洛北の名庭 大徳寺 大仙院へ
12月27日(金)は、今年最後の拝観に大徳寺 大仙院に行きました。この日は用事があったので、そこから車で向かい、今宮神社の駐車場に9時5分、車を入れました。
大徳寺に行くのに、今宮神社の駐車場に入れたのは駐車料金が安いからです。大徳寺の駐車場は、1時間500円です。今宮神社の駐車場は、1時間100円です。本日、訪れる大仙院は大徳寺境内の北東にあります。大徳寺駐車場から大仙院まで歩くのと、今宮神社の駐車場から大仙院に歩くのと距離はほぼ同じです(若干大徳寺の方が近いかも)。そうなると今宮神社の駐車場を選択するでしょうし、ここでは今宮神社門前にある「あぶり餅」の店を利用したら、その100円も無料になるから😊。後で分かったことは、「あぶり餅」のお店、12月16日から休業されてて、再開は1月1日からと張り紙が出てました😢。
駐車場から今宮通りに出て、船岡東通りを南下すると、直ぐに大徳寺の境内に入ります。

次に、東に向かって歩きます。この北側は、昨年「京の冬の旅」で入った「総見院」です。非公開のため、今日は「拝観謝絶」となっていました。
次に、この石柱には、右奥「真珠菴」、右中「大仙院」、正面「芳春院」と書いてあります。
大仙院以外は、真珠菴と芳春院は通常非公開です。案内に従って北に向かって歩きます。

「史跡及び特別名勝 大仙院書院庭園」と書かれた石柱の手前には、英語の案内版が出ています。大仙院は海外の方にも人気があるようです。
この石碑の突き当たりが前途したとおり非公開の「芳春院」ですが、手前には通常拝観されている「芳春院 盆栽庭園」があります。通常拝観と書きましたが、大徳寺の総門に拝観している場合は張り紙がしてありますね。
そして、東向きの突き当たりには、漫画の襖絵を見に行った「真珠菴」の山門です。非公開のため今日は入れません。


9時13分に「表門」前に着きました。開門時間は9時からで、多分空いているかと。
大仙院は、京都府京都市北区にある大徳寺塔頭の一つで、臨済宗大徳寺北派本庵。1509年(永正6年)に大徳寺76世住職大聖国師(古岳宗亘)禅師によって創建された。本堂(方丈)は創建当初の建物で、内部の床の間と玄関は、禅宗の方丈建築としては最も古い遺構の一つとされ国宝に指定されている。書院も入母屋造りで重要文化財に指定されている。襖絵は相阿弥の「山水画」、狩野元信の「四季花鳥図」、狩野之信の「四季耕作図」といった室町時代の巨匠が手がけた作品で、室町時代の雰囲気を今日まで見事に伝承し重要文化財に指定されている。庭園は室町時代枯山水を代表する名庭といわれ、狭い地に沢山な巨石を配置して誰が見ても良く分かる山や渓流であり、国の史跡及び特別名勝に指定されている。大仙院では、千利休と懇意にしていた開祖古岳宗亘禅師を初め、大林宗套、笑嶺宗訴、春屋宗園、古渓宗陳といった名僧が、また紫衣事件(しえじけん)で徳川幕府と一歩も引かなかった沢庵宗彭和尚がいる。

「玄関」から靴を脱いで上がります。正面に拝観受付所があるので、先ずはそちらに向かいます。
拝観料とお抹茶代を合わせて800円と御朱印代300円を納めました。そこで、確認です。「庭園は写真撮っても良いですね」と。そしたら「先月から撮れるようになりました」と。それを聞いて安心して奥に進むことができまた😊。
御朱印は先に出して置いて帰りに受け取ります。お抹茶は、庭園を見てからいただきます。先ずは有名な庭園を見て行きます。

庭園に出る前に「売店」があります。ここは覚えてました。ここで尾関宗園当時のご住職の「檀越歌(だんのつか)」を買いました。
帰ってから久しぶりに裏側を見てみたら、ご住職のサインもいただいてました。まったく覚えて無かったけど😊。
ここに来たのは2006年(平成18年)4月26日か、それ以前です。ずっと撮影禁止にされていたので、足が遠のいてました。確か2006年(平成18年)4月26日は拝観料を納めるときに、「カメラを鞄の中に閉まってください」と言われ、それで拝観を止めたように記憶しているので、多分、何時か分かりませんが、本当に30年弱前ぐらいだと思います。ですから、殆ど庭園については覚えてません。
売店は撮影禁止とありました。その裏には「銅鑼」があったので撮ってみました。

入ると左手に国宝「玄関」と案内が出てました。次に庭園を見学です。




「方丈(本堂)」の南に広がる「南庭」です。白砂が一面に広がるシンブルな空間の中に、一対の「盛砂」と、西南隅には一本の「沙羅双樹」が植えられています。


「方丈(本堂)」の西側には、南庭から続く白砂が一面敷き詰められているだけの庭園が続いてました。


「方丈(本堂)」の北側には、中根金作が作庭した穏やかな中海を表現した白砂が一面、敷き詰められてて、椿が一本植えられています。

「方丈(本堂)」の北から東へと続く庭園が、大仙院ではメインとなります。こちらが特別名勝・史跡に指定されている枯山水庭園となります。
特別名勝・史跡の「書院庭園」は、思っていたより狭いです。2回目ですが前の記憶が殆ど無いので、第一印象はそう思いました。
大仙院の枯山水は、東北隅に枯滝組を作って、その背後に深山幽谷を表す蓬莱山があって、その滝から滝落ちし流れ出た水が山峡を出て、大河となり、大海へ流れていく様子を表現しています。
手前の石が「亀石」、奥の平な石が「坐禅石」と、禅に関する名前が石には付けられているようです。
その「坐禅石」と手前「亀石」を正面から撮りました。左には「仏磐石」と「独醒石」も見えます。
「石橋」に架かる先から「鶴島」、そして巨石が立っているのが「不動石」と「観音石」です。
「書院の間」前の「沈香石(ちんこうせき)」です。ここでは障子を開けて内部を見ることができました。ただ入れません。


奇石を立てて作られた枯滝組、流れ出た川は、「渡廊(カ亭橋)「の堰を超えて「石舟」を浮かばせています。
浮かぶ船石、一面に広がる白砂のみで表現された大海など、建物の周囲を囲むように様々な景色が広がります。開祖古岳宗亘禅師による室町時代の代表的な枯山水庭園で特別名勝・史跡に指定されています。
さほど広くないお堂ですが、堂内に入れなのかなぁと思い、聞いてみました。すると障子を開けて案内してもらいました。普段は障子をもう少し開けてるみたいです。堂内は撮影禁止のため写真ありません。仏間の中央に開祖古岳宗亘禅師像が祀られていました。また、襖絵はかなり痛んでいるように思えました。複製かも知れませんが、「四季花鳥図」(狩野元信筆)「山水図」(相阿弥筆)「四季耕作図」)狩野之信筆)が見られました。最後に、抹茶券を購入してるので、そちらに入りました。

この部屋は暖房が効いてて暖かかったです。外は寒かったので助かりました😊。


ここでは目の前で、茶碗に入れた粉末状の抹茶に湯を加え、竹の道具でかき混ぜお茶を点てていただきました。お菓子は「生菓子司 梅月」のでした。
ここを出る前に、最初にお願いしていた御朱印を受取ました。中央に国宝「拈華殿(ねんげでん)」と書いてあります。
9時44分に玄関から出て行きました。ここの下駄箱大きいです。修学旅行生も来られるみたいですね。

玄関から表門の間にあった松。綺麗に刈り込まれていたので撮ってみました。
表門から出て行く前に「鐘楼」を撮りました。
私が出て行くときに、団体さんでは無さそうな5名ぐらいの方が次々と入って行かれました。大徳寺で通常拝観されている寺院の一つで、人気があるんですね。他は龍源院、瑞峯院、そして最近では黄梅院も通常拝観始められています。なお、通常拝観されていた高桐院は、コロナ禍の2020年(令和2年)4月3日(金)から拝観を休止されてて、まだ再開されていません。


上記したように、大徳寺には常時拝観している寺院がありますが、今日は何処も寄らずに今宮神社の駐車場に向かいました。
今宮神社の「あぶり餅」の店に行くつもりでしたが、まさかの休業中でした。12月16日に休まれて、1月1日より営業再開とありました。店の前には何台も車が止まってて、正月準備に忙しそうでしたね。今宮神社には「京都十六社朱印巡り」で、年明けに訪問します。そのときは、「あぶり餅」いただくことにします。今日は残念でした😊。今宮神社の駐車場で精算すると、入庫が、9時5分で出庫が、10時12分でした。料金は200円で済みました。
大徳寺に行くのに、今宮神社の駐車場に入れたのは駐車料金が安いからです。大徳寺の駐車場は、1時間500円です。今宮神社の駐車場は、1時間100円です。本日、訪れる大仙院は大徳寺境内の北東にあります。大徳寺駐車場から大仙院まで歩くのと、今宮神社の駐車場から大仙院に歩くのと距離はほぼ同じです(若干大徳寺の方が近いかも)。そうなると今宮神社の駐車場を選択するでしょうし、ここでは今宮神社門前にある「あぶり餅」の店を利用したら、その100円も無料になるから😊。後で分かったことは、「あぶり餅」のお店、12月16日から休業されてて、再開は1月1日からと張り紙が出てました😢。







この石碑の突き当たりが前途したとおり非公開の「芳春院」ですが、手前には通常拝観されている「芳春院 盆栽庭園」があります。通常拝観と書きましたが、大徳寺の総門に拝観している場合は張り紙がしてありますね。




大仙院は、京都府京都市北区にある大徳寺塔頭の一つで、臨済宗大徳寺北派本庵。1509年(永正6年)に大徳寺76世住職大聖国師(古岳宗亘)禅師によって創建された。本堂(方丈)は創建当初の建物で、内部の床の間と玄関は、禅宗の方丈建築としては最も古い遺構の一つとされ国宝に指定されている。書院も入母屋造りで重要文化財に指定されている。襖絵は相阿弥の「山水画」、狩野元信の「四季花鳥図」、狩野之信の「四季耕作図」といった室町時代の巨匠が手がけた作品で、室町時代の雰囲気を今日まで見事に伝承し重要文化財に指定されている。庭園は室町時代枯山水を代表する名庭といわれ、狭い地に沢山な巨石を配置して誰が見ても良く分かる山や渓流であり、国の史跡及び特別名勝に指定されている。大仙院では、千利休と懇意にしていた開祖古岳宗亘禅師を初め、大林宗套、笑嶺宗訴、春屋宗園、古渓宗陳といった名僧が、また紫衣事件(しえじけん)で徳川幕府と一歩も引かなかった沢庵宗彭和尚がいる。


拝観料とお抹茶代を合わせて800円と御朱印代300円を納めました。そこで、確認です。「庭園は写真撮っても良いですね」と。そしたら「先月から撮れるようになりました」と。それを聞いて安心して奥に進むことができまた😊。




ここに来たのは2006年(平成18年)4月26日か、それ以前です。ずっと撮影禁止にされていたので、足が遠のいてました。確か2006年(平成18年)4月26日は拝観料を納めるときに、「カメラを鞄の中に閉まってください」と言われ、それで拝観を止めたように記憶しているので、多分、何時か分かりませんが、本当に30年弱前ぐらいだと思います。ですから、殆ど庭園については覚えてません。

















大仙院の枯山水は、東北隅に枯滝組を作って、その背後に深山幽谷を表す蓬莱山があって、その滝から滝落ちし流れ出た水が山峡を出て、大河となり、大海へ流れていく様子を表現しています。







浮かぶ船石、一面に広がる白砂のみで表現された大海など、建物の周囲を囲むように様々な景色が広がります。開祖古岳宗亘禅師による室町時代の代表的な枯山水庭園で特別名勝・史跡に指定されています。
さほど広くないお堂ですが、堂内に入れなのかなぁと思い、聞いてみました。すると障子を開けて案内してもらいました。普段は障子をもう少し開けてるみたいです。堂内は撮影禁止のため写真ありません。仏間の中央に開祖古岳宗亘禅師像が祀られていました。また、襖絵はかなり痛んでいるように思えました。複製かも知れませんが、「四季花鳥図」(狩野元信筆)「山水図」(相阿弥筆)「四季耕作図」)狩野之信筆)が見られました。最後に、抹茶券を購入してるので、そちらに入りました。





ここを出る前に、最初にお願いしていた御朱印を受取ました。中央に国宝「拈華殿(ねんげでん)」と書いてあります。




私が出て行くときに、団体さんでは無さそうな5名ぐらいの方が次々と入って行かれました。大徳寺で通常拝観されている寺院の一つで、人気があるんですね。他は龍源院、瑞峯院、そして最近では黄梅院も通常拝観始められています。なお、通常拝観されていた高桐院は、コロナ禍の2020年(令和2年)4月3日(金)から拝観を休止されてて、まだ再開されていません。



今宮神社の「あぶり餅」の店に行くつもりでしたが、まさかの休業中でした。12月16日に休まれて、1月1日より営業再開とありました。店の前には何台も車が止まってて、正月準備に忙しそうでしたね。今宮神社には「京都十六社朱印巡り」で、年明けに訪問します。そのときは、「あぶり餅」いただくことにします。今日は残念でした😊。今宮神社の駐車場で精算すると、入庫が、9時5分で出庫が、10時12分でした。料金は200円で済みました。
この記事へのコメント
ここは、その昔、東京の中学・高校生が
京都・奈良修学旅行で必ず訪れる場所でした。
私も中・高で二度行ってるんじゃ無いかと
思います。入口に「喝」。いかにも
禅寺らしい趣ですね。ここの枯山水は、
修学旅行生にも分かりやすいんでしょう。
渓流が大河となり、大海に流れ入ってるとか、
この石が舟を表すとか、お坊さんの説明を聞いた
記憶があります。それが時代の流れなのか、
写真を撮れるようになったのはよかったですね。
大仙院も大徳寺で数少ない通常拝観している寺院の一つです。前のご住職が、テレビのコメンテーターをされていたので、お顔を見れば分かるかと。
以前は、写真撮影を厳しく禁止されていたので、足が遠のいてましたが、解禁されたと聞き、訪れた次第です。
庭園もすっかり忘れてましたが、希望すれば寺の方に案内して貰えるようです。
庭園も忘れてましたが、堂内もすっかり記憶無かったです。
充分楽しめたので、近々再訪したいと思っています。