世界文化遺産 真言宗醍醐派總本山 醍醐寺 三宝院へ

11月17日(月)は午後から今季初の寒波襲来が予想されていました。この日の夜から寒波の影響で、かなり気温が下がるとのことで、この日に、京都市文化観光資源保護財団から招待券をいただいた、世界遺産 醍醐寺の五重塔初層公開に行っておくにしました。

世界文化遺産 真言宗醍醐派總本山 醍醐寺 三宝院には、今年の1月21日(火)に「第59回 京の冬の旅」で来ています。この時は、茶室「松月亭」が特別公開されたので見に来たわけです。

この時に知ったことは、以前は撮影禁止とされていた室内の写真が撮れるようになってました。たた、仏像は以前と同様にNGです。知ったのが、三宝院を出るときのことで、心残りがあったので再訪を考えていたところ、京都非公開文化財特別公開で、醍醐寺の五重塔初層が特別公開されたのに合わせて、三宝院を訪れようと計画は立てていたんで、五重塔初層特別公開はタイムリーな企画でした😊。

IMG_0257.jpgいつものように、地下鉄東西線醍醐駅から歩いて醍醐寺に向かいます。明日からの寒波が嘘のように最低気温は9.3℃もありました。

IMG_0258.jpg醍醐駅に8時17分に着いて、途中休憩をしながら「総門」前に、8時49分に着きました。

IMG_0259.jpg総門を入って紅葉しているのは、桜の木です。醍醐寺は、時間前に開門されることは無いので、先にトイレ休憩を済ませます。

IMG_0260.jpgトイレは「醍醐寺有料駐車場」内にあります。さすがに桜の醍醐寺だけのことはありますね、全て桜の木が紅葉してました。

IMG_0261.jpg8時55分に拝観受付所のある「三宝院」に向かいました。遠目から見て行列ができてますが、桜に比べた全然です。

IMG_0262.jpgゆっくり歩いて行くと、10組程度の行列でした。予想どおり9時に拝観受付所が開きました。大行列の桜でも9時にしか開門されませんので納得済みです。

IMG_0263.jpgどうしても外国人観光客が多いと、言葉の壁があるので、時間がかかります。私はが門の中に入ったのは9時6分でした。この「太閤しだれ桜」の満開は一見の価値ありです。

IMG_0264.jpg大玄関」から靴を脱いで入って鏡面には「富嶽の間」があります。「三宝院御流」の生け花、綺麗でした。

IMG_0351.jpgIMG_0353.jpgそのお隣が「日・月・海の間」です。ここの襖絵は、1998年(平成10年)三宝院の庭園400周年を記念して、1997年(平成9年)に現代風景画家である浜田泰介によって描かれました。

毎年2月23日に行われる五大力尊仁王会は「五大力さん」として親しまれ、不動明王などの五大明王の力を授かり、国の平和や国民の幸福を願う行事。 金堂前では餅上げ力奉納が行われます。その巨大な餅がありました。

IMG_0265.jpgIMG_0266.jpg重要文化財の「葵の間」です。左手横長の壁貼付絵から一段高くなった正面襖四面に続き、下鴨神社から上賀茂神社へ向かう勅使一行の行列が描いてある。

IMG_0268.jpgIMG_0277.jpg大玄関を出て、国宝の「唐門」を見ています。唐門前には綺麗に色づいた紅葉が見られました。

IMG_0270.jpgIMG_0276.jpg次が「勅使の間」(重文)です。ここの襖絵は「竹林花鳥図」です。桃山時代の作品で、長谷川等伯一派の作といわれています。

IMG_0271.jpgIMG_0274.jpgIMG_0275.jpgそのお隣が「秋草の間」(重文)です。襖絵には秋の七草が点在する広々とした風景の「秋野図」が描かれています。

IMG_0278.jpg「秋草の間」を見たあと、次に「表書院」に移動します。見えているのは表書院の西南隅にある「泉殿」です。

庭に面して建っている表書院(国宝)は、、書院といっても縁側に勾欄をめぐらし、西南隅に泉殿が作りつけてあり、平安時代の寝殿造りの様式を取り入れており、下段・中段・上段の間がある。「下段の間」が27畳、「中段の間」が18畳、「上段の間」が15畳もあり、「下段の間」は「揚舞台の間」ともいい、畳を揚げると能舞台となります。「中段の間」「上段の間」は「揚舞台の間」から一段高く、能楽や狂言を見下ろせる造りとなっている。「上段・中段の間」の襖絵は長谷川等伯一派が、「四季の柳や「山野の風景」を、「下段の間」は石田幽汀が「孔雀と蘇鉄」を描かれている。

IMG_0348.jpgIMG_0279.jpgIMG_0280.jpgIMG_0281.jpgIMG_0450.jpgIMG_0339.jpgこちらが表書院の「下段の間」です。畳を揚げると能舞台となるそうです。襖絵は石田幽汀(いしだゆうてい)の作で、孔雀と蘇鉄が描かれている。

IMG_0283.jpgIMG_0284.jpg手前が「中段の間」で、奥が「上段の間」です。次の部屋に移る前に庭園を見ていきます。

三宝院の庭は、国の特別史跡・特別名勝に指定されている。庭の縄張(設計)は、世に名高い「醍醐の花見」の下見に訪れた太閤秀吉がみずからおこなった。秀吉は石の配置まで指図したという。

IMG_0285.jpgIMG_0286.jpgこの時間に庭を見ると、天気が良かったら逆行になって、相当眩しいなかでみることになります。今日は曇ってくれて良かったです。

IMG_0287.jpg右が「鶴島」で、左が「亀島」です。亀島には幹の太い「五葉松(姫小松)」は樹齢600年以上といわれる天下の名木だそうです。

IMG_0288.jpg紅葉している三宝院の庭。綺麗な紅葉に目がいきますが、奥に茶室「沈流亭(ちんりゅうてい)」が隠れています。

IMG_0289.jpgIMG_0342.jpg三宝院の「藤戸石」に注目です。織田信長は、この名石を綾錦で覆い、笛や太鼓のお囃子に4000人の行列の先頭にたって二条御所に運び入れたと伝わる名石です。

天下を治める者が所有する石」として室町時代から歴代の権力者によって引き継がれてきた「天下の名石」と言われいます。豊臣秀吉の命により「醍醐の花見」のあと聚楽第より運び込まれ「主人石」として庭の中心に据えられた、これらの石は、阿弥陀三尊を表しています。

IMG_0290.jpgIMG_0336.jpg表書院の「上段の間」です。この15畳の間は、別名「柳の間」とも呼ばれています。部屋の襖や舞良戸に、柳の四季の風情が描いてあります。

IMG_0291.jpgIMG_0338.jpg表書院の「中段の間」です。襖絵は山野の風景を描いており、上段・中段の間は、長谷川等伯一派の作といわれています。

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ここから先は特別拝観として500円必要です。「純浄観」「本堂」「奥書院」ともに重要文化財に指定。

IMG_0331.jpg最初は「純浄観」(重文)から見て行きます。ご覧のように、表書院からは一段高く建てられています。

純浄観は、茅葺きの入母屋造りの民家風の建物。太閤秀吉の花見のときに「やり山」に造られた御殿を移築したもの。襖絵の桜・紅葉は、平成に入って浜田泰介画伯が描いたもの。

IMG_0295.jpgIMG_0297.jpg以前は撮影できませんでしたが撮れました。手前が「紅葉図」、奥が「桜図」です。奥の掛け軸は撮影禁止でした。

IMG_0298.jpgIMG_0299.jpg「純浄観」(重文)の前から紅葉が綺麗で写真を撮ったところ、偶然に「三段の滝」が写ってました😊。

池泉の最奥、南東隅につくられた3段落ちの滝で、後陽成上皇から天下一の上手と称された石組名人の賢庭によって組まれた。落下の方向と高さを段ごとに変え、水の落ち方を細心の注意払っているとか。

IMG_0300.jpgIMG_0301.jpgここの紅葉を見るのは2021年(令和3年)11月25日(木)以来ですが、その日は天気が良すぎて、このように曇っている方が、良い紅葉を見られました。

IMG_0302.jpgIMG_0303.jpg次に「本堂(護摩堂)」に向かいます。2022年(令和4年)3月9日(水)の「第56回 京の冬の旅」では、堂内に入れました。

堂内の中央に護摩壇があって、奥の仏壇上に、鎌倉時代の仏師快慶作の本尊弥勒菩薩坐像が安置されている。脇仏として向かって右に宗祖弘法大師、左に開祖理源大師が安置。1598年(慶長3年)、座主義演は、秀吉の北政所の援助を得て護摩堂を再興、本尊はその翌年、下醍醐の菩提寺から移されたものである。もとは上醍醐の岳東院にあり、後白河院のために造立されたもの。

IMG_0305.jpgIMG_0306.jpg本堂に至る渡り廊下の左手に「聖天堂」があります。今年の5月1日(木)~6日(火)に、秘仏聖天像が初公開されました。

IMG_0307.jpg堂内は撮影できません。しかし、距離が近いので充分見えました。堂内に弥勒菩薩が安置れさていることから「弥勒堂」とも呼ばれている。

IMG_0308.jpg堂内に北側に行ってみると「五社明神」が見えました。本殿と拝殿があるようですが詳細は分かりません。

IMG_0310.jpg純浄観はご覧のように茅葺き屋根です。次に本堂と純浄観の間に、明治から大正にかけて作庭された庭園です。

IMG_0311.jpg白砂に瓢箪や盃をかたどった苔を配置し、太閤秀吉の醍醐の花見を想像される「酒づくしの庭」となっています。

IMG_0312.jpgIMG_0313.jpg本堂から見る紅葉を撮ったあとは、本堂から降り渡り廊下から「奥宸殿」ら向かいます。

IMG_0314.jpg奥宸殿前に紅葉が見られるので楽しみにしていました。ただ2021年(令和3年)11月25日(木)のように真っ赤には早かったようです。

IMG_0316.jpg階段を降り、「奥宸殿」に入ります。以前は撮影禁止でしたが?。

IMG_0319.jpgIMG_0320.jpg左に見えているのが、江戸時代に造られた四畳半の茶室松月亭(しょうげつてい)」です。今年の1月21日(火)に「第59回 京の冬の旅」で茶室内を見せて貰いました。

IMG_0318.jpgIMG_0322.jpg奥宸殿に入ってみると、以前あった撮影禁止の文字がありません。ここには有名な違い棚があるので、是非撮りたかったです。

江戸時代初期の建築で、座主の居住空間といわれ、武者隠しがある。後方には「醍醐棚」と呼ばれる違い棚があり、修学院離宮の「霞棚」、桂離宮の「桂棚」とともに、「天下の三大名棚」と称される。

IMG_0323.jpgIMG_0328.jpg上座の間」は10畳、床は1間半。床壁には、中国の宮殿を思わせる楼閣山水が絵かがれている。

IMG_0327.jpg床の左側の違い棚は、天下にその名を知られる「醍醐棚」である。最近修学院離宮の「霞棚」を見たばかりでした。

IMG_0324.jpgIMG_0325.jpgIMG_0326.jpg奥宸殿の、上座の間以外の「武者隠の間」「次の間」などを見ました。襖絵は、初期の狩野派だそうですが、掠れています。

IMG_0329.jpgIMG_0330.jpgIMG_0333.jpgIMG_0334.jpg奥宸殿を見て、再び表書院に出ました。表書院は数名がいましたが、特別拝観エリアは人が少なかったです。

IMG_0340.jpgIMG_0341.jpgIMG_0345.jpgIMG_0346.jpgIMG_0347.jpgこちらは最初に見た「勅使の間」と「秋草の間」です。ここは帰りスルーです。

IMG_0349.jpgIMG_0350.jpgIMG_0355.jpg大玄関から出る前に、「小玄関」の「竹の間」を撮りました。ここでは写経がでるようです。

IMG_0356.jpgIMG_0357.jpg9時23分に三宝院を出て、外から国宝の「唐門」を撮りました。

唐門は、三宝院の勅使門。1599年(慶長4年)建立の三間一戸の平唐門。2010年(平成22年)に修復工事をされ創建当時の姿に復元された。門は黒の漆塗で、菊と桐の四つの大きな紋に金箔が貼られている。

このあと、多分混雑しているでしょう紅葉が見られる下伽藍エリアに入ります。今日の目的である五重塔初層公開も楽しみですが、混んでいるかなぁ?。

この記事へのコメント

2025年12月28日 23:59
醍醐寺の三宝院、こちらも記憶にしっかりと残っています。
桜が満開だったので、あまりに人が多かったですが、秋は少し落ち着いて屋外も室内も鑑賞できそうですね。
それにしても、庭園は紅葉の彩りが加わって美しさが増しますね。
本当に見事です。しかも広いのも特徴的ですよね。もちろん、「藤戸石」は覚えています。
室内に襖絵も充実していますね。春は撮影ができてもどうしても人が入ってしまい、いい写真が撮れませんでした。
たくさん見せていただき記憶が蘇ります。
壬生里
2025年12月30日 09:52
ミクミティさんへコメントありがとうございます。

醍醐寺の紅葉は、下伽藍が主で、三宝院は以前来たときに撮り損ねた襖絵の撮影で来ました。
以前の三宝院は、庭園も撮影禁止でした。それで長い間来てなかったですが、庭園の撮影を解禁され、最近では襖絵の撮影も許可となりました。要するに仏像だけはNGなんですが、大きく変わりましたね。
来年の京の冬の旅では、庭園内にある茶室が公開されるので、行くつもりです。