旧嵯峨御所 大本山 大覚寺 大沢池の新緑
4月24日(木)は快晴の天気で、太秦広隆寺に出掛けました。翌日の25日(金)は、朝から曇り空。予報では晴れることは無さそうですが、日頃の運動不足解消のため、旧嵯峨御所 大本山 大覚寺 大沢池に行きました。
大沢池には、4月7日(月)に満開の桜を見に行き、4月11日(金)には、いけばな嵯峨御流最大の祭典「嵯峨天皇奉献 華道祭」に行きました。この時も桜が散り始めていた大沢池には行ってます。それなのに、また来てしまいました😁。
8時58分に「大沢門」前に着きました。桜も去った今、大沢池はガラガラでしょう。

いつものように大沢池を反時計回りで巡ります。桜は散ってますが、名も無き花は咲いてます。


大沢池は、周囲1㎞の日本最古の人工の林泉。嵯峨天皇が離宮嵯峨院の造営にあたって、唐(中国)の洞庭湖を模して造られたところから、庭湖とも呼ばれてます。

今日は曇り空でも「愛宕山」の山頂まで見えています。

ここから「嵯峨天皇 嵯峨山上陵」に至る参道が見えています。最近登ってないので、また参拝に行きます。
この時期は青モミジが綺麗です。この新緑も鮮やかで綺麗です。



大沢池畔には「躑躅(ツツジ)」も咲き始めてました。ただ、ここだけでしたね。今日のメインは新緑です。


大沢池に浮かぶ「菊ケ島」と、左に並ぶのは「庭湖石」です。
平安時代の始め、嵯峨天皇(第52代天皇)が菊ヶ島に咲く野菊を手折り花瓶に挿しいけたところ、「天・地・人」三才の美しさを備えていたことから「後世、花を賞づるもの、宜しく之をもって範とすべし」と仰せられた。これが「いけばな嵯峨御流」の始まりであり、「いけばな」発祥の地、「菊ケ島」と「天神島」に「庭湖石」を加えた二島一石を「景色いけ」として伝わる。
ここから正面に見えているのが茶室「望雲亭」です。不定期で「庭湖会 月釜 お茶会」をされてましたが、令和7年5月より休会となっています。
今日は、「菊ケ島」に休んでいるカイツブリやアオサギが少ないです。ここから「名古曽瀧」に向かいます。




名勝「名古曽瀧」。今日は水が流れてません。電気代節約かなぁ・・・?。嵯峨離宮の嵯峨院時代の滝殿庭園内に設けられたものです。「滝の音は 絶えて久しくなりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ」と藤原公任は詠みました。



次に「梅林」に行かず、「名古曽橋」を渡って「天神島」に入ります。
こちらは「もみじロード」です。心経宝塔前広場から名古曽の滝跡につながる紅葉のトンネルですが、私の知る限り、紅葉はそんなに綺麗ではありません。今は青モミジが綺麗です。今日は、ここは通りません。

2024年(令和6年)2月6日に竣工した「名古曽橋」。鎌倉時代の 伽藍 図を基にヒノキ材を使って仕上げられました。
今日はカモが少ないなぁと思っていたら「庭湖石」付近で泳いでいました。


この「天神島」にある社は「天神社」です。文字通り菅原道真公が祀られています。この大木の御神木は「ツブラジイ」と書いてありました。ブナ科シイ属に属する常緑高木のようです。
右が「茶筅塚」、左に「嵯峨碑」があり、華道の先達への慰霊碑だそうです。天神島には早々に出て行きます。


「天神島」を出る「朱塗りの橋」から、遠く「嵐山」を望んでいます。

最近、綺麗に整備された「梅林遊歩道」です。今年は梅の開花が3週間ほど遅れましたが、3月21日(金)には綺麗に咲いている梅の花を見られました。






ここも最近、綺麗に整備された「竹林遊歩道」です。外国人観光客が竹林人気があるので、整備されたのかなぁ。
次に「心経宝塔」エリアに入りました。通常非公開で1967年(昭和42年)、嵯峨天皇心経写経1150年を記念して建立。基壇内部に「如意宝珠」を納めた真珠の小塔を安置。宝塔内部には秘鍵(弘法)大師尊像が祀られています。

「聖天堂」です。当初は望雲亭西側に建っていますが、1962年(昭和37年)に現在池に移築されました。内部には歓喜天・十一面観世音菩薩が祀られています。


「大日堂」です。大覚寺門跡が、明治初頭まで兼帯していた安井門跡蓮華光院が管理していた洛東の岩倉山真性寺が廃寺となる際に移築されたもの。
内陣には六角堂石造りの大日如来坐像が安置されています。この前に、白色の「花水木(ハナミズキ)」が咲いてて綺麗でした。
このエリアの最後は、「閼伽堂(あかどう)」です。内部を見ようとしましたが、手前に結界が出来てました。
心経宝塔エリアを出て、次に鎌倉時代中期の作と思われる「石仏群」に寄りました。20基を超える如来や菩薩の石仏群。古い者は平安時代後期の作もと伝わります。
次に「護摩堂」に寄りました。往古の大覚寺伽藍周辺に建てられた子院の一つであった仏母心院跡に建立され、不動明王を祀られています。ここで毎月一回、10時から1時間30分程度、護摩の炎で心願成就を祈願されます。



大沢池の前に「放生池」があって、底から見る「心経宝塔」が綺麗です。



大沢池を見ながら「五社明神」のエリアに来ました。ただ今日は歩き疲れたので本殿に寄りません。
「五大堂」の「観月台」です。この日は、お堂エリアも空いているようです。今日はお堂には上がりません。
「五大堂」の前には、白色に「花水木(ハナミズキ)」が咲いてて綺麗です。







大沢池を一周し、9時33分に「大沢門」から出て行きました。天気も曇ってて、花もほぼ咲いてないので、来る人は少なかったです。
大覚寺お堂エリアの入口です。多分、お堂エリアも人が少なかったと思います。ここは、あまり外国人観光客の皆さん来られ無いです。
今日は、ここだけで帰りました。曇り空で蒸し暑かったので、けっこう汗をかきました。そろそろ衣替えをしないとね。
大沢池には、4月7日(月)に満開の桜を見に行き、4月11日(金)には、いけばな嵯峨御流最大の祭典「嵯峨天皇奉献 華道祭」に行きました。この時も桜が散り始めていた大沢池には行ってます。それなのに、また来てしまいました😁。


















平安時代の始め、嵯峨天皇(第52代天皇)が菊ヶ島に咲く野菊を手折り花瓶に挿しいけたところ、「天・地・人」三才の美しさを備えていたことから「後世、花を賞づるもの、宜しく之をもって範とすべし」と仰せられた。これが「いけばな嵯峨御流」の始まりであり、「いけばな」発祥の地、「菊ケ島」と「天神島」に「庭湖石」を加えた二島一石を「景色いけ」として伝わる。





































内陣には六角堂石造りの大日如来坐像が安置されています。この前に、白色の「花水木(ハナミズキ)」が咲いてて綺麗でした。






















今日は、ここだけで帰りました。曇り空で蒸し暑かったので、けっこう汗をかきました。そろそろ衣替えをしないとね。
この記事へのコメント
やはり、周囲を緑で囲まれた池の姿が、本来の自然の大沢池の姿なのかと。
桜の時期はある意味、特殊な景観を作りあげますよね。
緑の脇や合間に咲く、ツツジやハナミズキ、それに竹林も素敵です。
大覚寺 大沢池には、桜や紅葉で楽しめますが、新緑も私は好きです。何より人が少ないので、のんびり散策できます。
大覚寺では、正寝殿の特別公開が、令和7年6月21日(土)~8月3日(日)にされので、また再訪します。ただ、以前は通常拝観できたのにね。