令和6年度 第60回 京都非公開文化財特別公開の曇華院門跡へ

12月2日(月)の朝は、冷え込みました。最低気温は5.5℃と、昨日の5.0℃に引き続き冷え込みが続いています。この日は10時に用事があったので、それが終わってから、令和6年度 第60回 京都非公開文化財特別公開で初公開された曇華院門跡に向かいました。

令和6年度 第60回 京都非公開文化財特別公開の拝観券を公益財団法人 京都市文化観光資源保護財団から2枚いただいて、1枚を10月31日(木)に鹿王院で使いました。あと1枚を、今回初公開されたこともあって、鹿王院のお隣にある曇華院門跡で使うことにしてました。

IMG_6401.jpgIMG_6402.jpgIMG_6403.jpgIMG_6404.jpgこの公開を知って、10月11日(金)の早朝に、見に行ったときの写真です。保育園を経営されているので、早朝しか写真撮れません。

曇華院門跡に行く手前にある鹿王院の紅葉は綺麗でした。特別公開のため拝観料が1000円のため入りません。紅葉目当ての人に取っては特別公開は必要無いですね、見たところ混んでるようでした。

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初公開で、レアな公開のためでしょうか、けっこう入って行かれます。事前に調べて堂内は庭園を含め撮影禁止のことは知ってました。

IMG_9462.jpgIMG_9464.jpgIMG_9465.jpgIMG_9472.jpgIMG_9470.jpgIMG_9466.jpg入口で紅葉が見頃と書いてありました。お隣の鹿王院も綺麗に色づいていたので、こちらも綺麗でした。

靴を脱いであがり、京都市文化観光資源保護財団からいただいた招待券を出しました。案内は「庭園を含めて撮影禁止です」と。これ以降の写真はありません。

EPSON336.jpg受付で、数種類の御朱印が用意されてました。私はご本尊と紅葉を選びました。実際に見た紅葉は、これ以上に綺麗でしたね。

曇華院門跡は、室町時代の京都尼五山(景愛寺・檀林寺・護念寺・恵林寺・通玄寺)の一つである、通玄寺に遡る歴史を持つ。かつて曇華院門跡は、京都市中京区の三条東洞院に室町幕府第3代将軍足利義満の母・紀良子の母であり、また順徳天皇(第84代天皇)の曾孫である智泉聖通尼(ちせんせいつうに)が開山となって通玄寺が建立された、1380年(康暦2年)の仏殿の起工式には、春屋妙葩などの高僧が参列。1385年(元中2年)に、智泉聖通尼が自らの隠居場として通玄寺境内に曇華庵として創建され隠居生活を送った。その後は、代々将軍家の息女が入寺し、足利将軍家の比護を受けていたが、室町時代中期に通玄寺と曇華庵とともに焼失。16世紀初めに再建され、二つの寺が合併し曇華院と改めた。江戸時代初期に後奈良天皇(第105代天皇)の皇女聖秀女王が初めて入寺し、また後西天皇(第111代天皇)の皇女大成聖安尼が入寺し以降皇女が住持をつとめ曇華院門跡と称されるようになった。大成聖安尼は大規模な修復を行ったことで中興の祖とされている。江戸時代を通じて高い地位を保ち、1807年(文化4年)に光格天皇(第119代天皇)より「竹御所」の号を授かる。その後も火災に見舞われ、1807年(明治4年)に鹿王院に隣接する瑞応院の寺域を得て再建をされた。旧跡地の三条東洞院の地名は「曇華院前町」と、当時の面影を残している。

入ると、本堂から見て行きます。ご本尊は「十一面観音」ですが、幕が架かってまったく見えません。襖絵は、かなり痛んでましたし、この公開が終わると修復にだされるそうです。前庭は、本来は嵐山を借景にしいたようそですが、現在はまったく見えません。築山に苔生して、それに紅葉が綺麗でした。本堂の西側には茶室篩月庵」があって、天龍寺から移設されたようです。次に中庭を挟んだ書院に移動し、寺宝の「源氏絵貝合わせ」「源氏物語 錦絵(五十四帖)」「貝桶」の展示がありました。

IMG_9461a.jpg寺宝の「源氏絵貝合わせ」は、看板の写真に使われていました。

IMG_9467.jpgひと通りみたら、玄関から出ました。鹿王院ほどじゃないかも知れませんが、多くの方が来られてました。

IMG_9471.jpg10時46分に曇華院門跡を出て行きました。

本当は、これで帰るつもりでしたが、今日はの天気快晴です。紅葉も見頃となったので、ここから歩いて嵐山に向かうことにしました。

この記事へのコメント

2025年01月06日 21:42
新年おめでとうございます。
三が日はゆっくりお過ごしでしょうか。
新しい年が平穏なものであるといいですね。
ところで、曇華院門跡というお寺さんは
初めて知りました。門跡寺院という事ですから、
格式の高いお寺さんだと分かります。
寺宝の源氏絵貝合わせが見事なのでびっくり。
これも、住持を務めた皇女方が宮中から
持って来られたものでしょうか。素敵ですね。
私は7日をブログ初めにするつもりで…。
今年もどうぞよろしくお願いします。
壬生里
2025年01月10日 14:02
yasuhikoさんへコメントありがとうございます。

ここ最近、バタバタしていて遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。
曇華院門跡は、初めて公開されたようで、庭園の紅葉が綺麗でした。
ただ、撮影禁止は残念でしたが、見られただけでも良かったです。
今年も、京都市内を、いろいろ回りたいと思っています。
よろしくお願いします。