六波羅蜜寺で秘仏の本尊が12年に一度の御開帳

平安時代の僧侶、空也ゆかりの六波羅蜜寺で、国宝本尊十一面観世音菩薩立像」の12年に一度の御開帳が11月3日(日)から始まり、連日多くの参拝者で賑わっています。

11月3日(日)は、早朝から多くの参拝者が詰めかけ、行列は松原通りまで達したほと。11月3日(日)から5日(火)までの3日間は金運上昇の護符(白色)を先着500名で無料で配るとあって大混雑したそうです。その「淵龍の御符」を5色全てそろえると、家運隆昌し末永く繁栄するとされます。5色揃えるには60年かかりますが😊。

私は、前回の2012年(平成24年)11月3日「御開帳」の初日に行きました。大変な想像を絶する大混雑でしたね。並んでから「淵龍の御符」をいただくまで1時間30分もかかりました。

あれから12年経って、もうそんなに長時間並ぶ元気も無いので、無料で配られる期間が過ぎると、500円で授与されてるので、そちらを選択したわけです。それで、建仁寺両足院のあとの、この日の訪問となりました。

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すっかり忘れてましたが、六波羅蜜寺より、この案内の葉書をいただき12年前のことを思い出しました。

IMG_8295.jpg六波羅蜜寺の「正門」ですが、ここはいつも閉まっています。見たところ堂内は、そんなに混雑してるようには思えません。

IMG_8294.jpgこの先が松原通りです。初日から3日間は、新聞報道で大混雑したようです。

入ってみると、朱印帳や宝物館に入る受付に10名ぐらいが並ばれています。そして、御朱印です。六波羅蜜寺から連日、x(旧twitter)で発信されていたのは、常に2時間待ちだとか。この日も多くの方が並ばれてて、あれなら1時間以上はかかるでしょう。

IMG_8290.jpg 「本堂」では、右から入って左から出て行くように設定されました。12年振りに本尊十一面観世音菩薩立像」の前でお参りさせて貰いました。

この秘仏の前で、僧侶の方が案内されてるようです。そのため、堂内は座って話しを聞かれる方で混雑してました。普段の六波羅蜜寺を知っているので、ビックリです。御朱印がいただける納経所は行列ができていますが、授与所は空いてました。私は、ここで「淵龍の御符」をいただきました。

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家に帰り早速「飛龍淵龍護符」を貼りました。参拝客らを脅かす龍を空也上人が改心させたという伝承にちなみ、家内安全の御利益があるそうです。

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このように5色揃えたいけど、私には不可能です😊。ところで、今日は川崎純性住職のお姿をみかけました。

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最後に売店で並び、この特別公開の時期に発売された、朱印帳を買いました。

IMG_8296.jpgここを出る前に「弁天堂」で、弁財天にお参りし出て行きました。この時、10時41分でした。

参考までに、ご本尊は像高2・59㍍、檜の一本造り。疫病や天変地異が続いた平安中期、不安にあえぐ人々の救済に力を尽くした空也の発願で10世紀半に造られた云う。普段は厨子内に安置されてますがが、辰年や特別な行事に限って公開されます。ご住職の話しで、「疫病を鎮めるため寺を開いた空也の発願で本尊が造られたとし、世界では病気や戦争、紛争があった。今回は早く病魔が鎮まり、戦争や紛争も収まることを祈った」と話されています。

ここから京都大丸まで歩き、買い物をしてから、四条烏丸からバスに乗って帰りました。12時前のバスに乗ったので、地下鉄を降りてから、ずっと歩きづめ。猛烈に足が疲れ、膝が痛くなりました。もう無理はできないですね。

この記事へのコメント

2024年12月19日 20:55
六波羅蜜寺というと、何といっても
有名な空也上人像の姿を思い出します。
私はこれまでに二度お参りしたでしょうか。
でも、空也像に注意が行ってしまって、
秘仏の十一面観音さんが本尊だという事を、
すっかり忘れてました。12年に一度の
御開帳ですか。それは素晴らしい。
それに合わせて参詣できるのは、やはり
地元の方ならではですね。
壬生里
2024年12月21日 09:52
yasuhikoさんへコメントありがとうございます。

12年前にも御開帳行きましたが、すっかり忘れてました。御開帳時の模様は、テレビのニュース映像で放送されてて、12年前に見たので懐かしかったです。そのあと、SNS等で、凄い混雑していることを知りました。ただ、これは予想できました。ご本尊にお参りするのに、1時間30分ぐらいかかり、御朱印を貰うのに2時間かかったと。それで、無料でお札を貰える期間に行くのを断念しました。
もう、あれだけ並ぶ元気はありません。( ^_^)
12年前は、職場が近くにあったので、昼休みに何度も足を運びました。今回は、この一回だけ。これで充分ですね。