旧嵯峨御所 大本山 大覚寺「嵯峨天皇奉献 華道祭」へ
4月11日(金)から13日(日)の間、旧嵯峨御所 大本山 大覚寺では、いけばな嵯峨御流最大の祭典「嵯峨天皇奉献 華道祭」が行われます。
3月17日(月)に奥嵯峨にある祇王寺で、大覚寺との共通拝観券を購入したのは、大覚寺 勅使門前にある枝垂れ桜を見に行きためでした。その大覚寺の拝観券を使うのを、その「嵯峨天皇奉献 華道祭」に使うことにしたわけです。枝垂れ桜は情報によると見頃前でしたが、通常立ち入ることが許されない白砂エリアから、間近で枝垂れ桜を見られるとあって、この日に行くことを当日の朝に決めました😊。この情報はInstagramやX(旧Twitter)によるものです😊。

8時58分に大覚寺の入口に着きました。表には今日から始まる「嵯峨天皇奉献 華道祭」の看板が出ています。
桜の花片が一面に散ったなか、「三葉躑躅(ミツバツツジ)」が咲いてます。
「御殿川(ごてんがわ)」にも桜の花片が落ちてますが、ここでは、哲学の道のような「花筏」は無理ですね。
お堂エリアの拝観入口にある「総門」を9時ちょうどに入りました。通常なら、この時間ではガラガラでしょうけど・・・・。

拝観受付所に入る前に「式台玄関」に展示してある「生け花」を見て行きます。
華道祭期間中は大覚寺境内を中心に、嵯峨御流の全国104司所、役職者や海外司所のいけばな作品が展示される華展が行われます。普段、見ることのできない大作や繊細な作品等、多くの作品が華やかに彩ります。大覚寺全体がいけばな一色に染まる、「嵯峨御流の世界」を楽しみます。
庫裏を入って拝観受付所で、祇王寺で購入した拝観券を見せて入りました。この部屋は「大玄関 松の間」で障壁画は狩野永徳、そこには輿が展示されてました。輿(九曜菊紋入)は後宇多法皇が使用されたとあります。
やっぱり今日は人が多いです。先ずは「宸殿」に入り、裏手の「紅梅の間」と「鶴の間」から見て行きます。




先ずは「紅梅の間」から。襖絵13面は見えませんが、ここには紅梅図(重要文化財)が描かれています。この日の目的の「生け花」を鑑賞させて貰いました。
次は「鶴の間」に移動です。ここにも綺麗に「生け花」が展示してありました。「鶴の間」の襖絵は、狩野山楽筆で複製です。
次に「宸殿」の正面に回ります。今日の目的であった「勅使門」前の枝垂れ桜が綺麗です。





先ずは「牡丹の間」から。宸殿でもっとも広い33畳敷きの部屋一杯に「生け花」が展示してあります。襖絵の18面は狩野山楽で本物は重要文化財です。

次の間が「柳松の間」で、ここではの「生け花」は一点だけ。襖絵は10面は伝狩野永徳筆。複製です。
今日は大覚寺公式X(旧Twitter)で、「華道祭」期間中は通常立ち入ることができない白砂エリアに降りて勅使門前の枝垂れ桜を間近で見られると書いてありました。この宸殿前からも降りられるようになってましたが、誰も行かないので、私も遠慮して五大堂に向かいます。
次に「村雨の廊下」を通って「心経前殿(御影堂)」まで来ました。この日は法要をされるみたいで堂内は混雑してました。写真は、「勅使門」の枝垂れ桜。手前が白砂庭園で「石舞台」があります。
「五大堂」に来て堂内でお参りしました。ここでは写経できますが、多くの方がされてました。そして五大堂に隣接している「観月台」に来ました。今日は茶席をされるみたいです。
普段は降りられない白砂庭園に降ります。「五大堂」前には臨時の受付がありました。
五大堂前のテントは、大沢池エリアの受付です。大沢池に行くのに300円必要で、私は後程行くことにしました。玄関から上がるときに、靴を袋に入れていたので、ここで自分の靴に履き替え白砂に降りました。



普段は、このように「勅使門」近くまで行けません。祇王寺で大覚寺の拝観券を購入しておいて良かったです。
勅使門前から見た「心経前殿(御影堂)」と、手前は「石舞台」です。この光景は普段は見られません。

こちらは「宸殿」です。毎年秋に開催される「嵯峨菊展」では、このような写真は撮ることができます。



「華道祭」の期間中に、「勅使門」前の枝垂れ桜が満開となるとはラッキーでした。この時は誰も降りて来られませんでした。
このあと、300円を納めて「大沢池」エリアに行きました。その模様は別頁で😊。このテントで、「令和7年 嵯峨天皇奉献華道祭」のパンフを貰いました。是非見て行って欲しいと言われたので、大沢池から再び五大堂に戻ってから行ってみることにしました。
五大堂から、「心経前殿(御影堂)」に行き、その裏手にある「心経殿(勅封心経殿)」に行くつもりでした。ただ、まさかの通行止めで行けません。前途したとおり「心経前殿(御影堂)」内で法要をされていたからでしょう、何度か行ってるので私は大丈夫ですが、初めて来られて方は残念でしょうね。

「心経前殿(御影堂)」から「村雨の廊下」を通って宸殿に戻る途中、「正寝殿」を撮りました。通常非公開で、後宇多上皇が院政を敷いた場所です。
正寝殿特別拝観 日程:令和7年6月21日(土)~8月3日(日) 時 間:9時~16時50分(16時30分受付終了) 料 金:一律500円※別途お堂エリア参拝料(大人500円)



宸殿から玄関に行く途中、「孔雀の間」を見ると、ここでも「生け花」の展示があったので寄りました。
ここから普段は立ち入ることが出来ないルートが設けられてて、「嵯峨御流華道芸術学院」に直接行けるですね。途中には京都の土産を販売されている売店もありました。
最初は「嵯峨寮」に入りました。聞くと写真撮影はOKとのこと。ここでは「役職者華席」の展示でした。











このとき、10時を回っていたので会場には多くの方が来られて写真撮られてました。1階には「記念写真撮影会場」や「いけばな体験会場」などありますが、私は2階へ上がりました。
2階の「講堂」に入りました。私は、この頃から暑さで少々バテテきました。ここも多くの作品が展示されてましたが体力が・・・😒。



最高気温が21.6℃まで上がったこともあって、暑さでバテました。着ていた薄手のジャンバーは脱ぎましたが。もう限界で出て行くことに😢。
2階から1階に降り出口を探しましたが、分からず。華道関係者の入口は「華道用品販売」の横にあったようですが、大覚寺の拝観入口から入ったので、そちらに戻ることに。
拝観受付所まで戻るつもりが「庫裏」から出られそうだったので、ここで靴を履いた出て行きました。

最近放送されたNHK「雲霧仁左衛門ファイナル」では、ここでロケをされたのでしょう、度々使われてましたね。こちらは「明智門」です。
家に帰って華席MAPを見ると、ここは通行止めだったようです。現場には何も書いてないので分かりませんでした。
ご覧のように、ここの扉が閉まっていたので出口が分からなかったです。拝観受付所まで戻れば良かったんですね。
この看板に貼ってあるパンフを大沢池の入口で貰ったので入れました。綺麗な「いけはな」を見られて良かったです。秋にも開催されるので再訪するかもです。

今は曇ってましたが、夕方から晴れてきました。昨年は、「嵯峨天皇奉献 華道祭」の前日に来たので、まだ準備中でした。
五大堂の授与所で「桜と公任」の切り絵御朱印です。大河ドラマ「光る君へ」にも登場する藤原公任の切絵朱印第3弾。桜と名古曽橋をイメージした春バージョンでした。
暑さでバテたので、今日はここだけで帰りました。勅使門前の枝垂れ桜を見るのは、この期間中が良いです。できたら来年も来ようかなぁと。
3月17日(月)に奥嵯峨にある祇王寺で、大覚寺との共通拝観券を購入したのは、大覚寺 勅使門前にある枝垂れ桜を見に行きためでした。その大覚寺の拝観券を使うのを、その「嵯峨天皇奉献 華道祭」に使うことにしたわけです。枝垂れ桜は情報によると見頃前でしたが、通常立ち入ることが許されない白砂エリアから、間近で枝垂れ桜を見られるとあって、この日に行くことを当日の朝に決めました😊。この情報はInstagramやX(旧Twitter)によるものです😊。







華道祭期間中は大覚寺境内を中心に、嵯峨御流の全国104司所、役職者や海外司所のいけばな作品が展示される華展が行われます。普段、見ることのできない大作や繊細な作品等、多くの作品が華やかに彩ります。大覚寺全体がいけばな一色に染まる、「嵯峨御流の世界」を楽しみます。

















今日は大覚寺公式X(旧Twitter)で、「華道祭」期間中は通常立ち入ることができない白砂エリアに降りて勅使門前の枝垂れ桜を間近で見られると書いてありました。この宸殿前からも降りられるようになってましたが、誰も行かないので、私も遠慮して五大堂に向かいます。



五大堂前のテントは、大沢池エリアの受付です。大沢池に行くのに300円必要で、私は後程行くことにしました。玄関から上がるときに、靴を袋に入れていたので、ここで自分の靴に履き替え白砂に降りました。











このあと、300円を納めて「大沢池」エリアに行きました。その模様は別頁で😊。このテントで、「令和7年 嵯峨天皇奉献華道祭」のパンフを貰いました。是非見て行って欲しいと言われたので、大沢池から再び五大堂に戻ってから行ってみることにしました。
五大堂から、「心経前殿(御影堂)」に行き、その裏手にある「心経殿(勅封心経殿)」に行くつもりでした。ただ、まさかの通行止めで行けません。前途したとおり「心経前殿(御影堂)」内で法要をされていたからでしょう、何度か行ってるので私は大丈夫ですが、初めて来られて方は残念でしょうね。


正寝殿特別拝観 日程:令和7年6月21日(土)~8月3日(日) 時 間:9時~16時50分(16時30分受付終了) 料 金:一律500円※別途お堂エリア参拝料(大人500円)




ここから普段は立ち入ることが出来ないルートが設けられてて、「嵯峨御流華道芸術学院」に直接行けるですね。途中には京都の土産を販売されている売店もありました。


















2階から1階に降り出口を探しましたが、分からず。華道関係者の入口は「華道用品販売」の横にあったようですが、大覚寺の拝観入口から入ったので、そちらに戻ることに。



家に帰って華席MAPを見ると、ここは通行止めだったようです。現場には何も書いてないので分かりませんでした。





暑さでバテたので、今日はここだけで帰りました。勅使門前の枝垂れ桜を見るのは、この期間中が良いです。できたら来年も来ようかなぁと。
この記事へのコメント
私が訪れた4/6は、まだ勅使門前の八重紅枝垂れ桜は咲き始めでボリューム感が無かったです。やはり、その翌週になるとこんな見頃になって美しいのですね。
それにしても、華道祭の活花の数々、素晴らしいですね。
まさに芸術的作品ばかり、それが撮影できるのもいいなと思いました。
宸殿の金箔の襖絵を背景にするなんて、なんて贅沢な。
いいものを見せていただきました。
祇王寺に行ったとき、大覚寺との共通券を購入したのは、勅使門前の枝垂れ桜がお目当てでした。
それが大覚寺のXで、勅使門前の枝垂れ桜を間近で見られるとあって、この華道祭に来た訳です。
宸殿の襖絵は、3月まで東京国立博物館での大覚寺展では本物でしたが、ここのは複製です。東京まで本物を見に行こうと考えましたが、やっぱり交通費と宿泊代を考えて断念しました。