楞伽山の崖上に佇む 国宝 石水院へ

世界文化遺産 栂尾山 高山寺の入口で入山料を納め、境内を開山堂、金堂と巡り、最後に国宝に指定されている石水院まで来ました。

先に案内したように、早朝から団体さんが拝観されてて、8時40分に石水院に着いたときに、最後の団体さんが出て来られました。

IMG_7880.jpg石水院には「書院山門」から入ります。

石水院は、明恵上人時代の唯一の遺構であり、建物は、1215年(健保3年)建設の坐禅行法の庵室「錬若台(れんにゃだい)」が前身といい、また別に、1218年(健保6年)、明恵上人が上賀茂に一時隠棲したとき、後鳥羽上皇から賜った別院を、6年後の1224年(貞応3年)に高山寺に移したともいう。当初は経蔵として建てられたと伝わり、経蔵と呼ばれていた。幾度か移設され、1889年(明治22年)に、金堂の後ろに建っていたものを、現在地に移した。その間、たびたび修造や改変が行われたが、床板や天井、柱や梁などに鎌倉時代初期の寝殿建築の豪壮な面影を留めている。

IMG_7823.jpgIMG_7824.jpgIMG_7879.jpg天気予報が言ってたように、晴れてきました。時雨は無くなりましたが、湿気は多く感じました。石水院には「書院玄関」から上がります。

靴を下駄箱に預け上がります。拝観受付所は上がった左手にありました。石水院の拝観料は1000円、御朱印もお願いすると書き置きのみで300円納めました。

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朱印帳は持参して来ましたが、書き置きのみだそうです。

IMG_7825.jpg書院から、この渡り廊下を渡った先が「石水院」です。この石水院の全景を撮ることは不可能です😊。

IMG_7826.jpgIMG_7827.jpg石水院に入って、正面の「西広縁」には、明恵上人が敬愛した常にそばに祀って礼拝したという善財童子像が安置されています。

IMG_7828.jpgIMG_7829.jpgIMG_7830.jpgこの西の広縁には、落板敷があって、かつて、ここが礼拝の機能をもっていました。春日・住吉両明神の拝殿だったようです。奥の内陣には愛しい善財童子像が安置されている。

IMG_7832.jpgIMG_7833.jpgIMG_7834.jpg南側を見れば広縁から庭園を見れば、紅葉の時期には真っ赤に染まるのでしょう。欄間には寺号の由来を示す後鳥羽上皇(第82代天皇)の古額「日出先照高山之寺(ひいでてまずてらすこうざんのてら)」が掛かっています。

IMG_7836.jpgIMG_7837.jpgまだ紅葉は早いので青いです😊。先程まで、時雨れていたので、遠くの山にはガスがかかっています。

IMG_7839.jpg隣の部屋には写真は撮りませんでしたが、「白衣観音」が祀られてました。

IMG_7838.jpgIMG_7841.jpg奥の床の間には「明恵上人樹上坐禅像」(模写)が掛かっています。本物は京都国立博物館に寄託されています。

みずから名付けた楞伽山(りょうがせん)の山中で、赤松が二股になった縄床樹(じょうしょうじゅ)に坐する明恵上人は、ひたすら坐禅に没入姿が描いてある。絵の筆者は上人の弟子の惠日房成忍(えにちぼうじょうにん)といわれている。

IMG_7842.jpgこのガラスケースに入っているのは「木彫りの狗児」(重文)がって、明恵上人が日頃から慈しんだ小犬の像です。当代一流の仏師湛慶の作と伝わります。

IMG_7843.jpgIMG_7844.jpgIMG_7845.jpgIMG_7846.jpgIMG_7847.jpg石水院の東面には国宝鳥獣人物戯画絵巻」のレプリカを見ることができます。本物は京都国立博物館に寄託されてて、2014年(平成26年)11月8日に「国宝 鳥獣戯画と高山寺展 特別鑑賞会」で本物を見せて貰いました。

国宝『鳥獣戯画』甲巻(平安時代)、国宝『鳥獣戯画』乙巻(平安時代)、国宝『鳥獣戯画』丙巻(鎌倉時代)、国宝『鳥獣戯画』丁巻(鎌倉時代)を全て見られるとあって、凄い人出で大人気のイベントでした。

IMG_7849.jpgこの東側の崖の下には、駐車場が見えてて、国道162号線が通っています。京都市中心部から右京区京北地域を経由して福井県敦賀市に至る幹線道路で交通量多いです。

IMG_7852.jpg石水院を一周し、北側に出ました。向かいは「書院」で、呈茶もされています。私は、ここで受付に戻り、呈茶をお願いしました。

IMG_7853.jpg書院」には初めて入りました。なお、呈茶は1000円でしたね。私が、ここに入ってから3組ほど来られました。

IMG_7854.jpgIMG_7859.jpgIMG_7860.jpgIMG_7861.jpgお菓子は、京都市左京区下鴨にある「宝泉堂」さんの「栂の月」でした。美味しかったです。

IMG_7857.jpgIMG_7863.jpgIMG_7868.jpgIMG_7869.jpgIMG_7871.jpg初めて入ったので、「書院」のお隣の部屋も見せて貰いました。

IMG_7856.jpgIMG_7864.jpgIMG_7865.jpgIMG_7866.jpgお菓子と抹茶をいただき、「書院」を出て行きました。いたるところに「鳥獣戯画」、高山寺らしいです。

IMG_7872.jpg8時58分に、書院玄関から出て行きました。世界文化遺産でも、金閣寺や銀閣寺、龍安寺に比べ来られる外国人観光客は少ないです。

IMG_7874.jpgIMG_7875.jpg書院の前に「秋海棠(シュウカイドウ)」が咲いているのを見つけました。

IMG_7876.jpgIMG_7878.jpgIMG_7880.jpg9時ちょうどに、「書院山門」から出て行きました。高山寺では、この門の向かいに、見所からあるので行ってみます。

IMG_7881.jpgIMG_7882.jpg少し小高いところに石碑が建っています。「日本最古之茶園」と書かれており、その意味することは・・・?。

高山寺は日本の茶の発祥の地として知られている。明恵上人は栄西禅師が宋から持ち帰った茶の実を山内で育て始めたと言われている。眠りを覚ます効果があるとも言われていたため、明恵上人は衆僧に飲茶をすすめたという。明恵上人は高山寺の茶の苗を宇治へ移植し、その後、中世以降、栂尾で栽培された茶は本茶、それ以外は非茶と呼ばれ、毎年天皇への献茶も行われた。この由緒から、毎年11月8日には、宇治の茶の製造業者から新茶が上人廟に献上される。

IMG_7883.jpgIMG_7884.jpgこの石碑の奥に「茶園」があって、奥には行けません。

IMG_7886.jpgIMG_7887.jpg茶園から降りてくると、正面に石水院の「書院山門」があって、高い位置から撮りました。

IMG_7893.jpgIMG_7897.jpgIMG_7898.jpg下に見えているのが、10月4日(土)から入山料が必要となったので、「拝観受付所」です。紅葉の時期以外は不在なんですが。

IMG_7900.jpgIMG_7901a.jpgこの急な石段を上がって来ました。まだ下が濡れているので、慎重に降りて行きます。

IMG_7903.jpgIMG_7905.jpgIMG_7907.jpgIMG_7908.jpgIMG_7910a.jpg9時11分に、「京都市高雄観光駐車場」に戻ってきました。高山寺の境内でのアップダウンで足が疲れたので、今日はここから帰ります。

同じ高雄にある西明寺でも行こうかなぁと思ってましたが、このまま所用先に向かいました。西明寺や神護寺は、紅葉の時期でも行くかも知れません。この日は、最高気温が28.6℃まで上がりました。せっかく秋の訪れを感じたのに、また暑さがぶり返しました。

この記事へのコメント

2025年11月05日 23:55
西広縁に置かれた善財童子像が魅力的ですね。
置かれてる様子にも心が惹かれます。
明恵上人が可愛がられたという子犬の像も
可愛いし…。上人のお人柄が偲ばれる
ような気がしました。高山寺には、昔々
5月頃に訪れた事がありますが、
青もみじの美しさは今も記憶に残ってます。
壬生里
2025年11月07日 06:34
yasuhikoさんへコメントありがとうございます。

京都でも屈指の紅葉の名所である高山寺も、ようやく色づき始めたようです。
台風による強風で、大木が倒れ、境内に空き地が目立ちますが、紅葉は綺麗でしょう。
石水院から見る紅葉は絶景です。11月になると、駐車場・入山料が必要となるので、割高感はありますが・・・。