室町幕府第2代将軍足利義詮の塔所 宝筐院の桜

大覚寺 大沢池で見事な満開の桜を見た後、次に向かったのが、京都では屈指の「紅葉の名所」である宝筐院です。

ここには、2024年(令和6年)4月23日(火)に行ったとき、本堂横にある枝垂れ桜を見つけてて、それから気になってました。宝筐院は、紅葉以外では空いているだろうし、ただ桜の開花情報には載ってないので、行って確かめてみるしかありません。見頃か?早いか?遅いか・・・?。

IMG_7630.jpg9時58分に「山門」前に着きました。前途したとおり紅葉の時期以外は空いているでしょう。

IMG_7711.jpgIMG_7710.jpg山門を入るとチャイムでも鳴るのでしょう「拝観受付所」から人が出て来られます。案内に従って自販機で拝観券(500円)を購入し庭園入口から入ります。

IMG_7631.jpgIMG_7633.jpgIMG_7634.jpgIMG_7636.jpg紅葉では、ここから見事な色づいた光景を見ることになりますが、今は何もありませんし人も歩いてません。取り急ぎ本堂前まで行きました。

IMG_7637.jpg本堂に向かって左手にありました。「紅枝垂れ桜」です。見事な満開でした😊。

IMG_7638.jpgIMG_7639.jpgIMG_7640.jpgIMG_7642.jpgIMG_7643.jpg天気も良かったし、綺麗な「紅枝垂れ桜」を見られてて、それに誰も居ないし独占で楽しめました。

IMG_7644.jpg桜の写真を押さえたので、庭園を巡りはあとにして、「本堂」に入りました。

IMG_7645.jpgIMG_7654.jpgIMG_7655.jpg「本堂」の内陣は、左から「楠木正行像」が祀られています。正行は1348年(正平3年)四條畷の合戦で討ち死にし、その首級を生前交流のあった黙庵善入寺に葬ったとの寺伝があります。

IMG_7656.jpg本堂内陣の中央には、ご本尊の「十一面千手観世音菩薩」が。1917年(大正6年)に楠木正行を弔う寺として再興されたとき本尊として迎えられたものです。

IMG_7657.jpg内陣向かって右の仏像は分かりません。次に本堂から先の「紅枝垂れ桜」を見てみます。

IMG_7649.jpgIMG_7650.jpgIMG_7651.jpgIMG_7652.jpgIMG_7653.jpg私が本堂に居るとき、外国人観光客が入って来られました。話す言葉が日本語じゃなかったから。それで本堂を出て行くことにしました。

IMG_7663.jpgIMG_7661.jpg本堂の向かって右手には「書院」があって非公開です。2024年(令和6年)5月8日(水)に「春期京都非公開文化財特別公開」で入りました。

IMG_7658.jpg私が本堂を出る前に、外国人観光客の皆さん出て行かれました。そして庭園巡りをすることもなく宝筐院も出られたようです。勿体なぁ。

IMG_7668.jpg本堂」を出て、苑路から撮ったものです。ここから庭園を巡ります。

IMG_7670.jpgIMG_7671.jpg本堂を出て、次に向かったのが、この宝筐院に来たら、必ず寄る所があります。それが「楠木正行菩提所」と「足利義詮菩提所」です。

IMG_7672.jpgIMG_7673.jpgこの墓所の前には、楠木家の家紋の『菊水の紋(右)』と、足利家の家紋『二つ引両(左)』を目にします。

IMG_7674.jpg生前敵同士であった「足利義詮の墓」(左)と、楠木正成の子「楠木正行の首塚」(右)が仲良く並んで建っています。これは義詮が正行の人柄を慕い、そばに葬るように遺言したためといわれています。

IMG_7675.jpgIMG_7676.jpg墓所の横には1891年(明治24年の建立の「欽忠碑」(右)が建っています。また、墓所の北側には楠木正行の辞世の句が書かれた歌碑(左)があります。「かえらじと かねておもへば梓弓 なき数に入る 名をぞ 止(とど)むる」と書いてありました。

IMG_7677.jpg墓所のあとは苑路を本堂に向かって巡ります。こちらは苑路の途中にあった「瀧組石」です。

IMG_7679.jpg上記した瀧組石から本堂に繋がる水路でしょうか。川の流れを石組みで表現されているように見えました。

IMG_7678.jpgIMG_7680.jpgIMG_7681.jpgIMG_7682.jpgIMG_7683.jpg苑路を巡って、茶室丹照庵」まで来ました。非公開のためこれ以上は近寄れません。こちらも2024年(令和6年)5月8日(水)の「春期京都非公開文化財特別公開」で室内を見せて貰いました。

IMG_7685.jpgIMG_7684.jpgIMG_7686.jpgIMG_7687.jpgIMG_7688.jpgIMG_7689.jpg苑路を巡ると、再び「紅枝垂れ桜」のところまで来ました。ゆっくり巡って、また「本堂」に戻りました。

IMG_7690.jpgIMG_7691.jpgIMG_7695.jpgIMG_7696.jpgIMG_7700.jpgIMG_7693.jpg大覚寺から歩いて来たので、少々疲れたので、本堂で休憩させて貰いました。桜が咲いているか心配して来ましたが、来て見て良かったです。

IMG_7705.jpgIMG_7709.jpg10時30分頃に、ここを出ました。結局、1組だけでしたね、入って来られたのは。予想通りでしたが空いてて良かったです。

宝筐院を出て、愛宕街道を下ります。その先が清涼寺(嵯峨釈迦堂)で桜が綺麗に咲いてました。足は疲れてましたが、寄って行きます。

この記事へのコメント

2025年05月06日 10:40
宝筐院の桜も、こんなに素敵なのですね。私はノーマークでした。
八重紅枝垂れ桜が綺麗に咲いて。これを室内から眺めるのが味わい深いです。
もちろん歴史好きには、足利義詮と楠木正行の菩提所が並んでいるのを見るのは感慨深いですからね。
桜の時期に行ってみたいです。
壬生里
2025年05月07日 20:30
ミクミティさんへコメントありがとうございます。

紅葉の名所宝筐院も、この時期は殆ど来られません。以前、枝垂れ桜があるのを知っていたので、来て見ました。
見事に咲いてて良かったです。
京都の桜の開花情報には載ってないので、行ってみるしかありませんが、良いときに来たようです。