京都府立植物園 観覧温室へ

京都府立植物園早春の草花展2025」をみたあと、京都府立植物園 観覧温室に入りました。

IMG_4869.jpgIMG_4870.jpg10時20分に入りました。ここは年間バスボート対象外で、200円必要です。

京都府立植物園は令和7年4月1日(火)より、入園料が改定され、200円が500円に。年間バスボートも1000円から2000円と値上げされます。今回の改定より入園料と温室観覧料を一本化となるので、入園料及び年間パスポートのみで観覧温室に入れるようです。年間バスボートも65歳以上なら1000円のため、私には影響がなく、かつ観覧温室にも入れるので、大変お得といえます。

IMG_4871.jpgこの日の最低気温は7.0℃と、冷え込みはそんなに寒く無かったけど、入ると「ジャングル室」です。湿気を含んだ熱気が暖かさを感じました。

IMG_4872.jpg入ると咲いている花を見ていきます。こちらはペルー、エクアドル、コロンビア原産のキツネノマゴ科「リュエリア・コロラタ」です。

IMG_4874.jpgこの変わった木は、フィリピン原産の「メディニラ マグニフィカ」です。

IMG_4876.jpg西インド諸島、マレー半島原産の「ベニヒモノキ」です。「紅色した紐のような花を咲かせる木」ということから和名がつけられた。

IMG_4879.jpg赤い生姜のような太平洋諸島原産の「アルピニア プルプラタ」です。英名はレッドジンジャーと呼ばれるようです。本種がショウガの仲間で苞が赤いことからに因みます。

IMG_4880.jpg次に右手に池が見えて来ました。マダガスカル、タンザニア原産の、サトイモ科「チフォノドルム・リンドレヤヌム」です。

IMG_4882.jpgIMG_4884.jpgIMG_4887.jpgサトイモ科の「アンスリウムスウィートドリーム」「アンスリウムシェラ」「アンスリウムアラバマ」、「アンスリウムバンビーノレッド」です。

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この変わった形の木はモーリシャス原産のヤシ科「トックリヤシ」です。この膨らんだ幹には、ラクダのこぶのように水分が蓄えられてて乾燥に強いそうです。

IMG_4897.jpgIMG_4898.jpg暫く歩いて次に咲いている花を見つけたのは、メキシコ~コロンビア原産でアオイ科の「ウナズキヒメフヨウ()」でした。

IMG_4902.jpgジャングル室で最後に見た花は、アカネ科の「イクラソウサマーフレッシュ」でした。

IMG_4904.jpgジャングル室から「有用作物室」に入ります。

IMG_4905.jpgIMG_4906.jpgIMG_4907.jpg生活に関係の深い「バナナ」、「パパイヤ」、「マンゴー」などの熱帯果実のほか、「コーヒー」、「カカオ」などが展示されています。

IMG_4908.jpg「有用作物室」からエントラスホールを通って、次に「冷房室」に入ります。夏は冷房、冬は暖房を行い、高山性のランや食虫植物など展示されている部屋です。

IMG_4909.jpgIMG_4910.jpgここで最初に見た花がアカバナ科「フクシア・ボリビアナ'ホワイトフラワーフォーム'」でした。

IMG_4913.jpg原産地がミャンマーで、ツツジ科の「アガペテス グランディフロラ」 で、自生地では木の幹等に着生して生長するみたい。

IMG_4918.jpgIMG_4920.jpg出口付近まで来て見つけた花です。エクアドル、ペルー、チリ原産のイワタバコ科「コリトプレクツス・スペキオスス」です。

IMG_4922.jpgここでの最後は、チリ南部原産で、フィレジア科「ツバキカズラ」でした。。属名はナポレオンの妻ジョゼフィーヌの結婚前の呼称に因むそうです。

IMG_4924.jpg次が「砂漠サバンナ室」で、奇想天外、バオバブなど乾燥地の植物を中心に展示されている部屋です。

IMG_4925.jpgIMG_4926.jpgこの部屋で最初に見たのはトウダイグサ科「春凰(シュンホウ)」です。

IMG_4928.jpgIMG_4929.jpgこの小さな花は、マダガスカル原産の「花キリン(はなきりん)」です。

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次は名前が面白かったので😊。マダガスカル原産でキョウチクトウ科「アアソウカイ(亜阿相界)」です。

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原産地はマダガスカル南西部のゴマ科「ウンカリナ レーズリアナ」。花はラッパ状で明るいレモン色で咲くようです。そのあと果実になるようですが。

IMG_4944.jpgIMG_4949.jpgこのサボテンは「金鯱(きんしやち)」と書いてあって、原産地はメキシコ中部のケレタロ州、サカテカス州。この個体は、1930年(昭和5年)に宮内庁に献上されたもの一つだそうです。

IMG_4954.jpgIMG_4957.jpg原産地は南アフリカ。ザミア科の「ヒメオニソテツ」です。成長は非常に遅く、樹高は80㌢程度までで、横幅も30㌢までであるそうです。

IMG_4959.jpgIMG_4960.jpgここに来たら外せないのが珍しい植物「キソウテンガイ」です。砂漠の過酷な環境に耐えて寿命が1000年だとか。1973年(昭和48年)1月にアンゴラの植物園から種子を導入。1992年(平成4年)7月に国内で初めて開花を確認したそうです。

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いつもは、ここは素通りなんですけど😊。エチオピア原産のトウダイグサ科「ランガク(巒岳)」です。

IMG_4969.jpg南アフリカ原産のキク科「白銀竜(はくぎんりゅう)」。

IMG_4972.jpg次もネーミングが面白かった「オニノテブクロ(鬼の手袋)」で原産地は南アフリカ、ワスレナグサ科と書いてありました。

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原産地がアフリカ熱帯域やマダガスカル、アオイ科の「アフリカバオバブ」。幹は乾期の備えとして大量の水を蓄えるため直径10㍍まで太ります。コウモリが花粉を運ぶため、花は夜に咲く、翌日に咲き終わるそうです。

IMG_4979.jpg左手前が、原産地メキシコからエルサルバドル、アオイ科「メキシコキワタ」で、右奥が原産地は南アフリカ、ソテツ科「トゲオニソテツ」です。

IMG_4983.jpg月下美人など夜に咲く花を見られる「昼夜逆転室」は4月末日まで閉鎖されてて入れません。

IMG_4988.jpg次が夏でも涼しい「高山植物室」で世界や日本の高山植物や、京都の希少植物などが展示されています。

IMG_4989.jpgIMG_4991.jpgIMG_4995.jpg上から黒海沿岸トルコ北部原産のサクラソウ科「プリムラ メガセイフォリア」。バルカン半島東部原産のサクラソウ科「プリムラ ウルガリス ルブラ」。北アフリカ原産のキンポウゲ科「ラヌンクルス カランドリニオイデズ」。

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IMG_5001.jpg上からアルプス・ピレネー原産、リンドウ科「ゲンチアナ アカウリス(チャボリンドウ)」、日本の本州(関東地方以西)、キンポウゲ科「セツブンソウ」。

IMG_4997.jpgここで「中庭」に出てみました。休憩もできますが、あっさり見て次へと向かいました。

IMG_4999.jpg観覧温室最後は「ラン・アナナス室」です。グリーンインテリアとして注目しているアナナス類を岩山、疑木などを活用して立体に展示しています。

IMG_5003.jpgIMG_5006.jpgこの部屋で最初に見た花がブラジル東部原産でパイナップル科「エクメア コレイアーアラウジョイ」。この名前を聞いてかつてガンバ大阪に在籍し得点王になった選手を思い出しました😊。

IMG_5008.jpgIMG_5010.jpgIMG_5012.jpg上から原産地がエクアドル、パイナップル科「エクメア チヨエンシス」。原産地はエクアドル、パイナップル科「タチハナアナナス」。原産地はコロンビア~エクアドル、パイナップル科「グズマニア リンクラタ カルディナリス」。

IMG_5015.jpgIMG_5025.jpgこの看板には、「カエンカズラ」が咲いていのるので、見上げてごらん。と書いてありました。見上げて天井付近に咲いてましたが、あまりにも遠すぎて・・・。

IMG_5019.jpg原産地はプエルトリコ、タデ科「コッコロバ ルゴサ」。観葉植物として流通するハマベブドウは同じコッコロバ属の仲間になるそうで本種は印象的な赤花を咲かせます。国内での開花は珍しいみたいです。

IMG_5021.jpg原産地がブラジル大西洋岸、パイナップル科の「エクメア ブランケティアナ」です。花茎先端から花序を伸ばし、黄色と赤の花苞ができ、サーモンピンクの小花を咲かせます。花は開花後にすぐ枯れるみたいです。

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原産地がアフリカで、ノウゼンカズラ科の「ソーセージノキ」。果実の形がソーセージに似ていることから和名が付いたそうで食用にはならないそうです。

IMG_5030.jpg原産地がメキシコ南部~西インド諸島、ラン科の「バニラ」で多年生のつる熱帯植物​​です。バニラの木からは匂いはしません。甘い匂いはバニラの鞘や種を熟成させたときに、初めて発生します。

IMG_5033.jpgこちらは園芸品種(種間交雑種)で、ラン科の「フラグミペディウム カルルム」です。

IMG_5038.jpgIMG_5039.jpgIMG_5040.jpgIMG_5042.jpgIMG_5044.jpg最後に胡蝶蘭を見て、ここを出て行きました。

IMG_5047.jpgIMG_5046.jpgIMG_5048.jpg10時48分頃、「観覧温室」を出ました。今まで湿気を含んだ暖かい空気に居たので、寒さが堪えます😢。

このあと正門から京都府立植物園を出て行ったわけです。それは前頁で案内してました。

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