関西花の寺第一三番霊場 法金剛院「秋の特別公開」へ
妙心寺塔頭 桂春院の山門を9時53分に出て、広い妙心寺の境内を南に向かって歩いて行きます。妙心寺境内を南総門から出て、次に西に向かって歩いてき、10時14分に着いたのが関西花の寺第一三番霊場 法金剛院で、2021年(令和3年)11月15日(月)以来の紅葉を見に来ました。
コロナ禍前まで常時拝観されてましたが、コロナが明けてから「春の特別公開」、「夏の特別拝観」、「観蓮会」、そして紅葉の時期に特別公開され、今年の日程は、11月15日(金)~12月7日(土)まで。拝観時間は9時30分から16時30分までとされました。
今年も、7月24日(水)に「観蓮会」に行きましたが、法金剛院に来たのは、それ以来です。

拝観料は500円。それより、拝観受付所に誰も居ません。7時30分開門の「観蓮会」より人が少なそうナ・・・?。


受付を済ませた先にある紅葉です。先程見てきた等持院の紅葉にも劣らない鮮やかな赤色の紅葉です。



この法金剛院は蓮の花で有名で、紅葉は知られてないのかも知れません。庭園に来てみて、人が少ないのに驚きでした。
このあと「苑池」の周りを散策します。蓮の花が咲いている頃は、池の水面なん見えないので、この風景は新鮮です。


2021年(令和3年)11月15日(月)に来た時は色づき初めでしたが、見頃に来たのは初めてです。こんなにも赤が鮮やかに色づくですね、知らなかったです。
苑池に突き出た小島「鶴島」にも行ってみました。「観蓮会」では、蓮の葉を掻き分けて進みますが今は何もありません。

「鶴島」から見る風景がイマイチだったので、早々に出て行きました。



ここから正面の「玄関」を見ています。ちょうど半周してたことになります。



百人一首の「長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は ものをこそ思へ」の歌碑まで来ました。待賢門院堀河(たいけんもんいんのほりかわ)の作。父は神祇伯源顕仲。待賢門院に仕えて堀河と呼ばれました。待賢門院の出家に伴い自らも出家されました。
「青女の滝」(特別名勝)です。鳥羽天皇皇后璋子(待賢門院)が極楽浄土を願い作らせた浄土庭園の中にある滝の石組みは、平安時代の遺構が残る貴重な石組みです。


礼堂前の「仏足石」まで来ました。ただ、まだ堂内には上がりません。



苔生した庭にある「石仏」です。うしろの紅葉が綺麗です。

さらに奥にある「石仏群」まで行きました。ここから引き返します。





忘れてましたが、この時期には「嵯峨菊」の展示もありました。この時期で綺麗に咲いている嵯峨菊を見られて良かったです。このあと仏殿に向かいました。


「仏殿」は撮影禁止です。中央に丈六のご本尊阿弥陀如来坐像(国宝・平安時代作)で院覚(いんかく)作。また、地蔵菩薩(重要文化財・平安時代作)や僧形文殊菩薩(重要文化財・平安時代作)、十一面観世音菩薩(重要文化財・鎌倉時代作)、厨子(重要文化財・鎌倉時代作)が安置されててお参りしました。
本尊「阿弥陀如来坐像」(国宝・平安時代作)は、平等院や法界寺の阿弥陀如来と合わせて、日本三大阿弥陀と言われている。1130年(大治5年)に仏師の院覚によって造られ、高さは5㍍もあり、その大きさから「丈六の阿弥陀如来」とも呼ばれている。座っているの蓮の花を模した「蓮台」、花片の一枚一枚に緻密な彫刻が施してあり、平安時代の貴族が理想とした仏の姿が表現されている。
ご本尊の向かって左手の「十一面観世音菩薩」(重要文化財・鎌倉時代作)は、手が四本で造られているのは、大変珍しいとか。細やかな意匠で造られた装飾部も見応えがあります。また、十一面観世音菩薩が治まっている「厨子」(重要文化財・鎌倉時代作)には、彩色画が綺麗に残っている。厨子の内側の「十二天彩色画」など、今でも鮮やかな色彩で見ることができる。
向かって右手の「僧形(そうぎょう)文殊菩薩」(重要文化財・平安時代作)は、一木彫り。僧形文殊菩薩は、表情が見事なまでに巧みに彫られている。
次に「地蔵堂」に向かいました。地蔵堂内も撮影禁止です。内部には「丈六の地蔵菩薩坐像」(重文・平安時代)が安置されてて、硝子越しにお参りしました。
中央に安置されているのが「金目(かなめ)地蔵菩薩坐像」(重文・平安時代後期)です。こちらも丈六の地蔵菩薩で、白目の所に金箔が貼ってあり、目が金色ということで金目(かなめ)地蔵と呼ばれているし、信者の願いを叶えるということで別名「叶え地蔵」とも呼ばれている。仏教では六道の世界があって平安時代より信仰されてきました。六道とは、天道、地極道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道です。この金目地蔵の回りには、六道それぞれの世界で救済にあたるお地蔵様が安置されている。向かって左に天道で救済にあたる「日光地蔵」、人間道で救済にあたる「除蓋障(じょがいしょう)地蔵」、修羅道で救済にあたる「持地地蔵」を安置。次に向かって右に畜生道で救済にあたる「宝印地蔵」、餓鬼道で救済にあたる「宝珠地蔵」、地獄道で救済にあたる「檀陀(だんだ)地蔵」を安置。

仏殿を早々に出て、庭園に戻りました。






10時30分に、ここを出ました。今日は三箇所回ったのでスマホのバッテリーも切れそうになっているので、ここから真っ直ぐ帰りました。
ここの桜も見事なんで、次は桜の時期に行くかもです。蓮は間違いなく行くでしょう😊。
コロナ禍前まで常時拝観されてましたが、コロナが明けてから「春の特別公開」、「夏の特別拝観」、「観蓮会」、そして紅葉の時期に特別公開され、今年の日程は、11月15日(金)~12月7日(土)まで。拝観時間は9時30分から16時30分までとされました。
今年も、7月24日(水)に「観蓮会」に行きましたが、法金剛院に来たのは、それ以来です。











































本尊「阿弥陀如来坐像」(国宝・平安時代作)は、平等院や法界寺の阿弥陀如来と合わせて、日本三大阿弥陀と言われている。1130年(大治5年)に仏師の院覚によって造られ、高さは5㍍もあり、その大きさから「丈六の阿弥陀如来」とも呼ばれている。座っているの蓮の花を模した「蓮台」、花片の一枚一枚に緻密な彫刻が施してあり、平安時代の貴族が理想とした仏の姿が表現されている。
ご本尊の向かって左手の「十一面観世音菩薩」(重要文化財・鎌倉時代作)は、手が四本で造られているのは、大変珍しいとか。細やかな意匠で造られた装飾部も見応えがあります。また、十一面観世音菩薩が治まっている「厨子」(重要文化財・鎌倉時代作)には、彩色画が綺麗に残っている。厨子の内側の「十二天彩色画」など、今でも鮮やかな色彩で見ることができる。
向かって右手の「僧形(そうぎょう)文殊菩薩」(重要文化財・平安時代作)は、一木彫り。僧形文殊菩薩は、表情が見事なまでに巧みに彫られている。

中央に安置されているのが「金目(かなめ)地蔵菩薩坐像」(重文・平安時代後期)です。こちらも丈六の地蔵菩薩で、白目の所に金箔が貼ってあり、目が金色ということで金目(かなめ)地蔵と呼ばれているし、信者の願いを叶えるということで別名「叶え地蔵」とも呼ばれている。仏教では六道の世界があって平安時代より信仰されてきました。六道とは、天道、地極道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道です。この金目地蔵の回りには、六道それぞれの世界で救済にあたるお地蔵様が安置されている。向かって左に天道で救済にあたる「日光地蔵」、人間道で救済にあたる「除蓋障(じょがいしょう)地蔵」、修羅道で救済にあたる「持地地蔵」を安置。次に向かって右に畜生道で救済にあたる「宝印地蔵」、餓鬼道で救済にあたる「宝珠地蔵」、地獄道で救済にあたる「檀陀(だんだ)地蔵」を安置。









ここの桜も見事なんで、次は桜の時期に行くかもです。蓮は間違いなく行くでしょう😊。
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