祇園祭(前祭)の鉾や山を見る

7月14日(月)は、関東に台風5号が接近してましたが、京都市内は朝から晴れてました。そのため朝から暑かったです。最低気温は26.5℃もありました。近畿地方も、西から熱帯低圧の接近で、朝から晴れたり曇ったりで、午後から夕方にかけて警報級の大雨となるもようと報道されてて、この日は鉾建てが終わった祇園祭(前祭)を見に行くことに決めてました。鉾町の辺りは交通規制がされてて、車で行くのは最初から無理と分かってました。それで当初はバスで行って、バスで帰ってくるつもりが、四条大宮に所用ができたので、車で四条大宮近辺のコインパーキングに車を止め、そこから阪急電車に乗って向かうことにしました。

先に「四条壬生川パーキング」に8時55分に車を止めました。空きがあるか心配でしたが、何とか空いてました😊。そこで所用を済ませ、阪急大宮駅から電車に乗り、烏丸駅で下車。多くの方が降りられます。地下道を歩き、地上に出ると正面に函谷鉾がありますが、北側にあるので、それをスルーして、最初に見る鉾が鶏鉾です。中国の堯の時代に天下がよく治まり、訴訟用の太鼓に鶏が巣を作ったという故事に因む鉾です。

IMG_4011.jpgIMG_4012.jpgIMG_4013.jpg
四条通り室町を下がった所に鶏鉾はあります。この時は、すっかり忘れてましたが、昨年巡行時に車輪が折れて巡行を中止されました。

IMG_4042a.jpg新しく半年かけて車輪を修復されたようです。ここで、今年の厄除け粽をいただきました。

次に綾小路通りを西に入った先にあるのが綾傘鉾です。山鉾の古い形態を残す傘鉾の一つで、明治維新以降、一度途絶えたましたが、昭和になって復活しました。

IMG_4016.jpgIMG_4017.jpg
IMG_4018.jpg
巡行時は大雨となったんですが、雨中のなか棒振り囃子は、赤熊をかぶり手に長い棒を持った物が踊ってました。

次に綾小路通りから新町通りを南に下がります。そこには船鉾が。 神功皇后をめぐる説話によって鉾全体を船の型にしています。

IMG_4019.jpgIMG_4020.jpgIMG_4021.jpgIMG_4022.jpgIMG_4023.jpg籤をとらずで、最後尾を巡行します。舳先には金色の鷁(げき)、艫には黒漆塗螺鈿の飛龍文様の舵をつけ、船端には朱漆塗の高欄をめぐらします。

IMG_4044a.jpg船鉾(ふねほこ)でも厄除け粽をいただきました。しばらく待ったら鉾に上がって見学できそうでしたが、先を急ぎました。

また、綾小路通りに戻り西に進むと、杉本家住宅があります。10時から拝観開始ですが、事前予約制のため入れません。その前にあるのが伯牙山(はくがやま)です。琴の名人・伯牙とその友人鐘子期(しょうしき)の物語を題材にした山です。

IMG_4025.jpg部名「琴破山(ことわりやま)」とも呼ばれ、伯牙が鐘子期の死を聞いて、その琴の弦を断ったという。それが琴破山の由来になっています。

IMG_4027.jpgIMG_4029.jpgこちらが重要文化財に指定されている「杉本家住宅」です。祇園祭の期間中、特別に屏風が展示されているので見たかったですが。空きがあったら当日券もあると書いてありましたが、残念でした。

このまま西に進むと、西洞院通りにでます。西洞院を北上し、四条通りからバスに乗るつもりが、この時期はバス停の位置が変更になっているので、四条堀川まで行くことにしました。その前に「若菜屋 四条西洞院店」に寄りました。

IMG_4030.jpg
IMG_4032.jpg
IMG_4046.jpgこの祇園祭りの期間中でしか販売されない食べる粽です。賞味期限は明日まで。白と和三盆の二種買いました。もちろん美味しかったです。

IMG_4034.jpgIMG_4130.jpg
こちらも祇園祭限定の「祇園囃子」、柚子風味で美味しくいただきました。両方とも祇園祭の期間しか買えないので買って帰った次第です。

ここから四条壬生川下がった所にあるコインパーキングまで歩いても行けますが、市バスに乗りました。そして精算すると8時55分~10時22分で600円。若菜屋寄らなかったら400円で済みましたね。壬生川通りから高辻通りに入り西に進みます。この壬生の街並みが、私が生まれ育った所です。昔ながらの家もありますが、全体的に大きく変わりました。私が病気になったときに通っていた医院や歯医者は、跡形もありません。西新町商店街は、人影が疎ら。近隣の大手スーパーに客が取られたようで寂しいです。子供の頃は混雑してて歩くのもままならなかったのに。懐かしい壬生の街並み見て帰路につきました。

この記事へのコメント

2025年08月16日 20:46
祇園祭の前祭に行かれたんですか。
それぞれ特徴ある鉾が見学出来ていいですね。
鶏鉾は由来の中国の故事が面白いし、
綾傘鉾は赤い傘が優雅な印象です。
舟鉾はスタイリッシュで格好いいですね。
それぞれ、厄除けの粽を戴けるのも
いいなと思いました。祇園祭の期間の
街の賑わいが偲ばれます。
壬生里
2025年08月17日 15:21
yasuhikoさんへコメントありがとうございます。

祇園祭(前祭)に行ったですが、毎年のことですが、暑かったです。15日から宵々山が、16日から宵山となって、夕方から歩行者専用となり、提灯にも灯りがともり、祇園囃子も聞けるんですけど、どうも夕方から出掛けるのは億劫で、しかも、凄い人出のため、最近は行ってないのです。この暑い時期に行きます。
もう分かってますが、巡行の日は、記録的な大雨のなかで行われました。京都在住で、小さい頃から祇園祭りに行ってるので、これに行かないと思ってます。
2025年08月17日 21:40
祇園祭は、昔から憧れていますが、どの日にどこへ行ったらよいか。
それに色々と点在していて動きも複雑で難しそう。更に暑さと人混みも凄まじいでしょうから、ちょっと行きづらいなという印象を持っています。
今回は、前祭へ行かれたのですね。やはり、よく知っておられるので、効率的に見て回れますね。それぞれの山に長い歴史があって、個別の特徴があって、本当に壮大なお祭り一端がうかがわれます。
壬生里
2025年08月22日 05:49
ミクミティさんへコメントありがとうございます。

この時期、昼間に行くのは無茶ですね、暑すぎます。
夕方から提灯が灯り、祇園囃子が聞こえてくるので、お勧めは夜です。露店も出てるし、ただし人は凄く多いです。
巡行日には記録的な大雨でしたが、やっぱり祇園祭りが終わらないと、京都に夏が来ないです・・・は、昔の話し。今は6月から暑いです。

この記事へのトラックバック