上賀茂神社摂社 大田神社「大田ノ沢のカキツバタ群落」へ
5月の連休最終日の6日(火・祝)は、朝から雨が降り、昼過ぎに止みましたが、夕方から再び雨が降り出す天気でした。翌日の5月7日(水)の朝は曇り空でしたが、予報では晴れと出ていたので、予定どおりカキツバタが見頃となった上賀茂神社摂社「大田神社」に行きました。ここのカキツバタを見に来たのは、2018年(平成30年)5月11日(金)以来です。
大田神社には天然記念物に指定されている「大田ノ沢のカキツバタ群落」があって、毎年5月の中頃に「杜若(カキツバタ)」が見頃となりますが、今年は見頃が早く、連休にはX(旧Twitter)で、盛んに発信されてました。それで、早朝に車で出掛け「上賀茂神社参拝者駐車場」に7時41分車を入れました。
大田神社の近辺にはコインパーキングがありますが、こちらに入れることにしました。駐車場を出て、最初に撮ったのは、神代の昔に御祭神の賀茂別雷大神が、最初に降臨された円錐形の美しい形の「神山(こうやま)」です。
1994年(平成6年)には「古都京都の文化財」のひとつとして、境内全域が世界文化遺産に認定され、その石碑が「一の鳥居」横に建っています。
お参りは大田神社に行ったあとにし、先に目的地に向かいます。時間がたてば世界遺産に指定されているので、多くの方、修学旅行生の姿が増えてくるでしょう。

この辺りは「上賀茂伝統的建造物群保存地区」に指定されてて、室町時代から上賀茂神社の神官の屋敷町として町並みが形成されてます。
明神川に架かる土橋、川沿いの土塀や門、独特の妻飾り持った社家、土塀越しの庭の緑、これらが一体となって貴重な社家の景観を今に伝えています。
社家街には「梅辻家住宅」があって、「令和7年度 春期京都非公開特別公開」で、4月29日(火・祝)~5月11日(日)の期間、拝観料1000円で特別公開されてました。
まだ一度も行ってませんが、今回も行くつもりはありません。値上げされたので、一箇所行くか行かないかですが、今回は一箇所も行きませんでした。京都古文化保存協会さんの主催では、ほぼ庭園を含めて写真撮影もを禁止されるので、同じ拝観料を払うなら、私は写真が撮れる所に行きます。よっぽと興味を引いたら別ですが。
けっこう上賀茂神社から大田神社まで距離がありました。地図を見てて、そんなにかかるとは思って無かったです。この大田神社に「大田ノ沢のカキツバタ群落」があって、天然記念物のカキツバタの群生があるわけです。
7時58分に着きました。駐車場から17分もかかりました。
古くは延喜式神名帳に記載されている古社で恩多社(おんたしゃ)と呼ばれたこともあり、上賀茂神社の摂社である。鎮座年代は不詳ですが賀茂に於ける最古の社であり、賀茂県主族の移住以前より農民から長寿福徳の神として信仰が寄せられていたようである。祭神には天鈿女命(あめのうずめみこと)は、天岩戸の前でお神楽をされた神で、その御神徳を慕って芸能上達を願い参拝される方が多い。また、この付近の沼沢池を開墾して栄えた賀茂氏の崇敬をうけた神社である。右方東側の沢地を「大田の沢」といい、野生のカキツバタが美しい。藤原俊成(しゅんぜい)卿の古歌に「 神山や大田ノ沢のかきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ」と詠われ、平安時代からこの付近の沢地にはカキツバタが咲きみだれて、名勝となっていたようである。今日でも5月中旬頃には、濃紫、鮮紫の花が美しく咲く。このカキツバタの群落は1939年(昭和14年)に国の天然記念物に指定されている。例祭は4月10日と11月10日である。




右手に「大田ノ沢のカキツバタ群落」があるのも昔と同じです。拝観料は志納方式でした。
この時、7時59分でしたが、5名~6名ぐらい来られてました。沢全体でカキツバタ咲いてます。





カキツバタは少し見頃過ぎかなぁと思いますが、まだまだ綺麗に咲いてました。



沢は一周できません。ほぼL字が見学エリアでしたので、向きを変えてカキツバタを見て、ここを出て行きました。



2018年(平成30年)5月11日(金)に来た時は、拝殿や本殿は修復工事で見えませんでした。久々に見る「本殿」です。御祭神は、由緒にもあったように「天鈿女命(あめのうずめのみこと)」てせ芸能上達・長寿の神様です。
2018年(平成30年)5月11日(金)の時は工事中で、見えなかった「拝殿」は、「割拝殿」でした。中央部分を土間にして通り抜けられるようになっていますね。
次に末社を見て行きます。先ずは「白鬚神社」から。御祭神は、猿田彦神で老後安泰の神様とありました。
こんな所に「手水」ありました。膝が悪いので、ここでは無理です。それより看板があって読むと・・・?。
ここは「タゴガエル」の棲息地で、繁殖が4月~5月で湧き水がある岩の隙間や土の中で行いあらちこちらから鳴き声が盛んに聞こえてくるようです。石の下で鳴くので姿を見つけるは難しいとか。私が居た時は鳴き声しませんでした。

次の末社は「鎮守社」で、御祭神はが大国主神・少彦名神(すくなひこなのかみ)二柱一座。鎮座年代は不詳とありました。
末社「百大夫(ひゃくだいふ)社」で、御祭神が船玉神(ふなだまのかみ)一柱一座。鎮座年代は不詳とありました。

8時8分に、ここを出ました。ただ、この近辺にある末社には寄ってから上賀茂神社に戻ります。
鳥居を出た前にある末社「福徳神社」で、御祭神は福徳神で、足腰の神様とありました。
この末社の後ろには「北大路魯山人生誕地」の石標がありました。北大路魯山人は1883年(明治16年)3月23日に、ここ上賀茂の地で産まれました。
上賀茂神社に車を置いているので、大田神社から戻る途中にあった末社「藤木神社」です。御祭神は瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)と書いてありました。
この時、8時14分でしたので、京都市立加茂川中学校の学生さんが多く歩いてます。行きは誰も居なかったのに。





遠く上賀茂神社まで来たので、本殿前でお参りを済ませました。このとき8時27分でした。御祭神は賀茂別雷大神です。


本殿を出て、上賀茂神社第一摂社「片山御子神社(通称:片岡社)」に参拝しました。ここ上賀茂神社では、本殿に参拝する前に、ここに寄るのが基本ですが都合で後回しにしました。縁結び、子授け、家内安泰、安産の神として知られています。
片山御子神社の御祭神が玉依比売命(たまよりひめのみこと)、上賀茂神社の御祭神である賀茂別雷大神の母神のため、先にここで参拝して本殿に参拝するのが基本です。


上賀茂神社の駐車場に戻って来ました。精算すると7時41分~8時38分、400円で済みました。
予定より少し早いですが、ここを出ました。行きは曇ってましたが、晴れてきて暑くなりつつあります。この日は最低気温が13.5℃で、最高気温は20.5℃まで上がりました。次の目的地は、そう遠くありません。
大田神社には天然記念物に指定されている「大田ノ沢のカキツバタ群落」があって、毎年5月の中頃に「杜若(カキツバタ)」が見頃となりますが、今年は見頃が早く、連休にはX(旧Twitter)で、盛んに発信されてました。それで、早朝に車で出掛け「上賀茂神社参拝者駐車場」に7時41分車を入れました。
大田神社の近辺にはコインパーキングがありますが、こちらに入れることにしました。駐車場を出て、最初に撮ったのは、神代の昔に御祭神の賀茂別雷大神が、最初に降臨された円錐形の美しい形の「神山(こうやま)」です。




明神川に架かる土橋、川沿いの土塀や門、独特の妻飾り持った社家、土塀越しの庭の緑、これらが一体となって貴重な社家の景観を今に伝えています。
社家街には「梅辻家住宅」があって、「令和7年度 春期京都非公開特別公開」で、4月29日(火・祝)~5月11日(日)の期間、拝観料1000円で特別公開されてました。
まだ一度も行ってませんが、今回も行くつもりはありません。値上げされたので、一箇所行くか行かないかですが、今回は一箇所も行きませんでした。京都古文化保存協会さんの主催では、ほぼ庭園を含めて写真撮影もを禁止されるので、同じ拝観料を払うなら、私は写真が撮れる所に行きます。よっぽと興味を引いたら別ですが。
けっこう上賀茂神社から大田神社まで距離がありました。地図を見てて、そんなにかかるとは思って無かったです。この大田神社に「大田ノ沢のカキツバタ群落」があって、天然記念物のカキツバタの群生があるわけです。

古くは延喜式神名帳に記載されている古社で恩多社(おんたしゃ)と呼ばれたこともあり、上賀茂神社の摂社である。鎮座年代は不詳ですが賀茂に於ける最古の社であり、賀茂県主族の移住以前より農民から長寿福徳の神として信仰が寄せられていたようである。祭神には天鈿女命(あめのうずめみこと)は、天岩戸の前でお神楽をされた神で、その御神徳を慕って芸能上達を願い参拝される方が多い。また、この付近の沼沢池を開墾して栄えた賀茂氏の崇敬をうけた神社である。右方東側の沢地を「大田の沢」といい、野生のカキツバタが美しい。藤原俊成(しゅんぜい)卿の古歌に「 神山や大田ノ沢のかきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ」と詠われ、平安時代からこの付近の沢地にはカキツバタが咲きみだれて、名勝となっていたようである。今日でも5月中旬頃には、濃紫、鮮紫の花が美しく咲く。このカキツバタの群落は1939年(昭和14年)に国の天然記念物に指定されている。例祭は4月10日と11月10日である。




















2018年(平成30年)5月11日(金)の時は工事中で、見えなかった「拝殿」は、「割拝殿」でした。中央部分を土間にして通り抜けられるようになっていますね。


ここは「タゴガエル」の棲息地で、繁殖が4月~5月で湧き水がある岩の隙間や土の中で行いあらちこちらから鳴き声が盛んに聞こえてくるようです。石の下で鳴くので姿を見つけるは難しいとか。私が居た時は鳴き声しませんでした。







上賀茂神社に車を置いているので、大田神社から戻る途中にあった末社「藤木神社」です。御祭神は瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)と書いてありました。










片山御子神社の御祭神が玉依比売命(たまよりひめのみこと)、上賀茂神社の御祭神である賀茂別雷大神の母神のため、先にここで参拝して本殿に参拝するのが基本です。



予定より少し早いですが、ここを出ました。行きは曇ってましたが、晴れてきて暑くなりつつあります。この日は最低気温が13.5℃で、最高気温は20.5℃まで上がりました。次の目的地は、そう遠くありません。
この記事へのコメント
憧れです。これだけの規模の
カキツバタの群生は、ちょっと他で
見られないものじゃ無いでしょうか。
カキツバタは、葉の緑も美しいし、
尾形光琳のカキツバタ図屏風を
思わせるような魅力的な景色ですね。
上賀茂神社の社家の一つが、
特別公開されてるのも初めて知りました。
古来からのカキツバタの名所。こういう歴史ある花の名所を巡れるって贅沢なことだと思います。花も歴史も楽しめて。
カキツバタの群生が美しく心地よいです。
今も大事にカキツバタを育てていると思います。
デリケートな花ですからね。
本当にこの辺りは清らかな水が流れているのがいいですね。
そんな神聖な水がカキツバタに生育にもよいのかなと。
上賀茂神社摂社大田神社のカキツバタ、天然記念物に指定されており、咲く頃には多くの方が来られます。
これだけ咲き誇ると圧巻ですね。
上賀茂神社の社家も、常時拝観されていた西村家住宅も今は、拝観されていないので、梅辻家ぐらいでしょうね、特別に見られるのは。
時間の都合で行けませんでしたが。
上賀茂神社摂社大田神社のカキツバタは天然記念物に指定されており、この時期は多くの方が来られます。
大田ノ沢は一周できません。さほど広くないので、いつも朝早くに行ってます。
以前、来た時本殿は工事中でしたので、久しぶりに見られました。
大田神社の周辺にはコインパーキングはありますが、数台だけでしょう、私は上賀茂神社の駐車場を利用しました。久々で忘れてましたが、けっこう距離ありましたね、ただ社家の街並みも見られたので良かったです。