歌も残されています。「ほととぎす 声まつほどは 片岡の もりのしずくに 立ちやぬれまし」(新古今和歌集 巻第三夏歌 191番)。NHK大河ドラマ「光る君へ」の出演者である、吉高由里子さんと柄本佑さんも初回放送日の1月7日に、上賀茂神社を参拝されています。この前を流れる御物忌川(おものいがわ)の下流には、歌碑もあります。片山御子神社の絵馬には紫式部の姿と上記の和歌が描かれており、深い関係性が伺える場所です。また、紫式部をあしらった切絵御朱印の授与もされており、私もいただきました。
この御朱印については、ここに来て知りました。紫式部が訪れたのは、薄ら知ってましたが、まさか御朱印があるとは・・・有難いことです😊。
御物忌川(おものにいがわ)に架かる唐破風造りの「片岡橋」は重要文化財に指定されています。その橋を渡り奥に行ってみます。
この奥には摂社の新宮神社(重文)で、御祭神が高龗神(たかおかみのかみ)だそうで生命の源である水を司る龍神として崇敬されてます。新宮門が閉まってますが、開門は以下のとおり実施されます。
毎月、第2・第4日曜日に開門されてましたが、今年の令和6年は、辰年ということで、本年に限って土曜・日曜・祝日の10時から開門されることになっています。
川沿いに戻ります。前方に見えているのが「川尾神社」です。御祭神が、罔象女神(みずはのみのかみ)。迷いを取り除く神様です。。
御物忌川(おものいかわ)に、ここから降りる事ができます。禊ぎに使われるのでしょうか?。
9時53分に国の重要文化財に指定されてる「楼門」を入りました。何組かの団体さんが入られているので、楼門内は混雑してました。
暑いので、全身汗だくで石段を上がった「中門」の前で待つことにしました。拝観受付所は石段を上がった左手です。
少し早いけど、暑いので受付してくれたら良いのに、10時まで待たされて、それなにのに先に30名ぐらいの団体さんを先に入れられました。通される「直会殿(西局)」はエアコンが効いて涼しいらしいです。「平成27年度 春季京都非公開文化財特別公開」で入ったことがありますが、内部は狭いです。30名も先に入れられたら、私の座る場所が無さそうなので、拝観料800円を出しましたが、返して貰い拝観を止めました。下鴨神社では、暑いので2分ぐらい先に入れて貰えましたが、何だかなぁと思います。5分も待って損しましたね😡。それより今日の行事「烏相撲」を見ることに。こちらの方が興味を引きました😊。
御物忌川と御手洗川の合流地点建つ「橋殿」(重文)から、今日の行事に参加される方が集まってる「土舎(つちのや)」(到着殿)(重文)を撮りました。
今日の「烏相撲」で相撲をとられる子供達が御手洗川に入られています。お祓いの意でしょう。
御手洗川から地元の小学生も上がり、弓を持った白装束姿の氏子2人が神事をされます。斎王代の到着と神官さんの到着を待っている所です。
「橋殿」(重文)の前で、向こうから斎王代の方が来られました。今年の葵祭の第66代斎王代、京都市中京区在住の、松浦璋子さんだそうです。新聞で報道されたので、知ってましたが、壬生寺(私が卒園した)の貫主の長女さんですね。
私の目の前を歩いて行かれました。ラッキーでした😊。葵祭の時に見ただけですが、小柄の方だなぁが印象でした。
次にアナウンスが入って、神官さんが来られるとの案内があったので移動します。
神官さんが、私の目の前を通られ「土舎(つちのや)」(到着殿)(重文)に入って行かれました。
ここでお祓いをされると、司会者の方からアナウンス入ってました。
お祓いのあと、出て来られました。斎王代の方は「細殿」(重文)に上がられるようです。
司会者の方より、10時40分頃まで神事があって、「烏相撲」は11時からと紹介がありました。それと「今日は大変暑いので熱中症には気をつけて下さい」とも紹介されてました😊。
本殿で節句にちなんだキクの花が供えられた後、烏帽子に浄衣姿の刀禰が弓矢を持ち、素足で三三九躍、烏のように横っ飛びし「カーカーカー」「コーコーコー」という烏の鳴きまねを披露。その後、地元の小学生が10番の相撲を取る。烏相撲は上賀茂神社祭神の祖父が、八咫烏(やたがらす)に姿を変えて神武天皇を導いた伝説や、悪霊退治の相撲が結び付いた神事とされる。平安時代には神社に仕える斎王が見た記録があるといい、葵祭の斎王代が細殿で見守ります。また、この日に菊酒を飲むと災厄から逃れるといわれていて、当日は菊酒の無料接待があります。
それにしても無茶苦茶暑いので見てるのも限界でしたね。菊酒の接待は12時からと聞きました。正直、そんなに長居はできないので、ここで出て行くことにしました。斎王代の方の、厚着・・・多分、相当暑いでしょう。この模様は、毎年NHKのニュースで放映されるので、それを見ることにします。(今年も放送されましたが、私は映ってませんでした😊)
細殿で、斎王代が見守るなか、烏相撲を取る地元の小学生です。
あとで別頁で紹介しますが、駐車場前から見た「神山」です。
コインパーキングで精算すると9時19分~10時34分で、600円でした。やっぱり値上がりしてて、以前より高くつきました。
信号待ちしている時に、五山の送り火「船形」が見えたので撮りました。私は運転してません😊。
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