新緑が美しい臨済宗 天龍寺派 等持院へ

8時45分頃、龍安寺を出たあと次に向かったのが、2024年(令和6年)12月3日(火)以来の臨済宗 天龍寺派 等持院で、8時52分に着きました。最短コースで行けば5分弱で行けるでしょう。時間が早かったので、遠回りと言うか道幅が広い道路を通っても早過ぎましたね。

IMG_0072.jpgまだ、時間が早いので「表門」は閉まっています。早過ぎたので少しだけ歩きます。

IMG_0073.jpg表門の向かって右にある「勅使門」です。新緑綺麗です。

IMG_0074.jpgマキノ省三像」まで来ました。この銅像の前に等持院撮影所がありましたが、今は面影全くありません。

IMG_0076.jpg先程、車で通ってきた「中門」です。その先に「山門」がありますが、今日は写真ありません。

IMG_0077.jpgIMG_0078.jpgIMG_0079.jpg「表門」まで戻り、向かいにある「鐘楼」を見ました。普段、鐘楼はスルーですね。時間があるので寄りました。

IMG_0178.jpg9時過ぎに「表門」を開門されたので、入りました。

IMG_0177.jpgIMG_0172.jpg禅宗寺院らしい雄大な「庫裏」の中に「拝観受付所」があって、拝観料600円とお茶券600円を合わせてお支払いし堂内へ。

受付で、いつも拝観コースを案内されますが、何度も来ているので、私の行きたい所である庭園を先に見て回ります。余談ですが、開門前に2組の方が待たれてました。一組は東洋系の外国人観光客のようでしたが。

IMG_0082.jpg書院」から庭園に降ります。本当は「本堂」でお参りして「霊光殿」、そして庭園でしょう。あとの2組も私のあとを付いてこられたので、拙かったかなぁ・・・。

IMG_0084.jpg庭を降りると「芙蓉池」越しに茶室清漣亭」が見える所から撮りました。まもなくサツキが咲き誇るでしょうけど、まだ早かったです。

IMG_0085.jpg庭園かに戻ったから、この「書院」に座ってお菓子をいただきます。

IMG_0086.jpgIMG_0087.jpgIMG_0088.jpg芙蓉池」から奥の「心字池」に行くコースもありますが、私は先に茶室清漣亭」に向かいます。

IMG_0089.jpgIMG_0090.jpgIMG_0091.jpgIMG_0093.jpg茶室清漣亭」の前から「本堂」と「書院」を見ています。このあと後続の方が座られたので、この時だけでした。

IMG_0095.jpg茶室清漣亭」の内部は見られますが、入ることはできません。近年修復されたので綺麗です。

IMG_0094.jpgこちらの手水鉢は、「司馬温公形手水鉢」と名付けられてます。昔の中国(北宋)の政治家である、司馬温公が、子供の時に水甕にはまって溺れかけた友達を石で高価な甕を割って助けた故事にちなんで付けられました。

IMG_0096.jpgIMG_0097.jpg茶室「清漣亭」の前にある、有名な石灯籠「等持院型石灯籠」といいます。竿は四角形、中台は六角形で、火袋に日月文様が穿ってあります。

IMG_0100.jpgIMG_0101.jpg茶室「清漣亭」から降りてきて、「心字池」に来ました。このエリアで見頃の「躑躅(ツツジ)」や「花菖蒲」を見て行きます。

IMG_0104.jpgIMG_0105.jpgIMG_0106.jpgIMG_0107.jpgIMG_0108.jpg心字池」の畔を歩いて行くと、ようやく「躑躅(ツツジ)」が咲いてました。

IMG_0109.jpgIMG_0110.jpgIMG_0111.jpg今日は天気が良いので、綺麗な青モミジの新緑が青空に映えます。

IMG_0113.jpgIMG_0117.jpgIMG_0118.jpgIMG_0119.jpgこの辺りまで来ると、「躑躅(ツツジ)」が綺麗に咲いてました。まもなく見頃になるでしょうね。

IMG_0120.jpgIMG_0121.jpgIMG_0122.jpgここで、ようやく黄花の「花菖蒲」を見られました。花菖蒲は、あとで寺の方に聞き確認したわけです。

IMG_0123.jpgIMG_0124.jpgIMG_0125.jpg次に咲いていたのが「木蓮(モクレン)」です。等持院の公式X(旧Twitter)でも発信されてましたね。

IMG_0127.jpgIMG_0131.jpgIMG_0132.jpgIMG_0133.jpgIMG_0135.jpgここで心字池に突き出た「蓬莱島」に入ります。

IMG_0138.jpgIMG_0139.jpgIMG_0141.jpgここにはかつて「妙音閣」がありましたが、1950年(昭和25年)にジェーン台風により倒壊し、今は礎石しか残っていません。それにしても新緑綺麗です。

IMG_0142.jpgIMG_0143.jpg苑路に戻り、直ぐの右手には、足利家15代供養塔の「十三重塔」と、その左横には、赤松柳史の高弟 青山柳為句碑「芙蓉池に風あるやなし 落下舞ふ」と書いてあります。

IMG_0144.jpgIMG_0145.jpgその先には、「臨済宗天龍寺派管長 関牧翁胸像」(左)と「中興天龍牧翁和尚大禅師」(右)がありました。

IMG_0102.jpgIMG_0146.jpg「心字池」を一周し、次に書院に戻ります。その前に「足利尊氏公のお墓」に寄りました。室町幕府初代将軍の宝篋印塔がそれです。

IMG_0147.jpg台座には足利尊氏の命日、延文3年4月30日の文字「延文三年」、左に「四月三十日」が書かれています。

IMG_0148.jpgIMG_0149.jpgIMG_0152.jpgIMG_0153.jpgIMG_0154.jpg「書院」に戻って直ぐに、抹茶とお菓子をいただきました。ここのは「京菓子司 笹屋守栄」さんのお菓子です。

IMG_0164.jpg食べ終わったら、「霊光殿」に入りました。殿内は撮影禁止です。

正面には、室町幕府初代将軍・足利尊氏公が日頃信仰されていた地蔵尊(弘法大師空海作)を本尊に左右に達磨大師像夢想国師像が祀られてます。次に向かって右から若き日の徳川家康(東照大権現)坐像から、歴代足利将軍木像の室町幕府初代将軍足利尊氏(等持院殿)坐像、2代将軍義詮(よしあきら)(宝筐院殿)坐像、3代将軍義満(鹿苑院)坐像、4代将軍義持(勝定院殿)坐像、6代将軍義教(普広院殿)坐像、7代将軍義勝(慶雲院)坐像、8代将軍義政(慈照院)坐像、9代将軍義尚(よしひさ)(常徳院)坐像、10代将軍義稙(よしたね)(恵林院殿)坐像、11代将軍義澄(よしずみ)(法住院殿)坐像、12代将軍義晴(萬松院)坐像、13代将軍義輝(光源院)坐像、15代将軍義昭(霊陽院)坐像が安置されています。なお、5代将軍義量(よしかず)(長得院殿)、14代将軍義栄(よしひで)(光徳院)は、ありません。

IMG_0157.jpgIMG_0158.jpgIMG_0159.jpgIMG_0160.jpgIMG_0163.jpgIMG_0168.jpg順序は逆ですが、最後に「方丈」に入ってお参りしました。室内は撮影禁止です。本尊は「釈迦牟尼仏」が祀られています。

IMG_0167.jpgIMG_0162.jpg方丈前庭」にも「躑躅(ツツジ)」が綺麗に咲いてました。充分見られたので、ここで出て行くことにしました。

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9時36分に「表門」から出て、車に戻り出て行きました。ここは、いつも空いてますが、連休の谷間のためでしょうか、そこそこ来られてました。

この日の最高気温は25.1℃と夏日となりました。ただ朝の気温は最低気温が11.8℃と涼しかったので、ジャケット着てましたが脱ぎましたね、暑かったです。今日は、ここで帰りました。

この記事へのコメント

2025年06月01日 11:54
いいですねえ@@;ここは昔から訪れたいと思いながら、機会が無くて・・未見なんです。歴ブロを書いてると足利将軍の名が必ず出てきますからねえ・・
映画の父と云われた「マキノ省三」の像と墓所もあるんですねえ@@歴史&映画ファンには見逃せない地と改めて思っちゃいます。
壬生里
2025年06月06日 06:37
つとつとさんへコメントありがとうございます。

等持院は、金閣寺、龍安寺、仁和寺と続く「きぬかけの路」から離れているので、何時行っても、ほぼ空いてます。
こちらの庭園では、サツキや紅葉が綺麗です。とくに紅葉は見事ですね。
等持院の本堂も、かつて映画の撮影に使われ、荒れていたそうです。今は、住宅街ですが、そこにも撮影所がありました。その名残が、あの銅像です。