旧嵯峨御所 大本山 大覚寺「嵯峨菊展」へ
11月17日(日)は、最高気温が23.1℃まで上がりました。それも雨降りで。この雨が寒気を呼び込んで、11月18日(月)の最高気温は、17.2℃。これは夜に出たもので、15時現在の気温は13.0℃まで下がり、明日の朝、7℃と予報が出ています(結果6.8℃でした)。
11月18日(月)は、朝は晴れてました。ただ、昼前から雨が降り出し、夕方まで雨降りでした。陽も出なくて北風が強かったかな、旧嵯峨御所 大本山 大覚寺に行き、「嵯峨菊展」を見てきました。
旧嵯峨御所 大本山 大覚寺には、7月29日(月)に「写経奉納」をしました。そしたら、後日、令和7年7月28日までの1年間有効で、私及び同伴者1名まで、お堂エリアに拝観できる「招待券」をいただいてて、それを今日使うために行ってみたわけです。妻は所用があるので来てません。私一人です😊。

北風が強くて寒いです。一条通り沿いにある「総門」を北に向かって歩きます。



次に、「御殿川(ごてんがわ)」に架かる石橋を渡ります。この御殿川は、時代劇で度々使われてます。特に必殺シリーズでは😊。
8時55分にお堂エリアの拝観受付がある「表門」から入りました。今日の主役「嵯峨菊」については、大覚寺では以下の通り案内されています。
嵯峨菊は、今から1200前、嵯峨天皇(第52代天皇)が、大沢池の菊ケ島に自生しいた野菊を、その気品ある姿と香りを好まれ、この独特の古代菊を、永年にわたり王朝の感覚を持って育成し、一つの型に仕立て上げられた風情と、格調をかねそなえた菊が大覚寺「門外不出」の嵯峨菊です。この菊の仕立ては一鉢に3本仕立てとし、長さは約2㍍に育成いたします。これは殿上から鑑賞されるために高く育てているのです。花は、下部に七輪、中程に五輪、先端に三輪で「七五三」とし、葉は下部を黄色、中程は緑、先端を淡緑と、四季を表しています。花弁は、糸状で五十四〜八十弁程、長さは約10㌢の茶筅状が理想とされます。淡色の花々が色とりどりに美を競い、格調高い香りを漂わせています。花の色は「御所の雪(白)、「御所の秋(黄)」、「御所錦(朱)」、「御所の春(ピンク)」があります。毎年、11月に「嵯峨菊展」を開催し、嵯峨菊約700鉢を寺内に展示、多くの参拝者に楽しまれています。


拝観受付所前に「嵯峨菊」綺麗に咲いています。このとき8時56分でしたが受付始められてました。
入ると下駄箱が封鎖されているので、靴を袋に入れます。私は3番目に入りました。

受付で、いただいた招待券を出し入りました。入ると「大玄関 松の間」です。障壁画は狩野永徳、そこには輿が展示されてました。ここの障壁画は全て複製です😊。
私は、先に「宸殿」に向かいました。ここに嵯峨菊の展示があるからです。
ここで、スリッパに履き替え下に降ります。この「嵯峨菊展」の期間中だけ下に降りられるので、私は真っ先に来た訳です。
私の前に入られた方は、嵯峨菊に興味が無いのか素通りされて行かれました。私は、綺麗に咲き誇る嵯峨菊を見て回ります。





こうして「宸殿」を正面から見られるのは、この「嵯峨菊展」の時だけです。


次に「宸殿牡丹の間」を見ます。18面の襖絵(複製)は、宸殿でもっとも広い33畳敷きの部屋を飾っています。狩野山楽筆で重要文化財です。


お隣は「宸殿松の間」です。襖10面、腰障子6面、壁貼付絵2面、伝狩野永徳筆。複製です。



宸殿の東側で、見られる「嵯峨菊」は、逆光なんですけど、綺麗に撮れてました😊。


「紫宸殿」の裏手の部屋も先に見て回ります。最初は「鶴の間」。狩野山楽筆で複製です。

次が「紅梅の間」です。襖絵13面に、紅梅図(重要文化財)が描かれています。こちらも複製です。
宸殿と正寝殿との間にある「中庭」です。ここはあっさりと次へと向かいます。
次に「村雨の廊下」を通ります。この廊下も時代劇では度々使われます。ここから見ると現代の物が映り込む心配が無いからだそうです。
境内の主なお堂は、天皇など高貴な方々が雨に濡れないように移動できるよう、回廊で結ばれています。宸殿と心経前殿を結ぶ回廊は、縦の柱を雨、直角に折れ曲がっている回廊を稲光いなびかりにたとえ「村雨の廊下」と呼ばれています。高貴な人が通られる際の防犯対策の意味で、天井は刀や槍を振り上げられないように低く造られているのが特徴。床は鴬うぐいす張りとなっています。
「嵯峨菊」越しに見えて来たのが「心経前殿(御影堂)」です。


「心経前殿(御影堂)」の堂内には、帰りに寄ります。正面が「勅使門」で、春には綺麗な枝垂れ桜が見られます。


「心経前殿(御影堂)」前の綺麗に咲き誇る「嵯峨菊」を見ながら次に、「御霊殿(安井堂)」に入ります。堂内は撮影禁止です。
京都東山にあった安井門跡蓮華光院の御影堂を、1871年(明治4年)に移築。堂内部は、内陣の格天井鏡板に花鳥などを描き、その奥の内々陣の折上の鏡天井に壮麗な雲龍が描かれています。中央には鳳輦(ほうれん)に坐す僧形の第108代天皇の後水尾天皇が祀られています。
「御霊殿(安井堂)」出お参りしたあと、「心経前殿(御影堂)」を撮りました。

大覚寺の本堂にあたる「五大堂」に着きました。ここにも「嵯峨菊」の展示があります。
「五大堂」に入ってお参りしました。今年の7月29日(月)に、ここで「写経」をしました。猛烈に暑かったけど、エアコンが効いて涼しいなかでの写経でした。
ここで限定の切絵御朱印をいただきました。タイトルは「月と公任」です。NHK大河ドラマ「光る君へ」に登場する藤原公任(演:町田 啓太)の切絵朱印第2弾です。第1弾もいただてました。
「観月台(濡れ縁)」に出て、大沢池の紅葉を見てみました。


桜の木は、色づいて葉が落ちてましたが、モミジの色づきは、まだまだのうようです。大沢池も見たところ誰も居ないしね。
「五大堂」を「観月台」から見ています。玄関でも御朱印書いて貰えますが、ここでも書いて貰えます。

以前は、五大堂の裏手を通り抜けることが出来ましたが、五大堂の前を通って次へと向かいました。
五大堂から見た「御霊殿(安井堂)」です。

安井堂の裏を通って、「心経前殿(勅封心経殿)」に来ました。ここは60年に一度開扉され、前回開いた2018年(平成30年)10月19日(金)に「勅封般若心経戊戌開封法会」に行かさせて貰いました。
今は非公開となり、2020年(令和2年)3月13日(金)が最後に行った「霊明殿」が見えています。
「心経前殿(勅封心経殿)」から見た「村雨の廊下」です。名前の由来となったイナズマの形が分かります。このあと「心経前殿(勅封心経殿)」に入ってお参りしました。


「村雨の廊下」を通って、正面に非公開となった「正寝殿」が見えて来ました。2020年(令和2年)3月13日(金)を最後に入ってません。



また「嵯峨菊」を見ながら「宸殿」まで戻ってきました。

「宸殿」は、後水尾天皇より下賜された、寝殿造りの建物で、東福門院和子が、女御御殿として使用していたものとされてます。それで上に開く「蔀戸(しとみど)」は、その名残でしょう。よくよく見ると金色のセミも、ここには居ます。


もう一度「嵯峨菊」を見たあと、「宸殿」を出ました。
中庭に面した休憩所で少し休んだあと、ここを出ました。
9時33分に、玄関から出て行きました。





「式台玄関」前の「嵯峨菊」を見てから出て行きました。ここまでなら無料で見られます😊。


9時38分に出ました。まもなく、この辺りのモミジが赤く染まります。今年は遅れてて、あと10日ほどかかるかもです。
2025年1月21日(火)~3月16日(日)まで「大覚寺 特別展」が東京国立博物館で開催されます。大覚寺で見るのは複製品の障壁画ですが、本物が展示されるでしょうか?。チラシを貰いましたが、多分というより行かないです😊。
11月18日(月)は、朝は晴れてました。ただ、昼前から雨が降り出し、夕方まで雨降りでした。陽も出なくて北風が強かったかな、旧嵯峨御所 大本山 大覚寺に行き、「嵯峨菊展」を見てきました。
旧嵯峨御所 大本山 大覚寺には、7月29日(月)に「写経奉納」をしました。そしたら、後日、令和7年7月28日までの1年間有効で、私及び同伴者1名まで、お堂エリアに拝観できる「招待券」をいただいてて、それを今日使うために行ってみたわけです。妻は所用があるので来てません。私一人です😊。







嵯峨菊は、今から1200前、嵯峨天皇(第52代天皇)が、大沢池の菊ケ島に自生しいた野菊を、その気品ある姿と香りを好まれ、この独特の古代菊を、永年にわたり王朝の感覚を持って育成し、一つの型に仕立て上げられた風情と、格調をかねそなえた菊が大覚寺「門外不出」の嵯峨菊です。この菊の仕立ては一鉢に3本仕立てとし、長さは約2㍍に育成いたします。これは殿上から鑑賞されるために高く育てているのです。花は、下部に七輪、中程に五輪、先端に三輪で「七五三」とし、葉は下部を黄色、中程は緑、先端を淡緑と、四季を表しています。花弁は、糸状で五十四〜八十弁程、長さは約10㌢の茶筅状が理想とされます。淡色の花々が色とりどりに美を競い、格調高い香りを漂わせています。花の色は「御所の雪(白)、「御所の秋(黄)」、「御所錦(朱)」、「御所の春(ピンク)」があります。毎年、11月に「嵯峨菊展」を開催し、嵯峨菊約700鉢を寺内に展示、多くの参拝者に楽しまれています。








私の前に入られた方は、嵯峨菊に興味が無いのか素通りされて行かれました。私は、綺麗に咲き誇る嵯峨菊を見て回ります。























境内の主なお堂は、天皇など高貴な方々が雨に濡れないように移動できるよう、回廊で結ばれています。宸殿と心経前殿を結ぶ回廊は、縦の柱を雨、直角に折れ曲がっている回廊を稲光いなびかりにたとえ「村雨の廊下」と呼ばれています。高貴な人が通られる際の防犯対策の意味で、天井は刀や槍を振り上げられないように低く造られているのが特徴。床は鴬うぐいす張りとなっています。







京都東山にあった安井門跡蓮華光院の御影堂を、1871年(明治4年)に移築。堂内部は、内陣の格天井鏡板に花鳥などを描き、その奥の内々陣の折上の鏡天井に壮麗な雲龍が描かれています。中央には鳳輦(ほうれん)に坐す僧形の第108代天皇の後水尾天皇が祀られています。




ここで限定の切絵御朱印をいただきました。タイトルは「月と公任」です。NHK大河ドラマ「光る君へ」に登場する藤原公任(演:町田 啓太)の切絵朱印第2弾です。第1弾もいただてました。



































2025年1月21日(火)~3月16日(日)まで「大覚寺 特別展」が東京国立博物館で開催されます。大覚寺で見るのは複製品の障壁画ですが、本物が展示されるでしょうか?。チラシを貰いましたが、多分というより行かないです😊。
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