光格天皇遺愛のカキツバタ「折鶴」を見に平安神宮神苑へ
5月19日(月)は、平安神宮神苑に咲く珍しい花を見に行きました。平安神宮の神苑には、2月5日(水)に「平安神宮御垣内特別参拝」に来て、普段立ち入ることが許されない御垣内と神苑にも入りました。何度も入っている平安神宮の神苑ですが、「中神苑」に咲き誇る「杜若(カキツバタ)」と、光格天皇(第119代天皇)遺愛のカキツバタである「折鶴」を、私は見たことがありません。それが1週間前ぐらいでしょかX(旧Twitter)で、「折鶴」が見頃と発信されてて、その時から行くつもりが、いろいろ都合があって、この日にやっと行くことにした訳です。ただ、花が持ってくれてるか不安はありました。
京都では、5月13日(火)に最高気温が28.0℃と夏日を記録して以来、ずっと夏日が続いてて、昨日の5月18日(日)は、29.8℃と真夏日の一歩手前まで上がり、それと湿気も多くなって蒸し蒸し感が増えて来ました。そして、朝の気温も下がらなくなりましたね、この日の最低気温は18.4℃もありました。
5月16日(金)には沖縄県より早く、九州南部(鹿児島・宮崎)が梅雨入りし、19日(月)は奄美地方が梅雨入りしました。まだ沖縄は発表されてません。奄美地方が九州南部よりも遅くなったのは、確定すれば71年前の1954年(昭和29年)以来だそうです。
「岡崎公園駐車場」に、8時9分車を入れました。広い駐車場、迷わないため、いつも写真を撮っておきますが、ほぼ必要ないです😊。
二条通りから入って、冷泉通りに出て来ます。そこら平安神宮を目指します。
平安神宮には「應天門」(重文)から入ります。いつも修学旅行生が多い平安神宮ですが、まだ早いので誰も居ません。

今日も参拝するので先ずは「手水舎」に寄ります。ここでは近づくと水が出て来ました。柄杓はありません。コロナ禍で撤去されて以来だと思います。

「應天門」(重文)の石段を上がって真ん中から入ります。通用門からは上がる必要はありません。
このとき8時16分で、神苑開門の8時30分には早かったです。それで先にトイレを済ませることに。
トイレは、入って左手(西側)にあります。なお、神苑内にはトイレは二箇所ばかりあります。
トイレを出て本殿に向かい間。その前に「龍尾壇」を撮りました。平安神宮は平安京朝堂院の様式を模して造営されており、龍尾壇は大極殿南庭左右の蒼龍・白虎二楼の南前に一段高く造られ、左右・両端の四ヶ所に3段の石段が設けられてます。
神苑には「白虎楼(びゃっころう)」(重文)から入りますが、まだ時間前です。ここは少し早く開けて貰えるかも知れないので参拝後に戻ってきます。

「右近の橘」に寄ってみると、珍しく花が咲いてました。清少納言の枕草子にも橘の花は出てきて、濃い緑色の葉と白く美しく花が咲いてました。
平安時代以降紫宸殿の南階下の西方に植えられた橘が「右近の橘」といいます。儀式のとは、右近衛府の官人がその側に列したことで名付けられた。
「大極殿」(重文)は現在工事中です。1895年(明治28年)に造られ、本殿は入って「内拝殿」の奥にあって、撮影できません。お参りは済ませました。2026年3月の「百三十年祭」を予定されてて、建物の耐震化や塗り直しを進められています。

8時24分に拝観受付所前に行きました。
以前は8時26分頃に開門されたのに、今日は8時31分に開きました。後ろに数名の方が並ばれていたのに、お構いなしに、掃除されてました。時間前に開けろとは言いませんが、せめて多くの人か並んでいたので、時間通り開けて欲しかったです。ただ、後で分かったことですが、私の後ろの約10名は、どうも神苑に売店の方のようでした😊。多分😊。


前途した通り8時31分に「南神苑(平安の苑)」に入りました。春には入ると直ぐに見事な「紅枝垂れ桜」が咲いてますが、今はすっかり葉桜です😊。



「南神苑」をあっさり通過するつもりが、アヤメが咲いていたので撮りました。


「皐月(サツキ)」は咲き始めてと言ったところ、あと1週間ぐらで見頃になったかもです。


「南神苑」を、あっさり通過し次に「西神苑」に入ります。ここは花菖蒲が綺麗なエリアですが、まだ早いでしょう。


入ると花菖蒲が咲いて無いのは直ぐに分かりました。その代わり「睡蓮(スイレン)」が咲いています。

花菖蒲はご覧のように蕾も出来てません。6月上旬でしょう、その代わりに咲いている花を見つけました。


この黄色の小さな花を咲かせているのは「河骨(コウホネ)」です。
手前が「河骨(コウホネ)」、奥が「睡蓮(スイレン)」が西神苑では綺麗に咲いてました。

このとき、後ろに並ばれていた方が来られたので、私は急いで「中神苑」に向かいます。中神苑には本殿裏手を通ります。



「中神苑」に入りました。ここでは、今日のお目当ての「杜若(カキツバタ)」が迎えてくれました。


「中神苑」に入って左手の「杜若(カキツバタ)」を撮りました。ここには珍しいカキツバタがあるので、次に右手に入ります。





ここの「杜若(カキツバタ)」、咲いてましたが見頃は過ぎてます。咲いててくれただけでも良かったです。


そして、こちらのカキツバタが江戸時代の光格天皇(第119代天皇)によって名付けられたという「折鶴」です。花弁が内巻きになっており、本当に折鶴のような、鶴が飛んでいるように見える面白い花です。


僅か三輪だけでしたが、咲いててくれてました。何度か来てて、「折鶴」の存在は知ってましたが、やっと見ることができました😊。



先程、「折鶴」を見ていた背後に「売店」があって、営業前でした。ここを入る前に私の後ろに並んでいた人は、こちらに入って行かれました😊。


いつ来ても渡る勇気が出ない「臥龍橋(がりゅうきょう)」です。今日は人が少ないので渡ろうかなぁと思いましたが・・・。
龍が臥す姿を象り「臥龍橋」と名付けられた。神苑作庭者である第七代目小川治兵衛(植治)が手掛けたもので、使用された石材(白川石)は1589年(天正17年)に豊臣秀吉が造営した三条・五条大橋の橋脚です。



こんな所に石碑があるのを見つけました。さすがに文字が掠れすぎて、まったく分かりません。
このお店、食べログで調べたら「平安神宮神苑 東屋」と出てました。8時47分現在で準備中だったので、営業時間は分かりません。


こちらが東神苑の「栖鳳池」と中神苑の「蒼龍池」をつなぐ「せせらぎ」です。幅2㍍、苑路を横切る飛石を渡し、底には小石が行き詰められ軽やかな水音が心安まります。
平安神宮神苑の最後は「東神苑」です。東神苑は、明治末期から大正初期にかけて造られました。

京都御所から移築された「泰平閣(橋殿)」と、並びに「尚美館(貴賓館)」が「栖鳳池」の側に建ち、雅な風景を演出してます。
「東神苑」の「皐月(サツキ)」も咲き始めています。

栖鳳池には二島配されています。手前が「鶴島」、奥が「亀島」です。


「泰平閣(橋殿)」に着きました。ここには床几あるので座って休憩します。



久しぶりに「鯉の餌」を50円で、いただきました。当分、誰も来られように思えたので😊。


鯉に餌をやるつもりが、やってきたのがアオサギとカモ、そしてカメでした。もちろん鯉もやってきましたが😊。





8時58分に神苑を出ました。


平安神宮には、「應天門」(重文)から出て駐車場に向かいました。今日は「大鳥居」まで行きません。
「岡崎公園駐車場」に戻り、精算すると8時9分~9時8分で、600円でした。駐車時間意識してませんでしたが、ギリセーフでしたね。
この日の最高気温は26.0℃まで上がったので夏日を記録。まだ9時過ぎでしたが、結構蒸し暑かったです。今日は、ここだけで帰りました。
京都では、5月13日(火)に最高気温が28.0℃と夏日を記録して以来、ずっと夏日が続いてて、昨日の5月18日(日)は、29.8℃と真夏日の一歩手前まで上がり、それと湿気も多くなって蒸し蒸し感が増えて来ました。そして、朝の気温も下がらなくなりましたね、この日の最低気温は18.4℃もありました。
5月16日(金)には沖縄県より早く、九州南部(鹿児島・宮崎)が梅雨入りし、19日(月)は奄美地方が梅雨入りしました。まだ沖縄は発表されてません。奄美地方が九州南部よりも遅くなったのは、確定すれば71年前の1954年(昭和29年)以来だそうです。













平安時代以降紫宸殿の南階下の西方に植えられた橘が「右近の橘」といいます。儀式のとは、右近衛府の官人がその側に列したことで名付けられた。



以前は8時26分頃に開門されたのに、今日は8時31分に開きました。後ろに数名の方が並ばれていたのに、お構いなしに、掃除されてました。時間前に開けろとは言いませんが、せめて多くの人か並んでいたので、時間通り開けて欲しかったです。ただ、後で分かったことですが、私の後ろの約10名は、どうも神苑に売店の方のようでした😊。多分😊。


















































龍が臥す姿を象り「臥龍橋」と名付けられた。神苑作庭者である第七代目小川治兵衛(植治)が手掛けたもので、使用された石材(白川石)は1589年(天正17年)に豊臣秀吉が造営した三条・五条大橋の橋脚です。


































この日の最高気温は26.0℃まで上がったので夏日を記録。まだ9時過ぎでしたが、結構蒸し暑かったです。今日は、ここだけで帰りました。
この記事へのコメント
5月上旬の平安神宮、私にとってまだ記憶に新しい場所が、1カ月後にこんなにも緑いっぱいになるんだとあらためて感じました。
八重紅枝垂れ桜も、こんもりと葉をたくさんつけていますね。
ちょっとカキツバタには遅かったと思いますが、それでも神苑で見るのは格別です。しかも「折鶴」との出会いは貴重ですね。確かに魅力的です。
光格天皇が愛したと聞くと益々価値があるなと思えます。
泰平閣(橋殿)からの眺め、やはり季節によって違う魅力がありますね。
素晴らしいです。
紅枝垂れ桜が満開のときに平安神宮神苑に行かれたんですね、桜のあとは、カキツバタ、そして花菖蒲が綺麗に咲き誇ります。
ただ圧巻はやっぱり紅枝垂れ桜です。
何度来ても植治小川治兵衛の庭は素晴らしいですね。