台風が去って北風が吹き涼しくなった?旧嵯峨御所 大本山 大覚寺 大沢池へ

9月5日(金)の早朝に台風15号による大雨が降りましたが、過ぎ去った10時頃から晴れてきて、台風の進路に近い関東や東海地方では大雨や突風の被害が遭ったようですね。台風は足早に過ぎ去って、折り返しの北風が吹きましたが、そんなに気温は下がらなかったです。ただ翌日の6日(土)の最低気温は23.5℃と、19日振りのに熱帯夜から解放されました。何より北風が吹いたので湿度も下がり、長らくいつの頃か忘れるぐらい涼しい朝を迎えることとなりました😊。

ただ、これで平年値なんですね、今までが異常過ぎたんです。涼しいのは9月7日(日)の朝まででした。最低気温は、24.1℃と、この日も熱帯夜からは解放されましたが、湿気が増えてきたのが体感で分かりました。

まだ少し涼しさを感じながら向かった先は、旧嵯峨御所 大本山 大覚寺 大沢池でした。

IMG_6231.jpg9時3分に「大沢門」前に着きました。今日は日曜日でも、暑いので多分、空いているでしょう。

IMG_6232.jpg拝観料は300円。家から小銭用意してきました。ただ、X(旧Twitter)で発信されいたんですが、猛暑対策の日傘が置いて無かったですね。

大覚寺では「観月の夕べ」を10月4日(土)~6日(月)に行われ、それに向けて「大沢池の菱刈りを行いました」とX(旧Twitter)で発信されてて、綺麗になったと思われる大沢池を見に来たわけです。

IMG_6233.jpgいつものように、反時計回りで大沢池を巡ります。陽射しは暑くても吹く風は、以前の熱風と違ってきてます。

IMG_6234.jpgIMG_6235.jpg大沢池が見える所には、「平田春一(ひらたはるいち)・島田保子(しまだやすこ)等詠碑」があります。

IMG_6236.jpg大沢池を見て、愕然。池一面に、水草の菱が張っています。清掃されたんじゃなかったの?。

IMG_6237.jpgズームしてみると、蓮の花が咲いているのが分かります。向こうに見えている朱塗りの橋は、天神島に架かるものです。

IMG_6239.jpgIMG_6240.jpgIMG_6243.jpgこの方向は、名勝「名古曽瀧」です。手前の「菊ケ島」は、菱が張ってて島の位置が分からないです。

IMG_6245.jpgここより先に行くと「愛宕山」の山頂は見えません。このエリアが最後です。手前には「心経宝塔」が見えています。

IMG_6246.jpgIMG_6247.jpgIMG_6248.jpgこの方向から、五山の送り火の一つである船形が見えます。残念ながら夜間拝観されないので、大沢池越しに鳥居形は見ることができません。

IMG_6249.jpgここから大沢池を見ると、池一面に水草の菱が張っています。猛暑の影響でしょうね、景観が台無しです。

IMG_6250.jpgここから右手に歌碑があって、「臼井喜之介(うすいきのすけ)詠碑」のもの。花を惜しむこころは いった何なのだろう いくつ齢をかさねたら 心はしずまり ひとり酒汲む静寂に 住むことができるのか 今日も嵯峨御所から 花信が舞ひこんできた」。

IMG_6251.jpgIMG_6252.jpg7月19日(土)に来た時も咲いていた蓮の花が、まだ見られるとは思って無かったです。奥にアオサギが止まってます。

IMG_6256.jpgIMG_6257.jpgIMG_6259.jpg大沢池に浮かぶ「菊ケ島」にも、アオサギが止まってます。あまりにも水草の菱が張っているので島に見えないですけど。

IMG_6263.jpgIMG_6262.jpg今日も暑いので、いつもは近くまで行く名勝「名古曽瀧」は、ここから見ました。

IMG_6261.jpg芝生の足元を見ると、「コガサタケ」でしょうか?。早い話毒キノコのようです。

IMG_6265.jpgIMG_6266.jpgもう少し近くで撮ろうとしたら、アオサギは飛んで行きました😊。

IMG_6267.jpg菊ケ島から天神島には「庭湖石(ていこせき)」がありますが水草のため、ほぼ見えません。

IMG_6268.jpgIMG_6269.jpgIMG_6271.jpg写真右手に見えている「もみじロード」に行かず「名古曽橋」を渡り、「天神島」に入ります。

IMG_6276.jpg天神島から見た「菊ケ島」と「庭湖石(ていこせき)」です。手前の石の上に亀が居たんですが、近づいたら池に飛び込んでしまいました😊。

IMG_6278.jpgIMG_6279.jpg亀は逃げましたが、綺麗に咲いている「睡蓮(スイレン)」は撮りました。ここまで暑いからでしょう、誰とも出会いません。

IMG_6274.jpgIMG_6280.jpgIMG_6282.jpgこの天神島には菅原道真公を祀る「天神社」があります。この島の名の由来でしょうし、由緒も書いてありました。

天神社は菅原道真公を御祭神として祀られている。嵯峨天皇第(第52代天皇)が建立された離宮嵯峨院は清和天皇(第56代天皇)の勅許を得て、876年(貞観18年)に大覚寺が開祖され創建に当たり、清和天皇への上奏文を起草され仏法の興隆と衆生齊度のため僧俗2人の別当を置くよう進言されたのが菅原道真公です。また、道真公自身も大覚寺の俗別当(俗人の身分のまま寺院を統轄する責任者)を務められたと伝わる。

IMG_6285.jpgIMG_6287.jpg7月19日(土)に来た時は、白色の蓮の花が咲いていましたが、こちらの蓮は終わってました。一輪も咲いてません。

IMG_6288.jpgIMG_6289.jpgIMG_6290.jpg天神島を朱塗りの橋を渡ってでます。その時に撮った「睡蓮(スイレン)
」です。数が少なくなっていたので、もうすぐ見頃終了でしょう。

IMG_6291.jpg先のアオサギがどうか分かりませんが、飛んでました。綺麗に写ってましたね😊。

IMG_6292.jpg天神島を出た先に、鎌倉時代中期の作と思われる「石仏群」に行きました。20基を超える如来や菩薩の石仏群。古い者は平安時代後期の作もと伝わります。

IMG_6293.jpg次に「護摩堂」が。往古の大覚寺伽藍周辺に建てられた子院の一つであった仏母心院跡に建立され、不動明王を祀られています。ここで毎月一回、10時から1時間30分程度、護摩の炎で心願成就を祈願されます。

IMG_6294.jpg通常非公開の「心経宝塔」は1967年(昭和42年)、嵯峨天皇心経写経1150年を記念して建立。基壇内部に「如意宝珠」を納めた真珠の小塔を安置。宝塔内部には秘鍵(弘法)大師尊像が祀られています。

護摩堂の裏手に座って、汗を拭い水分を補給しました。9月に入っても、まだまだ暑いです。木陰に入ると涼しさは感じるようになったので救いでしょうか。休憩をしている間に、多分日本の方でしょう拝観に来られてました。

IMG_6297.jpgIMG_6298.jpgIMG_6299.jpgIMG_6300.jpgIMG_6301.jpgIMG_6302.jpgIMG_6303.jpg閼伽堂(あかどう)」の横に、「百日紅(サルスベリ)」が綺麗に咲いてました。暑さでバテたので、今日は他のお堂には行きません。

IMG_6305.jpgIMG_6308.jpgIMG_6311.jpgIMG_6312.jpg手前が「放生池」で、池越しに「心経宝塔」を撮りました。大沢池のビューポイントなんですけど、裳が張ってて景観はイマイチです。

IMG_6313.jpgIMG_6314.jpgIMG_6316.jpgお堂拝観入口まで来ました。ここから観月台に上がってお堂エリアを見られますが、私は入りません。

IMG_6317.jpgIMG_6319.jpgIMG_6320.jpgIMG_6321.jpgIMG_6322.jpgIMG_6323.jpg最後に「大沢池」を撮って出て育子にしました。まだまだ暑いし湿気も多いので汗だくになりました。

IMG_6325.jpgIMG_6326.jpg9時35分に大沢池エリアの「大沢門」から出ました。前途したとおり暑いので、空いてましたね。次は紅葉の時期に行くかもです。

「観月の夕べ」が、10月4日(土)~6日(月)に行われます。龍頭鷁首舟での大沢池遊覧と五大堂観月席でのお抹茶のセットを申し込んだですが、抽選に漏れたようです。夜は滅多に外出しませんが、抽選に外れたので行かないです😊。

この記事へのコメント

2025年10月12日 17:52
もう何度も拝見した大覚寺の大沢池の風景。
夏の終わりの大沢池の雰囲気も春とは全く違っていますね。
ハスやスイレンが緑の葉を広げ、菱や藻も水面を覆うようになって。
大きな池だからメインテナンスも大変でしょう。
特に猛暑の中では成長が著しかったのではないでしょうか。
それでも、空と雲が池の水面に写りこみ、それを京都の山々と一緒に眺めるのは、贅沢な景観だと思いますよ。
壬生里
2025年10月15日 17:13
ミクミティさんへコメントありがとうございます。

大覚寺は、歩いて行ける距離で、大沢池には運動も兼ねて、年に何回か行ってます。
この日は蓮の花でしたが、ここは桜がやっぱり一番綺麗です。紅葉も綺麗ですが、桜には負けますね。
ここにも外国人観光客は来られますが、嵐山に比べたら断然少ないですし、ゆったりと散策できます。