楠木正行・足利義詮両菩提所「宝筐院」の紅葉

祇王寺を9時16分に出て、今度は愛宕街道を下って行きます。二尊院や清涼寺(嵯峨釈迦堂)の側を通って、9時27分に着いたのが、紅葉の名所で知られている宝筐院です。宝筐院の紅葉を見に来たのは、2022年(令和4年)11月21日(月)以来。紅葉以外では、今年の5月9日(木)に、「令和6年度 春期京都非公開文化財特別公開」に来てました。

IMG_0566.jpg祇王寺に行く前に通っていた、宝筐院の「山門」です。

山門を入って、自販機で拝観料500円を入れ、前に立っているスタッフに拝観券を渡します。由緒がは置いてあるので、取るか取らないか自由です。

IMG_0567.jpg庭園に入ったら、この光景です。散りモミジと思って来ましたが、こんなに綺麗に黄葉が残っているとは思わなかったです。

IMG_0568.jpgIMG_0570.jpgこの宝筐院の黄葉は、ここから見るのが最も綺麗です。この時間に入っても空いていたので撮れた1枚です。

IMG_0572.jpgIMG_0576.jpgIMG_0581.jpgガラガラかなぁと思いましたが、数名は居ました。振り返っても、私のあとは入って来られてないようです。

IMG_0586.jpg本堂」前まで来ました。これから本堂に上がってお参りです。

IMG_0587.jpgIMG_0588.jpgIMG_0589.jpg本堂内陣の中央には、ご本尊の「十一面千手観世音菩薩」が、左隣には「楠木正行像」が安置されています。正行は1348年(正平3年)四條畷の合戦で討ち死にし、その首級を生前交流のあった黙庵善入寺に葬ったとの寺伝があります。

IMG_0595.jpgIMG_0596.jpgIMG_0594.jpgIMG_0590.jpg今日は寒気が強まり、昼から雨が降ったんですが、午前中は天気が良かったです。陽に照らされた紅葉が綺麗です。

IMG_0599.jpgIMG_0601.jpg本堂を出て、次に順路に従って庭園を巡ります。ただ特に順路は決まってないけど😊。

IMG_0602.jpgIMG_0605.jpgIMG_0608.jpgIMG_0609.jpgIMG_0611.jpg本堂のの横を回って、裏手に出ました。5月9日(木)に、「令和6年度 春期京都非公開文化財特別公開」で初公開された茶室丹照庵」が遠くに見えています。

IMG_0615.jpgここから本堂を離れて、庭園を巡ります。この辺りの紅葉が、予想以上に綺麗でした。

IMG_0616.jpgIMG_0617.jpgIMG_0618.jpg振り返って「本堂」を撮りました。前途したとおり裏手の庭園も紅葉綺麗です。

IMG_0620.jpgIMG_0623.jpg庭園内に残る「瀧組石」です。今は水は流れてません。

IMG_0625.jpgその対面には、水路の石組みが見えます。ただ正面から陽が差し込んで・・・。

IMG_0626.jpgIMG_0628.jpg宝筐院は、楠木正行菩提所と足利義詮菩提所です。ここに墓があるので寄って行きます。

IMG_0629.jpg墓所の横には1891年(明治24年の建立の「欽忠碑」が建っています。また、墓所の北側には楠木正行の辞世の句が書かれた歌碑があります。「かえらじと かねておもへば梓弓 なき数に入る 名をぞ 止(とど)むる」と書いてあります。

IMG_0630.jpgIMG_0631.jpgIMG_0632.jpg右が楠木正行の家紋「菊水」、左が足利義詮の家紋「二つ引両」です。

IMG_0633.jpgここには、生前敵同士であった「足利義詮の墓」(左)と、楠木正成の子「楠木正行の首塚」(右)が仲良く並んで建っています。これは義詮が正行の人柄を慕い、そばに葬るように遺言したためといわれています。

IMG_0634.jpg墓所を出て参道に戻ります。順路は右側を行きますが、人が少ないので正面を進みました。

IMG_0635.jpgIMG_0637.jpgIMG_0638.jpgこの参道に人が居なかったので、このような綺麗な紅葉を撮れました😊。

IMG_0641.jpgIMG_0642.jpg本堂」まで来ましたが、既にお参りしているので、帰りは寄りません。

IMG_0643.jpgIMG_0644.jpgIMG_0645.jpgIMG_0647.jpgIMG_0649.jpgここまで来たら、2組の方が入って来られたので、次にまだ行ってない参道に向かいました。

IMG_0651.jpgIMG_0652.jpgIMG_0653.jpgIMG_0657.jpgこの先に墓所があるので、ここら出口に向かい引き返します。

IMG_0660.jpgIMG_0663.jpg知らなかったですが、ここに簡易トイレがありました。今日は寄りません😊。

IMG_0664.jpgIMG_0667.jpgIMG_0668.jpg9画45分に、ここを出ました。次に入って来られた1組は、祇王寺でも一緒でしたね😊。

今日は祇王寺と宝筐院を回ったので、これで帰りました。

この記事へのコメント

2025年02月01日 21:54
また少しご無沙汰してしまいました。
宝筐院の紅葉、実に見事ですね。青空に映える燃えるような赤は、テンションがあがりますよ。こんなふうに味わいたいものです。
それにしても、楠木正行と足利義詮の菩提所が隣り合って並んでいるなてびっくり。てっきり憎しみあっていたと思っていました。
私にとっては大きな発見です。
壬生里
2025年02月04日 17:56
ミクミティさんへコメントありがとうございます。

昨年の紅葉が遅れたおかげで、既に散っていても不思議では無かったですが、綺麗な紅葉を楽しめました。
それに、時期がずれたので空いていたしね。
生前、敵味方同士がとなりあっているのも面白いです。
尊氏の墓が等持院に、義詮の墓が宝筐院にあるのに対して、義満の墓は相国寺の鹿苑院にあったそうですが、明治の廃仏毀釈で失われたみたいですね。金閣寺を造ったのにと思います。