第59回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開「金閣寺 方丈」へ
2月8日(土)は、今季最強寒波&最長寒波の影響で、京都市内で大雪となりました。正式には8㌢でしたが、我が家の周りでは15㌢ぐらい積もりました。特に最低気温が-3.4℃と朝は暫く水道の水が出なかったです。最高気温も4.0℃しか上がらず、一日中寒かったです。昼から晴れたので雪が溶け始めたんですが、夕方から雪が再び降り始めて、2月9日(日)の最低気温は-1.5℃と、夕方から降り始めて再び積もった雪がカチカチに凍ってて、長靴を履いて玄関周りの雪掻きしたんですが、凍った雪で足元が痺れるぐらい寒くて、雪国の方の苦労が身にしみましたと言っても、たかが5㌢ぐらいと怒られそうですね。本音は、滅多に雪が積もらないので、雪景色を撮りに行きたかった(天龍寺や金閣寺など)けど、我が家から寒くて出られませんでした😢。
そして、2月10日(月)です。最低気温は-1.8℃と6日連続の氷点下の冷え込み。我が家の周りでは雪はまだ残ってて、カチカチに凍っています。出掛ける前に歩いて家の周りを見て回ると、主要道路の雪は完全に溶けてて大丈夫と判断し、車で出ました。滅多に雪が降らないので、もちろんノーマルタイヤです。8日(土)や9日(日)では運転は無理だったでしょう、実際に走ってみて、主要道路は全然問題無かったです。
京都地方気象台のある京都市中京区での観測では、8日(土)の10時がピークで8㌢、ただ14時には0㌢と溶けたのは、気温は低かったわりに陽射しが強かったからで、それで溶けたのでしょう。ただ、それは京都の中心である中京区でのこと。8日(土)の夕刻から夜にかけて再び降り出した雪で、我が家の周りは5㌢ぐらい積雪でしたが、公式には0㌢でした。雪が降ると大混雑する金閣寺もニュースになってました。私の予想通り大混雑している写真(xやInstagramなど)を見ました。あれでは、なかなかビューポイントに近づけそうにも無かったように思います。積雪が土曜・日曜に重なったことも混雑に拍車をかけたように思いました。
雪の心配をしながら車を出した先は、第59回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開の金閣寺 方丈に行くためでした。鹿苑寺(金閣寺)の方丈には2023年(令和5年)11月8日(水)の「令和5年度 第59回 京都非公開文化財特別公開」で、一度入っています。この時の主催者が京都古文化保存協会さんで、ほぼ拝観時に撮影は禁止されます。そして、今回が京都市観光協会が主催されるので、方丈庭園の写真が撮れるかなぁと思い来て見たわけです😊。
臨済宗相国寺派塔頭 鹿苑寺(金閣寺)には、久しぶりに訪れた1月27日(月)と、2月3日(月)の「不動堂石不動明王御開扉」に来てました。そして、この日で3週連続の金閣寺訪問です😊。方丈の公開は10時からで、舎利殿(金閣)の拝観とは別料金です。当初は、舎利殿(金閣)の拝観には入らないつもりでしたが、2日前の大雪で、まだ雪が残ってて雪景色が見られるかも知れません。それで、少し早く行ってみることにし金閣寺第一駐車場に9時34分に入れました。
今日は第一駐車場に入れることができましたが、観光バスの台数が半端じゃありません。広い駐車場の真ん中に観光バスが10数台止まっています。殆ど修学旅行生の姿です。
人が歩く所は雪が溶けてありませんが、まだ日当たりの悪い所には雪が残っています。
「馬繋」の周りにも雪が残っていました。ベンチは濡れているので、誰も座ってません。
総門の前には、いつもの「京の冬の旅」の看板が出てました。こちらは10時からの拝観時間のため、先に舎利殿(金閣)を見に行きます。
この時間では「総門」から、このように人が一杯入って行かれます。見たところほぼ海外からの方でした。
鹿苑寺は、臨済宗相国寺(しょうこくじ)派の山外塔頭寺院で1994年(平成6年)に世界文化遺産に登録された石碑が総門前にあります。

総門を入って右手に「舟形(一文字蹲踞)」があります。海外の方は、ほぼスルーです。
雪が残る「鐘楼」です。この写真は帰りに撮ったものですが、最初来た時は、鐘を撞く人で行列ができてました。
「庫裏」を右手に見て、拝観受付所に行きました。少しだけ並んで拝観券代わりのお札をいただき、庭園内に入ります。
参拝門を入って、少し進んだ右手に「浄蔵貴所塔」があってお参りしました。この塔にお参りすると浄蔵の不思議な力によって願い事が叶うとされています。

こちらは「南池跡」で、まだ雪が残っています。これから金閣寺最大のビューポイントに行きます。
ご覧のように、鏡湖池(きょうこち)越しに見る舎利殿(金閣)に雪は見えません。完全に溶けてました。
「鏡湖池(きょうこち)」湖畔には雪が残っていて、池も少しばかり凍っています。
せめて「舎利殿(金閣)」と雪をセットで撮りたいなぁと思い、少し引いて撮りました😊。
今日は、期待していた通り天気が良かったので、青空に映える舎利殿(金閣)は美しい。



初層に義満公坐像と宝冠釈迦如来像が安置されているので遠目で分かるですが、望遠にしても、やっぱり写らないですね。



この日で6日連続氷点下の冷え込みが続いているので、鏡湖池(きょうこち)の湖面に氷が浮いてます。


混雑しているビューポイントを離れます。今日は方丈に入るので、そちらの写真も押さえたから。



このとき、9時49分。拝観開始の10分前ということで、方丈の部屋が開いてました。あと10分したら拝観者が入って来られ、このような写真は撮れないでしょう。
鹿苑寺(金閣寺)の方丈は、1678年(延宝6年)に後水尾天皇(第108代天皇)より再興され、皇后東福門院(徳川秀忠の娘)が聖観世音菩薩を本尊として寄進されました。観世音菩薩は、参拝された方に身を代えて諸願を成就して下さる仏様です。2007年(平成19年)に復元された現在の方丈には石踊達哉(いしおどりたつや)・森田りえ子両画伯に秋田杉の一枚板に筆を揮ってもらい杉戸絵として花を添えています。方丈は、元は一丈四方の住持の居所でしたが、現在は本堂として法要などを行われています。
ここも外国人観光客が居て、その隙間で写真だけ撮って退散した次第です。それにしても金閣寺は人が多いので、写真を撮るのも苦労します。

8日(土)から始まった特別公開。大雪で屋根からも雪が落ちてきたと思うので、通常どうり拝観されたのかなぁ?。


鏡湖池で、一番大きな「葦原島(あしはらじま)」に注目して撮ってみました。島にも雪が残っています。


舎利殿(金閣)の屋根には金色に輝く鳳凰があって大変綺麗です。


ここでは舎利殿(金閣)を近くで見られますし、お賽銭箱も設置されててお参りも出来ますが、みたところ皆さんスルーですね😊。
あとで方丈内から見る「陸舟の松」をどうしても1枚だけ撮りたかったので、海外の方に割り込んで撮りました。ここも直ぐに退散です。

この舎利殿(金閣)の北面には、雪が多く残っています。


舟着場は、いつもは正面から太陽の光を浴びますが、ちょうどこの時間になると曇ってて、少し暗く写っています。

鏡湖池を離れると突き当たりに売店があって、外国人観光客で人だかりです。その売店の奥に「榊雲(しんうん)」があって春日大神をお祀りしているようで金閣寺の鎮守社とされてるようです。
このあと順路に従って進むと「銀河泉」があります。室町幕府3代将軍足利義満公がお茶の水用に使ったと伝わります。ちょうどタクシーの運転手さんが学生さんに、このような案内をされてましたね😊。
次に見るのが室町幕府3代将軍足利義満公が手洗いに用いたとされる「厳下水(がんかすい)」です。

こちらは「金閣寺垣」と「虎渓橋」です。山畔に石段があり、この小さな石橋を中国の故事、虎渓三笑にちなんで虎渓橋(こけいきょう)といいます。その両側に低い竹垣があり、右と左の組み方が違うのが特徴です。これが金閣寺垣と称され小竹垣の代表とされています。
金閣寺垣の先に「龍門瀧」があります。鯉が滝を登ると龍になるという「登竜門」にちなんだもので、今にも跳ね上がろうとする龍の姿が、動きのある「鯉魚石」で表されています。
次に石段を上がりますが、その手前には石仏群がありました。金閣寺の前は鎌倉時代の公卿、西園寺公経の別荘でした。その面影をこのあと見に行きます。



石段を上がりきると金閣寺北側の一番高い所にあるのが「安民沢(あんたくみん)」と呼ばれる池があります。池中の小島には、「白蛇塚」という西園寺家の鎮守という多宝塔が建っています。数少ない西園寺家の遺跡をとどめているといいます。

ここから振り返ると「舎利殿(金閣)」が見えており、この眺望を「見返り金閣」といいます。
この先に茶室「夕佳亭(せっかてい)」がありますが、予想通り人で一杯で近づくことがでません。そのまま有料アリアを出て、特別公開している方丈に向かいました。
10時6分に方丈前に着きました。前の方が受付されてて、その間に聞きたいことを確認しました。
「庭園の写真は撮れるんですか?」と。すると「堂内と庭園を含めて全面禁止です」との回答でした。それなら2023年(令和5年)11月8日(水)の「令和5年度 第59回 京都非公開文化財特別公開と同じ。それに方丈を見たら人が溢れてます。聞くと「団体さんが来られて凄く混雑している」と聞いたので、今日は断念しました。今日はと書きましたが、多分、今回は入らないです。
このまま金閣寺第一駐車場に戻り、精算すると9時34分~10時20分で、400円で済みました。余談ですが、帰ってから日当たりの悪い所を見ると、まだ雪は残ってました。最高気温は8.8℃まで上がったので、北面の雪も溶けましたね。屋根から固まった雪が落ちてきて、凄い音が響いてました😊。3週続けて金閣寺に来たので、もう当分行かないです。春先になると人も段々増えて来るので。冬場でも多いのに春になったら恐ろしいぐらいの大混雑間違いなしでしょう。
そして、2月10日(月)です。最低気温は-1.8℃と6日連続の氷点下の冷え込み。我が家の周りでは雪はまだ残ってて、カチカチに凍っています。出掛ける前に歩いて家の周りを見て回ると、主要道路の雪は完全に溶けてて大丈夫と判断し、車で出ました。滅多に雪が降らないので、もちろんノーマルタイヤです。8日(土)や9日(日)では運転は無理だったでしょう、実際に走ってみて、主要道路は全然問題無かったです。
京都地方気象台のある京都市中京区での観測では、8日(土)の10時がピークで8㌢、ただ14時には0㌢と溶けたのは、気温は低かったわりに陽射しが強かったからで、それで溶けたのでしょう。ただ、それは京都の中心である中京区でのこと。8日(土)の夕刻から夜にかけて再び降り出した雪で、我が家の周りは5㌢ぐらい積雪でしたが、公式には0㌢でした。雪が降ると大混雑する金閣寺もニュースになってました。私の予想通り大混雑している写真(xやInstagramなど)を見ました。あれでは、なかなかビューポイントに近づけそうにも無かったように思います。積雪が土曜・日曜に重なったことも混雑に拍車をかけたように思いました。
雪の心配をしながら車を出した先は、第59回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開の金閣寺 方丈に行くためでした。鹿苑寺(金閣寺)の方丈には2023年(令和5年)11月8日(水)の「令和5年度 第59回 京都非公開文化財特別公開」で、一度入っています。この時の主催者が京都古文化保存協会さんで、ほぼ拝観時に撮影は禁止されます。そして、今回が京都市観光協会が主催されるので、方丈庭園の写真が撮れるかなぁと思い来て見たわけです😊。
臨済宗相国寺派塔頭 鹿苑寺(金閣寺)には、久しぶりに訪れた1月27日(月)と、2月3日(月)の「不動堂石不動明王御開扉」に来てました。そして、この日で3週連続の金閣寺訪問です😊。方丈の公開は10時からで、舎利殿(金閣)の拝観とは別料金です。当初は、舎利殿(金閣)の拝観には入らないつもりでしたが、2日前の大雪で、まだ雪が残ってて雪景色が見られるかも知れません。それで、少し早く行ってみることにし金閣寺第一駐車場に9時34分に入れました。
































鹿苑寺(金閣寺)の方丈は、1678年(延宝6年)に後水尾天皇(第108代天皇)より再興され、皇后東福門院(徳川秀忠の娘)が聖観世音菩薩を本尊として寄進されました。観世音菩薩は、参拝された方に身を代えて諸願を成就して下さる仏様です。2007年(平成19年)に復元された現在の方丈には石踊達哉(いしおどりたつや)・森田りえ子両画伯に秋田杉の一枚板に筆を揮ってもらい杉戸絵として花を添えています。方丈は、元は一丈四方の住持の居所でしたが、現在は本堂として法要などを行われています。
































この先に茶室「夕佳亭(せっかてい)」がありますが、予想通り人で一杯で近づくことがでません。そのまま有料アリアを出て、特別公開している方丈に向かいました。

「庭園の写真は撮れるんですか?」と。すると「堂内と庭園を含めて全面禁止です」との回答でした。それなら2023年(令和5年)11月8日(水)の「令和5年度 第59回 京都非公開文化財特別公開と同じ。それに方丈を見たら人が溢れてます。聞くと「団体さんが来られて凄く混雑している」と聞いたので、今日は断念しました。今日はと書きましたが、多分、今回は入らないです。
このまま金閣寺第一駐車場に戻り、精算すると9時34分~10時20分で、400円で済みました。余談ですが、帰ってから日当たりの悪い所を見ると、まだ雪は残ってました。最高気温は8.8℃まで上がったので、北面の雪も溶けましたね。屋根から固まった雪が落ちてきて、凄い音が響いてました😊。3週続けて金閣寺に来たので、もう当分行かないです。春先になると人も段々増えて来るので。冬場でも多いのに春になったら恐ろしいぐらいの大混雑間違いなしでしょう。
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