妙心寺塔頭 退蔵院の紅葉
12月8日(日)の最低気温は6.1℃と、ここ3日ほど続いた3℃台より高かったのは、夜に曇っていたから。ただ寒気は居座ったままで、今日は西風から北風に代わるため、寒気を伴う雨雲が山を越えて京都市内まで降りてくるので、予報は昼から雨降りと出てました。ただ、朝は晴れていたので、所用を片付けたあと、車で妙心寺塔頭 退蔵院に向かいました。
日曜日で道が空いていたので、8時52分に着きました。まだ開門時間に早いので、ゆっくり歩いて行きます。

妙心寺の境内には「南総門」から入ります。

退蔵院に向かう途中、右手に「三門」を見ます。その先が退蔵院の入口ですが、空いていたら・・・と。


8時57分に退蔵院の「山門」前に着きました。日曜日だし行列ができているかなぁと思いましたが、誰も居ません。
何度も来ているのに、瓦に鯰の彫り物があるのを、待って居る間に知りました😊。最近では9月24日(火)に来てました。
時計を見ていると、9時ちょうどに開門されました。拝観料は600円。御朱印はいただきません。詳しく読んでないけど、紅葉の時期は「書き置き」のみかも知れません。



案内に従って、方丈に入ります。その方丈の前に、1966年(昭和41年)に国の重要文化財に指定された唐破風造りの「袴腰(はかまごし)の大玄関」をくぐります。
こちらの「方丈」は、庭園を見てからにします。空いている間に紅葉の庭園を見ます。


真っ先に「余香苑(よこうえん)」の入口に着いたので9時3分でした。この「余香苑」の門には鯰の彫刻があります。
向かって左手が「陽の庭」、左手が「陰の庭」です。拝観コースは、左手から進むことになっています。


「陽の庭」にも紅葉が見られます。今年の4月12日(金)に来た時は、この「大枝垂れ桜」は、見事な満開でした。




庭園の奥に進むと「四阿」があって、奥の紅葉が綺麗でした。手前には「織部灯籠」があります。

次に寄ったのが「水琴窟」です。水を流せば心地良い音色を聞かせてくれます。







退蔵院の紅葉は初めてだと思います。以外と紅葉も綺麗でした。ただ、もう少し時間がたたないと庭園に陽が当たらないのがイマイチでした。

茶席「大休庵」は9時30分から。ここの中から見る紅葉も綺麗でしょうね。今日は入りません。


人も一人、二人と来られたので、この庭園を出て行きました。




帰りに寄った「陰の庭」です。「陽の庭」が白砂、「陰の庭」が黒砂が使われているのが特徴かなぁ。



再び「方丈」ら戻って来ました。方丈内にも人が居ましたが、靴を脱いで上がります。


ここで座って休憩です。先に入られていた方も出て行かれたので、暫く一人でした。


名勝・名跡「枯山水 元信の庭」です。約450年前に画聖・狩野元信と言う絵師が作庭した庭園です。
この枯山水庭園は、常緑樹しか植えられておらず一年中変わらずの「不変の美」を表しています。造られた経緯について、元信は先ず、頭に描いた庭を襖絵にしました。その襖絵を元に庭が造られたと言います。水が滝より大海に流れ込むまでの様子を白砂によって表現されています。作庭当時は、借景に双ケ岡が見えていたそうですが、今は住宅が建ち並び見えません。
方丈と非公開の書院との間には「中庭」があります。ここにも紅葉がありました。
本物は京都国立博物に寄託されている、国宝「瓢鮎図(ひょうねんず)」(複製)を見ました。日本最古の水墨画で、画僧・如拙筆と伝わるものの案内です。
上の文字(漢字)は、室町時代に居た京都の高僧31名の、禅問答のやり取りが書かれています。また、剣豪宮本武蔵も、ここで修行されていたことで、宮本武蔵が使っていた刀の鍔には鯰と瓢箪が描かれていたそうで、武蔵の修行時には、この絵が飾られていたのでは無いか・・・と推察される。次に「瓢鮎図(ひょうねんず)」の鮎と言う文字に注目です。中国では、鮎と文字が鯰を表すそうで、中国では鮎は香魚(こうぎょ)と言うそうです。鯰と言う漢字は、日本独特の和製漢字だそうです。



少し休憩し「方丈」を出ました。
拝観コースとは逆ですが、「袴腰(はかまごし)の大玄関」から出て行きます。




9時25分に「山門」から出ました。




退蔵院の外でも紅葉が綺麗で、散歩されている方など写真を撮って行かれます。赤色が鮮やかでした。


8時32分に退蔵院の駐車場に戻ってきました。ここの駐車場は無料です。
この日は、昼から予報通り雨が降って来たので、最高気温は11.0℃しか上がらなかったので、終日寒かったです。本格的な冬が到来したようですね、寒さ苦手な私には酷な季節が来ました😢。

























































この枯山水庭園は、常緑樹しか植えられておらず一年中変わらずの「不変の美」を表しています。造られた経緯について、元信は先ず、頭に描いた庭を襖絵にしました。その襖絵を元に庭が造られたと言います。水が滝より大海に流れ込むまでの様子を白砂によって表現されています。作庭当時は、借景に双ケ岡が見えていたそうですが、今は住宅が建ち並び見えません。

本物は京都国立博物に寄託されている、国宝「瓢鮎図(ひょうねんず)」(複製)を見ました。日本最古の水墨画で、画僧・如拙筆と伝わるものの案内です。
上の文字(漢字)は、室町時代に居た京都の高僧31名の、禅問答のやり取りが書かれています。また、剣豪宮本武蔵も、ここで修行されていたことで、宮本武蔵が使っていた刀の鍔には鯰と瓢箪が描かれていたそうで、武蔵の修行時には、この絵が飾られていたのでは無いか・・・と推察される。次に「瓢鮎図(ひょうねんず)」の鮎と言う文字に注目です。中国では、鮎と文字が鯰を表すそうで、中国では鮎は香魚(こうぎょ)と言うそうです。鯰と言う漢字は、日本独特の和製漢字だそうです。


















この日は、昼から予報通り雨が降って来たので、最高気温は11.0℃しか上がらなかったので、終日寒かったです。本格的な冬が到来したようですね、寒さ苦手な私には酷な季節が来ました😢。
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