冬の臨済宗相国寺派 北山 鹿苑寺(金閣寺)へ
1月27日(月)の朝は冷え込みました。最低気温は1.9℃しかなく大変寒い朝でしたが、久しぶりに臨済宗相国寺派塔頭 鹿苑寺(金閣寺)に行こうと思い車で家を出ました。
正式には鹿苑寺ですが、ここからは通称の金閣寺で書きます。金閣寺には「令和5年度 第59回 京都非公開文化財特別公開 方丈公開」で、2023年(令和5年)11月8日(水)に行って以来です。ただ、この時は舎利殿(金閣)のエリアには入ってません。あまりにも人が多かったので入れなかったです。舎利殿(金閣)を見たのは、直近では、2021年(令和3年)12月22日(水)、2020年(令和2年)2月7日(金)以来、約5年振りです。
金閣寺の「第一駐車場」に8時42分に車を停めました。見たところ、まだ観光バスが止まってないので空いてるかもです😊。


「総門」前に8時47分に着きました。私は門の前に2番目に並ぶことができました。
最初は、5名程度でしたが、開門される時には30㍍ぐらいの行列になってました。2023年(令和5年)11月8日(水)に比べたら、全然少ないです。寺の方が電波時計で、9時になったのを確認し開門されました。拝観受付所まで距離があるので、数名には抜かれて行きましたが、拝観料は500円で、いつものようにお札をいただきました。それを入口で見せて、いよいよ庭園に入ります。
臨済宗相国寺(しょうこくじ)派の山外塔頭寺院で1994年(平成6年)に世界文化遺産に登録された。室町幕府3代将軍足利義満が1397年(応永4年)に営んだ山荘・北山殿を義満の没後、禅寺に改めたもので、義満の法号「鹿苑院殿」にちなんで鹿苑寺と名付けられた。お釈迦様の骨を祀った舎利殿が特に有名で、通称「金閣」と呼ばれている。金閣は、「法水院(ほっすいいん)」と呼ばれる寝殿造の初層、「潮音洞(ちょうおんどう)」と呼ばれる武家造の二層、「究竟頂(くっきょうちょう)」と呼ばれる禅宗仏殿造の三層から成り、公家文化と武家文化を折衷した建築様式は、北山文化の象徴とされる。二層、三層は漆塗の上に金箔が張られ、屋根の上には中国の伝説の鳥、鳳凰が輝いている。初層に義満公坐像と宝冠釈迦如来像が、二層に岩屋観音坐像と四天王像が、三層に仏舎利がそれぞれ安置されている。1950年(昭和25年)に放火により焼失したが、1955年(昭和30年)に再建され、1987年(昭和62年)に漆の塗替えや金箔の張替え修理が行われた。壮大な池泉回遊式庭園は、特別史跡及び特別名勝に指定されている。舎利殿の北側には義満ゆかりの銀河泉(ぎんがせん)・厳下水(がんかすい)・龍門滝(りゅうもんたき)があり、また、萩の違い棚と南天の床柱で名高い茶室・夕佳亭(せっかてい)もある。
歩くのが遅いので数名には抜かれましたが、この写真は撮れました。鏡湖池(きょうこち)越しにみる舎利殿は美しいです。
舎利殿の手前は葦原島(あしはらじま)です。鏡湖池では大小10もの島があって、浄土の世界を表現しています。

一層に「釈迦三尊」と新調された足利義満像が安置されてますが肉眼では見えません。望遠で撮った写真では微かに分かる程度です。


ここからは1層は良く見えますが、安置されている仏像は見えないですね。今日は曇り空でイマイチでしたが、やっぱり舎利殿は美しいし、見てて飽きないです😊。

2月8日(土)から「京の冬の旅」で特別公開される「方丈」です。あと1枚無料の拝観券があるので、行くつもりにしてますが?。





屋根の上の鳳凰まで金箔で輝いています。最上階には花頭窓があって、禅宗寺院の建築様式が見られます。

方丈北側には舟形をした「陸舟(りくしゅう)の松」があります。室町幕府3代将軍足利義満が盆栽から手植えした伝わる。
京都三松(金閣寺・宝泉院・善峰寺)の一つ。帆掛け舟に仕立てたように刈り込まれ、これは西の方向を向いているのは、西方浄土へ航海しようとしていることを意味していると言われています。樹齢は不明ですが、推定600年とも伝わります。
この「陸舟(りくしゅう)の松」から見えた、この建物。境内図にも載ってないので不明です。





「舎利殿(金閣)」の舟着場を見たら、ここを離れます。

このあと順路に従って進むと「銀河泉」があります。室町幕府3代将軍足利義満公がお茶の水用に使ったと伝わります。
次に見るのが足利義満公が手洗いに用いたとされる「厳下水(がんかすい)」があります。余談ですが、修学旅行生は、舎利殿だけ見て後はほぼスルーされてました。
こちらは「金閣寺垣」と「虎渓橋」です。山畔に石段があり、この小さな石橋を中国の故事、虎渓三笑にちなんで虎渓橋(こけいきょう)といいます。その両側に低い竹垣があり、右と左の組み方が違うのが特徴です。これが金閣寺垣と称され小竹垣の代表とされています。
金閣寺垣の先に「龍門瀧」があります。鯉が滝を登ると龍になるという「登竜門」にちなんだもので、今にも跳ね上がろうとする龍の姿が、動きのある「鯉魚石」で表されています。

次に石段を上がりますが、その手前には石仏群がありました。金閣寺の前は鎌倉時代の公卿、西園寺公経の別荘でした。その面影をこのあと見に行きます。
石段を上がりきると金閣寺北側の一番高い所にあるのが「安民沢(あんたくみん)」と呼ばれる池で、まわりは樹林に囲まれています。ひでりが続いても涸れないので雨乞いの場ともされていました。


池中の小島には、「白蛇塚」という西園寺家の鎮守という多宝塔が建っています。数少ない西園寺家の遺跡をとどめているといいます。
鎌倉時代の公卿である西園寺公経(さいおんじきんつね)は、1224年(元仁元年)に壮麗な西園寺を建立し、その北側には別荘として寝殿も建てました。広大な敷地に本堂、不動堂、妙音堂、愛染堂、五大堂などの大伽藍を造営するほどの勢力も、南北朝時代に衰え、この地を義満に譲りました。


ここから振り返ると「舎利殿(金閣)」が見えており、この眺望を「見返り金閣」といいます。ここから先は、舎利殿見えません。
この先には茶室があります。茶室の方を見ると、今なら空いてます。後ろからは修学旅行生の集団が迫っているので、取り急ぎ茶室に向かいました。




茶室「夕佳亭(せっかてい)」。江戸時代の茶道家金森宗和が好んだ数寄屋造り。寛永年間(1624~44)に後水尾天皇(第108代天皇)を迎えるために造られたと伝わり、現在の建物は1874年(明治7年)の再建です。
夕佳亭の前には、室町幕府8代将軍足利義政公遺愛の「富士形手水鉢」がありました。
このあと修学旅行生の集団が来て、そして直ぐに出て行かれました。バスの時間の都合でしょうけど、ホンマゆっくり見せて上げたら良いのにね。



金閣寺の有料エリアを出ると「不動堂」があり、堂内にはお前立ちの不動明王が安置されています。
2月3日と8月16日の9時00分~10時45分、12時00分~15時00分。拝観料200円で「金閣寺不動堂石不動明王御開扉」が行われます。石室内部に安置されてるそうで、今年は行ってみようと思っています。






お菓子は、銘菓「金閣」でした。和三盆精糖金閣寺納豆入り、千本玉寿軒製で美味しかったです。ここでしか買えないので土産に買って帰りました。



駐車場から見た「比叡山」です。あれだけ居た修学旅行生の姿も観光バスも見えません。来て見て直ぐに出ていったようですね。
金閣寺の売店に貼ってありました。これで不動明王の開扉を知ったわけです。今年の節分は2月2日なんでけど、開扉法要は2月3日のようです。
今日の最高気温は9.7℃と寒かったです。金閣寺第一駐車場で精算すると8時42分~9時45分で、400円でした。ここから病院に行き見舞ってから帰りました。
正式には鹿苑寺ですが、ここからは通称の金閣寺で書きます。金閣寺には「令和5年度 第59回 京都非公開文化財特別公開 方丈公開」で、2023年(令和5年)11月8日(水)に行って以来です。ただ、この時は舎利殿(金閣)のエリアには入ってません。あまりにも人が多かったので入れなかったです。舎利殿(金閣)を見たのは、直近では、2021年(令和3年)12月22日(水)、2020年(令和2年)2月7日(金)以来、約5年振りです。




最初は、5名程度でしたが、開門される時には30㍍ぐらいの行列になってました。2023年(令和5年)11月8日(水)に比べたら、全然少ないです。寺の方が電波時計で、9時になったのを確認し開門されました。拝観受付所まで距離があるので、数名には抜かれて行きましたが、拝観料は500円で、いつものようにお札をいただきました。それを入口で見せて、いよいよ庭園に入ります。
臨済宗相国寺(しょうこくじ)派の山外塔頭寺院で1994年(平成6年)に世界文化遺産に登録された。室町幕府3代将軍足利義満が1397年(応永4年)に営んだ山荘・北山殿を義満の没後、禅寺に改めたもので、義満の法号「鹿苑院殿」にちなんで鹿苑寺と名付けられた。お釈迦様の骨を祀った舎利殿が特に有名で、通称「金閣」と呼ばれている。金閣は、「法水院(ほっすいいん)」と呼ばれる寝殿造の初層、「潮音洞(ちょうおんどう)」と呼ばれる武家造の二層、「究竟頂(くっきょうちょう)」と呼ばれる禅宗仏殿造の三層から成り、公家文化と武家文化を折衷した建築様式は、北山文化の象徴とされる。二層、三層は漆塗の上に金箔が張られ、屋根の上には中国の伝説の鳥、鳳凰が輝いている。初層に義満公坐像と宝冠釈迦如来像が、二層に岩屋観音坐像と四天王像が、三層に仏舎利がそれぞれ安置されている。1950年(昭和25年)に放火により焼失したが、1955年(昭和30年)に再建され、1987年(昭和62年)に漆の塗替えや金箔の張替え修理が行われた。壮大な池泉回遊式庭園は、特別史跡及び特別名勝に指定されている。舎利殿の北側には義満ゆかりの銀河泉(ぎんがせん)・厳下水(がんかすい)・龍門滝(りゅうもんたき)があり、また、萩の違い棚と南天の床柱で名高い茶室・夕佳亭(せっかてい)もある。

















京都三松(金閣寺・宝泉院・善峰寺)の一つ。帆掛け舟に仕立てたように刈り込まれ、これは西の方向を向いているのは、西方浄土へ航海しようとしていることを意味していると言われています。樹齢は不明ですが、推定600年とも伝わります。


















鎌倉時代の公卿である西園寺公経(さいおんじきんつね)は、1224年(元仁元年)に壮麗な西園寺を建立し、その北側には別荘として寝殿も建てました。広大な敷地に本堂、不動堂、妙音堂、愛染堂、五大堂などの大伽藍を造営するほどの勢力も、南北朝時代に衰え、この地を義満に譲りました。



この先には茶室があります。茶室の方を見ると、今なら空いてます。後ろからは修学旅行生の集団が迫っているので、取り急ぎ茶室に向かいました。






このあと修学旅行生の集団が来て、そして直ぐに出て行かれました。バスの時間の都合でしょうけど、ホンマゆっくり見せて上げたら良いのにね。




2月3日と8月16日の9時00分~10時45分、12時00分~15時00分。拝観料200円で「金閣寺不動堂石不動明王御開扉」が行われます。石室内部に安置されてるそうで、今年は行ってみようと思っています。











金閣寺の売店に貼ってありました。これで不動明王の開扉を知ったわけです。今年の節分は2月2日なんでけど、開扉法要は2月3日のようです。
今日の最高気温は9.7℃と寒かったです。金閣寺第一駐車場で精算すると8時42分~9時45分で、400円でした。ここから病院に行き見舞ってから帰りました。
この記事へのコメント
葦原島が入る金閣寺の風景は何とも言えず美しいですね。陽が射すと、
更にまばゆくなりますね~。 金閣寺内も見られる機会はあるので
しょうか?。金閣寺は1時間ほどで廻れるんですね。昨日、こちら埼玉
も初雪でした~。雪景色の金閣寺も美しいでしょうね~⛄。