第50回記念「京の夏の旅」仁和寺 観音堂へ
第50回記念「京の夏の旅」で、世界文化遺産 真言宗御室派総本山 仁和寺の、通常非公開の観音堂が特別公開されたので、8月27日(水)に行ってきました。当初は行くつもりにしてませんでしたが、調べると2019年(令和元年)5月24日(金)以来、入ってないので行くことにしたわけです。
通常非公開と言いましたが、毎月18日に「観音会」をされているので、入ることはできるんですが、特別公開は、2012年(平成24年)から6年にわたって半解体修理が行われ、創建当時の美しいお堂が蘇った、2019年(令和元年)5月15日の「仁和寺観音堂 特別内拝」以来だそうです。
9時30分に仁和寺の駐車場に車を入れました。ここは前払いで500円です。この時間でも、びっくりするぐらい車止まってません。


9時31分に「東門」から境内に入りました。観音堂の拝観は10時からのため、先ずは境内を散策します。


正面が仁和寺の御殿で、工事中の「白書院」です。修復工事が進み、工事用の覆いを外されているように思いました。
正面に雄大な「二王門」(重文)があって、その前に「拝観受付所」があります。観音堂の特別拝観のチケットは、ここで購入です。
今日も暑いので、観音堂の拝観を終えたら帰るつもりにしてました。既に暑いですが、観音堂の拝観が始まるまでに、境内を回りたいです。家から小銭を用意してました😊。
それにしても、仁和寺の関係者は歩かれてますが、観光客の姿は見えません。同じ世界遺産でも、近くの龍安寺や金閣寺に比べ、断然少ないです。

最近、修復工事をされた「中門」(重文)です。綺麗な朱塗りが蘇っています。寛永年間(1624~44)に建立されたようです。


中門を入って正面に、国宝「金堂」が見えていますが、先に今日訪れる「観音堂」に向かいました。

「観音堂」(重文)を向かって右手から堂内に入るようです。まだ時間が早いので誰も居ません。それを確認したので金堂に向かいます。
正面の金堂前で、清掃されているので、後回しに重要文化財に指定されている「五重塔」へ行きました。今年の1月22日(水)に「第59回 京の冬の旅」で初層内部を見せて貰いました。
1644年(寛永21年)、江戸幕府3代将軍・徳川家光の寄進によって建立され、国の重要文化財に指定されています。ちなみに国宝の東寺五重塔も同じ年に再建されています。相輪までの高さ約36㍍で各層の屋根がほぼ同じ大きさの細身で優美な姿。 心柱を中心に胎蔵界(たいぞうかい)五仏を安置する初層内部は、一面極彩色の仏画で飾られ、牡丹唐草や菊花文様が美しい。
五重塔から北に上がると、左手に「経蔵」(重文)があって、ここも1月22日(水)に「第59回 京の冬の旅」で僧侶の案内で拝観させて貰いました。
経蔵(重文)「天海版一切経(てんかいばんいっさいきょう)」を納めるお堂で、八角形の回転式輪蔵(りんぞう)や描かれた壁画の細部まで往時の色彩をとどめている。建立は寛永~正保年間(1640年代)で、三間四面の宝形造、瓦葺。内部は回転式の八角輪蔵を設ける。輪蔵には768の経箱があり、1648年(慶安元年)に完結した天海版一切経が収められている。輪蔵の正面には釈迦如来像、文殊菩薩像、普賢菩薩像、阿難像など6躰を安置し、側壁には菩薩像や十六羅漢図など描いている。作者は金堂裏堂の「五大明王」を描いたとされる江戸時代の絵師、木村徳応によって描かれたとされている。

国宝「金堂」に行き参拝しました。ここも非公開ですが、JR東海「春の特別拝観」仁和寺 早朝貸切拝観 ~通常非公開の金堂拝観と御室桜~で、4月4日(金)と4月13日(日)に入りました。
内陣には右から「天灯鬼立像(阿形)」、「梵天立像」、「阿弥陀如来坐像」、「多聞天立像」、「持国天立像」、「勢至菩薩立像」、「阿弥陀如来坐像」、「観音菩薩立像」、「広目天立像」、「増長天立像」、「仏眼仏母坐像」、「帝釈天立像」、「竜灯鬼立像(吽形)」が祀られていました。

金堂のあと、鐘楼の前を通って、いつも参拝している「水掛不動尊(一願不動尊)」にお参りします。


ここでは柄杓に水を掬って不動明王に祈願します。また、菅原道真公が、腰を掛けて休憩したと伝わる「菅公腰掛石」も見られます。


次にお隣の「御影堂」にも寄りました。今年の8月4日(月)に来ましたが、その時も綺麗に「百日紅(サルスベリ)」は咲いてました。

さすがに百日咲き続けると言われるだけのことはあります。「百日紅(サルスベリ)」綺麗でした。お堂には上がりませんでしたが、お参りさせて貰いました。最近では、2024年(令和6年)5月22日(水)に「御影堂特別公開」で入りました。
ここの内々陣に、「仁和寺第2世門跡 性信親王像」、「弘法大師像」、「仁和寺第1世 寛平法皇(宇多法皇)像」が祀られています。
観音堂の西側に「蔵カフェ」があって、その前に仁和寺独自で、暑さ対策のミストを付けられています。勢い良くミスト噴射されてました。

「蔵カフェ」から「観音堂」の前を通って、9時54分に休憩所に来ました。ここは冷風が吹いてて、汗が引くのを待ちました。
今年の1月22日(水)に「第59回 京の冬の旅」で「経蔵・五重塔」の特別公開に行ったとき、最初は経蔵でした。10時開始が10時5分頃に公開が始まったので、ギリギリに行くことにして、ここを9時59分に出ました。
参考までに、観音堂のチケットはご覧のとおりです。拝観時には穴を開けられました。

事前に僧侶の方に案内があるのは知ってました。10時ちょうどに観音堂に行くと、僧侶の方から「10時の拝観入られますか?」と。
「10時から案内を始めるので、早く入ってください」と言われましたが、猛烈に暑いので、そんなに早く歩けません。靴を袋に入れて、チケット切られ堂内に入ると、5名程度の方が説明を待たれてました。前回が遅れたので油断しましたね。私の後ろの方はチケットを持って無かったので、堂内へは断れてました。
堂内は、もちろん撮影禁止です。僧侶の方は、「第59回 京の冬の旅」の「経蔵」で案内された方と同じでしたね。案内は約20分弱でした。
仁和寺は、真言宗御室派の総本山で、1994年(平成6年)に世界文化遺産に登録された。平安時代前期に光孝(こうこう)天皇(第58代天皇)が創建に着手した後、888年(仁和4年)に宇多(うだ)天皇(第59代天皇)が完成させ、元号から仁和寺と名付けられた。宇多天皇は退位の後、出家して、仁和寺内に僧坊(そうぼう)を営み、三十余年間修行に専心したため、法皇が御座する室(僧坊)ということから、「御室」と呼ばれ後に仁和寺周辺の地名ともなった。以後、明治維新まで約千年間、代々皇室から住職を迎えた門跡寺院で、「御室御所」とも呼ばれ格式を誇った名刹である。観音堂(重文)は、928年(建長6年)に創建され、その後、度重なる焼失によって現在の建物は、1644年(寛永21年)の再建のお堂で、仁和寺で最重要儀式とされる「伝法灌頂(でんぽうかんじょう)」などの重要な儀式がお堂である。2012年(平成24年)から6年、2018年(平成30年)にかけて半解体修理が行われ。そして2019年(令和元年)に約1年かけて特別公開をされ、それ以来の公開となっている。堂内の中央にご本尊の「千手千眼観世音菩薩」を祀り、両脇に「不動明王像」(左)と「降三世明王(ごうざんぜみょうおう)像」(右)が安置。周囲に眷属の二十八部衆(にじゅうはちぶしゅう)像が並び、前方の左に風神像、右に雷神像が安置されてました。後方の障壁画は、江戸時代の仏師であり絵師の木村徳応(きむらとくおう)の筆によるもの。中央のご本尊の後ろに、白衣観音が描いてあって、その下に補陀落山で観音菩薩を中心に、そのまわりに三十三応現身像が描いてありました。
写真が撮れないので、看板の写真を使いました。6年振りに入ったので、殆ど覚えて無かったです。この日の特別公開では、正面から見るだけでした。
こちらも看板の写真で、風神像と雷神像をアップで写されてました。自由拝観になってから、お賽銭してお参りはさせて貰いました。
眷属の二十八部衆について、向かって右から「持国天」、「散脂大将(さんしたいしょう)」、「婆藪仙人(ばすせんにん)」、「五部浄居天(ごぶじょうごてん)」、「那羅延堅固王(ならえんけんごおう)」、「多聞天」、「沙迦羅龍王(しゃがらりゅうおう)」、「満仙王(まんせんおう)」、「緊那羅王(きんならおう)」、「魔睺羅伽王(まごらがおう)」、「梵天」、「金色孔雀王(こんじきくじゃくおう)」、「畢婆迦羅王(ひばからおう)」、「乾闥婆王(けんだつばおう」。
左から「密迹金剛力士(みつしゃくこんごうりきし)」、「難陀龍王(なんだりゅうおう)」、「摩和羅女(まわらにょ)」、「金比羅王(こんぴらおう)」、「増長天」、「神母天(じんぼてん)」、「金大王(こんだいおう)」、「摩醯首羅王(まけいしゅらおう)」、「阿修羅王」、「広目天」、「迦楼羅王(かるらおう)」、「満善車王(まんぜんしゃおう)」、「大弁功徳天(だいべんどくてん)」、「帝釈天」。
観音堂の拝観を終え、次に向かったのが金堂前にある納経所でした。せっかくご本尊にお参りさせて貰ったので、御朱印をいただきに来た訳です。
観音堂の御朱印は4種で、全て書き置きです。私はご本尊のみだけにしました。書き置きに日付は書いて貰えます。
京の夏の旅では、スタンプを2個貯めると、特典を受けることができます。この特典を受けにこれから向かいます。
通常非公開と言いましたが、毎月18日に「観音会」をされているので、入ることはできるんですが、特別公開は、2012年(平成24年)から6年にわたって半解体修理が行われ、創建当時の美しいお堂が蘇った、2019年(令和元年)5月15日の「仁和寺観音堂 特別内拝」以来だそうです。
今日も暑いので、観音堂の拝観を終えたら帰るつもりにしてました。既に暑いですが、観音堂の拝観が始まるまでに、境内を回りたいです。家から小銭を用意してました😊。
1644年(寛永21年)、江戸幕府3代将軍・徳川家光の寄進によって建立され、国の重要文化財に指定されています。ちなみに国宝の東寺五重塔も同じ年に再建されています。相輪までの高さ約36㍍で各層の屋根がほぼ同じ大きさの細身で優美な姿。 心柱を中心に胎蔵界(たいぞうかい)五仏を安置する初層内部は、一面極彩色の仏画で飾られ、牡丹唐草や菊花文様が美しい。
経蔵(重文)「天海版一切経(てんかいばんいっさいきょう)」を納めるお堂で、八角形の回転式輪蔵(りんぞう)や描かれた壁画の細部まで往時の色彩をとどめている。建立は寛永~正保年間(1640年代)で、三間四面の宝形造、瓦葺。内部は回転式の八角輪蔵を設ける。輪蔵には768の経箱があり、1648年(慶安元年)に完結した天海版一切経が収められている。輪蔵の正面には釈迦如来像、文殊菩薩像、普賢菩薩像、阿難像など6躰を安置し、側壁には菩薩像や十六羅漢図など描いている。作者は金堂裏堂の「五大明王」を描いたとされる江戸時代の絵師、木村徳応によって描かれたとされている。
内陣には右から「天灯鬼立像(阿形)」、「梵天立像」、「阿弥陀如来坐像」、「多聞天立像」、「持国天立像」、「勢至菩薩立像」、「阿弥陀如来坐像」、「観音菩薩立像」、「広目天立像」、「増長天立像」、「仏眼仏母坐像」、「帝釈天立像」、「竜灯鬼立像(吽形)」が祀られていました。
ここの内々陣に、「仁和寺第2世門跡 性信親王像」、「弘法大師像」、「仁和寺第1世 寛平法皇(宇多法皇)像」が祀られています。
今年の1月22日(水)に「第59回 京の冬の旅」で「経蔵・五重塔」の特別公開に行ったとき、最初は経蔵でした。10時開始が10時5分頃に公開が始まったので、ギリギリに行くことにして、ここを9時59分に出ました。
参考までに、観音堂のチケットはご覧のとおりです。拝観時には穴を開けられました。
「10時から案内を始めるので、早く入ってください」と言われましたが、猛烈に暑いので、そんなに早く歩けません。靴を袋に入れて、チケット切られ堂内に入ると、5名程度の方が説明を待たれてました。前回が遅れたので油断しましたね。私の後ろの方はチケットを持って無かったので、堂内へは断れてました。
仁和寺は、真言宗御室派の総本山で、1994年(平成6年)に世界文化遺産に登録された。平安時代前期に光孝(こうこう)天皇(第58代天皇)が創建に着手した後、888年(仁和4年)に宇多(うだ)天皇(第59代天皇)が完成させ、元号から仁和寺と名付けられた。宇多天皇は退位の後、出家して、仁和寺内に僧坊(そうぼう)を営み、三十余年間修行に専心したため、法皇が御座する室(僧坊)ということから、「御室」と呼ばれ後に仁和寺周辺の地名ともなった。以後、明治維新まで約千年間、代々皇室から住職を迎えた門跡寺院で、「御室御所」とも呼ばれ格式を誇った名刹である。観音堂(重文)は、928年(建長6年)に創建され、その後、度重なる焼失によって現在の建物は、1644年(寛永21年)の再建のお堂で、仁和寺で最重要儀式とされる「伝法灌頂(でんぽうかんじょう)」などの重要な儀式がお堂である。2012年(平成24年)から6年、2018年(平成30年)にかけて半解体修理が行われ。そして2019年(令和元年)に約1年かけて特別公開をされ、それ以来の公開となっている。堂内の中央にご本尊の「千手千眼観世音菩薩」を祀り、両脇に「不動明王像」(左)と「降三世明王(ごうざんぜみょうおう)像」(右)が安置。周囲に眷属の二十八部衆(にじゅうはちぶしゅう)像が並び、前方の左に風神像、右に雷神像が安置されてました。後方の障壁画は、江戸時代の仏師であり絵師の木村徳応(きむらとくおう)の筆によるもの。中央のご本尊の後ろに、白衣観音が描いてあって、その下に補陀落山で観音菩薩を中心に、そのまわりに三十三応現身像が描いてありました。
こちらも看板の写真で、風神像と雷神像をアップで写されてました。自由拝観になってから、お賽銭してお参りはさせて貰いました。
眷属の二十八部衆について、向かって右から「持国天」、「散脂大将(さんしたいしょう)」、「婆藪仙人(ばすせんにん)」、「五部浄居天(ごぶじょうごてん)」、「那羅延堅固王(ならえんけんごおう)」、「多聞天」、「沙迦羅龍王(しゃがらりゅうおう)」、「満仙王(まんせんおう)」、「緊那羅王(きんならおう)」、「魔睺羅伽王(まごらがおう)」、「梵天」、「金色孔雀王(こんじきくじゃくおう)」、「畢婆迦羅王(ひばからおう)」、「乾闥婆王(けんだつばおう」。
左から「密迹金剛力士(みつしゃくこんごうりきし)」、「難陀龍王(なんだりゅうおう)」、「摩和羅女(まわらにょ)」、「金比羅王(こんぴらおう)」、「増長天」、「神母天(じんぼてん)」、「金大王(こんだいおう)」、「摩醯首羅王(まけいしゅらおう)」、「阿修羅王」、「広目天」、「迦楼羅王(かるらおう)」、「満善車王(まんぜんしゃおう)」、「大弁功徳天(だいべんどくてん)」、「帝釈天」。
観音堂の御朱印は4種で、全て書き置きです。私はご本尊のみだけにしました。書き置きに日付は書いて貰えます。
京の夏の旅では、スタンプを2個貯めると、特典を受けることができます。この特典を受けにこれから向かいます。
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