上賀茂神社(賀茂別雷神社)の摂社 新宮神社へ

9月も彼岸に入っても猛暑が続いています。9月20日(金)は最高気温が36.1℃まで上がりました。また、夜の気温も下がりません。最低気温は27.7℃もあって、平年より7℃も高いです。ただ天気予報では猛暑のゴールが見えてきたと言ってます。もう少しの辛抱でしょう。そんな、まだまだ暑い9月21日(土)、3連休の初日でしたが、世界文化遺産 上賀茂神社(賀茂別雷神社)の摂社 新宮神社に行きました。

新宮神社は、普段は閉門されてて入れません。本来は第二・第四日曜日のみ開門されてましたが、今年に限って、土曜・日曜・祝日に開門されました。理由は、今年が辰年だということで、来年からは元に戻されるでしょう。以前から行ってみようと思ってて、すっかり忘れてたところ、9月9日(月)に「烏相撲」を見に行った際に思い出して、調べてみると、今年は土曜・日曜・祝日に開門されることを知り、この日にした訳です。

それと、もう一つ、毎年9月20日に制定された航空の発展や安全に思いを馳せる記念日「空の日」に因んだ、限定特別御朱印がいただけるので、新宮神社の訪問と合わせて、この日に行くことにしました。授与日は限定10日間ということでした。飛行機や八咫烏を描いた特別朱印だそうで、楽しみです😊。

上賀茂神社には、9月9日(月)と同様に車で向かいました。三連休の初日で、渋滞も考慮して早めに出たので、9時18分「上賀茂神社参拝者駐車場」に車を入れました。駐車場も空いています。

IMG_5327.jpg駐車場を出て、最初に撮ったのは、神代の昔に御祭神の賀茂別雷大神が、最初に降臨された円錐形の美しい形の神山(こうやま)です。

IMG_5328.jpgIMG_5329.jpgご覧のように駐車場は空いてます。それより今日は風が強いです。日傘を差したんですが、止めました。中国大陸に上陸した台風14号が戻って来そうですが、まだ遠いので関係ないかもです。

IMG_5330.jpg駐車場から「大鳥居」まで来ました。9月9日(月)に来ているので、今日は、ここから写真を撮っただけです。

IMG_5331.jpgIMG_5333.jpg1994年(平成6年)には「古都京都の文化財」のひとつとして、境内全域が世界文化遺産に認定され、その石碑が「一の鳥居」横に建っています。

このあと焼き餅を買いに「葵家やきもち総本舗」に行ったわけです。続きは、そのお店を出たあとからです。

IMG_5338.jpgIMG_5339.jpgIMG_5340.jpg一の鳥居」をくぐり、次に「二の鳥居」に向かって真っ直ぐに北に向いて歩いて行きます。

IMG_5341.jpgIMG_5342.jpgIMG_5343.jpgIMG_5343a.jpg北に向いて歩いて行くと、右手に「彼岸花」が見えました。今年は暑いので開花が遅れていると報道されていたので、寄って行くと・・・?。

彼岸花に、揚羽蝶が密を吸いに飛んで来ました。私が近寄っても逃げなかったので撮れた一枚です。このあと、何処に飛んで行きました。

IMG_5346.jpgIMG_5345.jpgまだ少し物足りなさがある彼岸花の群生でした。これから涼しくなると一気に咲き誇るのでしょう。今日も彼岸の入りと思えないほど暑いです。

IMG_5347.jpgIMG_5348.jpgIMG_5349.jpg上賀茂神社の境内には「ならの小川」が流れています。由来は、かつてはほとりにその葉で神饌を盛る楢の木が茂っていたためとされます。

この「ならの小川」沿いに歩いたのには訳があって、紫式部の歌碑を探すためでした。この「ならの小川」沿いの何処かにあると書いてあったんですが・・・?。

IMG_5350.jpgそして、見つけた歌碑がこちらです。「風そよぐ ならの小川の夕ぐれは みそぎぞ夏の しるしなりける」と従二位藤原家隆の歌。権中納言だった藤原光隆(みつたか)の息子。従二位宮内卿まで昇進。平安の昔、神職がみそぎを修していた情景を詠んだもの。

紫式部の歌碑を見つけたと思ったですが違ってました。周りを見ても石碑ありません。もう少し探してみます。

IMG_5353.jpg「二の鳥居」まで来ました。9月9日(月)には、この前の「神馬舎」に神馬が居ましたが、今日は出社してなくて居ません。

IMG_5355.jpg二の鳥居を入ったところ。ご覧のように境内は空いています。9月9日(月)とは大違いです😊。

IMG_5356.jpg先ずは紫式部の歌碑を探すため、ならの小川に向かいます。その前の建物は「土舎(到着殿)」です。

IMG_5357.jpgならの小川に架かる橋を渡るときに、やっと前方に小さな歌碑を見つけることができました。この小川では9月9日(月)の「烏相撲」に出る小学生が、禊ぎをされていた所です。

IMG_5358.jpg紫式部が片山御子神社(片岡社)に参拝したときに詠んだ歌が「ほととぎす 声まつほどは 片岡の もりのしずくに 立ちやぬれまし」(新古今和歌集 巻第三夏歌 191番)です。この歌碑を探す目的でないと分からないでしょうね、やっと見つけました😊。

IMG_5361.jpg御物忌川と御手洗川の合流地点建つ「橋殿」(重文)です。まだ時間が早いので授与所に向かいます。

IMG_5362.jpgかつて天皇や斎王のみが昇殿を許された「細殿」(重文)前には、有名な立砂があります。

IMG_5363.jpg神の依代としての立砂は陰陽道の教えに基づいて右側が陰を表し松の葉が2枚さしてあります。

IMG_5364.jpg左側が陽を表し松の葉が3枚あります。拡大しして撮りましたが分かるかなぁ😊。

IMG_5365.jpgIMG_5367.jpg9月9日(月)の「烏相撲」のとき、この細殿の中央に、斎王代が座られて相撲を見られてました。

立砂は、御祭神の賀茂別雷大神が降臨した神山に因んだもの。鬼門・裏鬼門におけるお砂を撒き清める風習は、この立砂の信仰が起源とされています。

この細殿前に授与所があります。ここで、今日の目的である「空の日」に因んだ特別御朱印をいただきました。

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当日、X(旧Twitter)で紹介されてました書き置きの御朱印です。下は直書きして貰いました。そして、今日お参りする新宮神社の御朱印もありましたが、後程紹介します。

IMG_5370.jpgIMG_5372.jpgIMG_5373.jpg授与所の前で休憩し、次に本殿前に向かいます。9時50分に通過した「細殿」(重文)と「土舎」(重文)です。

IMG_5374.jpgIMG_5375.jpgIMG_5376.jpg華やかな色の「楼門」を入って、突き当たりの石段を上がり「中門」前で参拝しました。国宝の本殿と権殿は、ここから見えません。

IMG_5377.jpg参拝を済ませて、石段を降ります。右手(東側)らは「弊殿」(重文)がありますが、非公開です。

IMG_5378.jpgIMG_5379.jpgIMG_5380.jpgIMG_5381.jpgIMG_5382.jpg9時53分に新宮神社の新宮門前に着きました。まだ10時になってないので、閉門のままです。ここから7分待ちました。

賀茂神社摂社 新宮神社は、上賀茂神社本殿の東奥に位置し、前途したとおり通常は入れません。第二・第四日曜日の10時から開門されますが、今年は辰年ということで、土曜・日曜・祝日の10時に開門されました。御祭神である 高龗神(たかおかみのかみ)は水を司る「龍神」で、辰年の守護神とされ、辰年には「水まつり」が行われます。

IMG_5383.jpg10時の開門時には、5組ぐらい並ばれてました。入るとさっそくお賽銭をして参拝を済ませました。

門を入ると右手に授与所があります。ここでも御朱印はいただけるようです。ここで申し込むと、巫女による「賀茂の舞い」を見ることができねようです。それと、もう一つ、門に書いてあった末社「山尾神社」で、新宮門には左奥と書いてあります。新宮神社の左手に門があったので入ってみました。

IMG_5385.jpgIMG_5386.jpg門を入って左奥に社殿が見えました。すると「ここは立入禁止です」と。手違いで門を開けたままにされていたようです。聞くと山尾神社では無く若宮神社だそうです。摂社「若宮神社」(重文) は、本殿の東、廻廊の北に祀られてて、祭神は若宮神。若返りの神様だそうです。

IMG_5389.jpgIMG_5391.jpg木々が生い茂ってて分かりづらいですが、左奥に「山尾神社」が見えました。御祭神は、大山津美神(おおやまつみのかみ)で、建築守護の神様だそうです。

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来年からは月に2回しか開門されないし貴重な御朱印をいただけて良かったです。狭いエリアで直ぐに、ここを出て行きました。

IMG_5392.jpgこの新宮門を出て直ぐの所にあったのが「伊勢神宮遙拝所」です。

IMG_5393.jpgここは通れませんが、重要文化財に指定されている「玉橋」です。この正面が楼門です。

IMG_5396.jpgこのあとに神山湧水珈琲京都上賀茂神社店に寄って、美味しい珈琲を飲みました。

IMG_5401.jpgIMG_5402.jpg上賀茂神社参拝者駐車場に戻り、精算すると、9時18分~10時21分で、400円でした。3分遅かった・・・😢。

駐車場を出て雲ヶ畑街道を下がります。行きと同様に御薗橋を渡り、御薗通りを西に進み「ミニストップ 大宮南山ノ前店」に入りました。

IMG_5403.jpgそこで買い物を済ませて車に戻ると、五山の送り火船形」が、あんなに近くに見えました。

やっぱり三連休の初日ですね、帰りは少し混雑してました。予定していた時間より、少し遅くなりましたが、家族のもとへ行きました。

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