真言宗智山派 総本山智積院 名勝庭園にサツキ満開

5月28日(木)は、京都地方気象台よりあじさいの開花の発表がありました。統計を始めた1983年(昭和58年)以降で最も早い開花で、これまでの最も早い記録6月3日を大きく更新しました。これは平年より16日早く、昨年より8日も早い開花の発表です。今年は5月から暑いので、アジサイや次の蓮の花も早くなるかも知れません。

今日は、京都国立博物館を出て、サツキの花を見に近くの真言宗智山派 総本山智積院に向かいました。智積院の名勝庭園にはサツキが植えられてて、情報は無かったですが見頃になったのかなぁと思い来てみたわけです。多分、なんですがHPが閉鎖されててウイルスか外部からの攻撃があったのかメンテナンス中でしたね。

IMG_1004.jpg9時55分に智積院の駐車場に車を入れました。こちらの駐車場は無料で停められます。

IMG_1005.jpgIMG_1006.jpg私の前に外国人観光客が居ましたが、何処に行かれたのかなぁ北に向かって行かれたので、そちらには何も無いけどなぁと思いながら拝観受付所へ。

最近は、自販機で拝観券を購入するのが多くなりました。その拝観券(500円)を受付に出すと由緒書きをいただき久しぶりの拝観に向かいました。

IMG_1007.jpg拝観料を納めたら早速、「唐門」から入ります。

智積院は、全国に三千余カ寺を擁する真言宗智山派総本山。南北朝のころ創建された紀州根来山の学頭寺院智積院であったが、1585年(天正13年)豊臣秀吉による兵火に遭い、学頭玄宥(げんゆう)僧正は、難を京都に避けた。大坂城落城後、徳川家康の帰依を受けて1601年(慶長6年)に豊国神社境内の坊舎と土地を与えられ根来寺の塔頭寺院である智積院を再興した。1591年(天正19年)に豊臣秀吉の愛児鶴松(棄丸)の菩提を弔うために建立された祥雲禅寺の寺領を拝領し、五百佛山根来寺智積院と改め、仏教研学の道場として栄えた。本尊は金剛界大日如来、開山は玄宥。智山派の大本山寺院としては、千葉県成田市の成田山新勝寺(成田不動)、神奈川県川崎市の川崎大師平間寺および東京都八王子市の高尾山薬王院がある。収蔵庫にある豪華な襖絵(国宝)は祥雲禅寺以来のもので、長谷川等伯並びに一門の筆といわれ、桃山時代の代表的障壁画として知られている。このほか、張即之筆金剛経(国宝)、南画の祖といわれる王維の瀧図(重文)をはじめ、仏画・経巻など多数の指定文化財を蔵している。庭園(名勝)も同じく桃山時代の作庭といわれ、築山と苑池からなる池泉観賞式庭園で京洛名園の一つに数えられている。

IMG_1008.jpg唐門をくぐると正面に「講堂」が見えます。講堂内部には襖絵が見所で、庭園を見た後に巡ります。

講堂は、1995年(平成7年)に完成したもので、灌頂道場や各種研修の道場として使用されている。堂内には、2008年(平成20年)に田渕俊夫画伯の襖絵が奉納されている。

IMG_1009.jpg講堂の前には「高浜虚子句碑」がありました。1930年(昭和5年)に智積院を訪れた時に詠んだもので、「ひらひらと つくもをぬひて 落花かな」と書かれています。

IMG_1014.jpgIMG_1017.jpgIMG_1021.jpgIMG_1024.jpg名勝に指定されている庭園にはサツキの花が綺麗に咲いています。開花情報が無かったので来てみましたが、まさに満開のようです。

IMG_1025.jpgIMG_1026.jpgここから「大書院(おおしょいん)」に靴を脱いで上がります。このとき10時ちょうど、この時間では数組の方が上がられてました。

IMG_1044.jpgIMG_1045.jpgこの大書院の襖絵の本物は「宝物館」で見られます。私は1月14日(水)に行きました。

IMG_1034.jpgIMG_1037.jpg名勝庭園に面した大書院には、長谷川等伯筆「楓図」、息子久蔵筆「桜図」をはじめ、上段の間に「松に立葵図」などの模写が嵌められています。新しく造られた「宝物館」には「上段の間」が再現されてました。襖絵は、もちろん原画で国宝のものです。

IMG_1029.jpg大書院前には「一文字型手水鉢」があります。

IMG_1041.jpgIMG_1042.jpgIMG_1043.jpgIMG_1040.jpg東山随一の名庭で名勝に指定されてる庭園も今はサツキの花が満開ですね。

築山は中国の廬山を象っているといい山裾や中腹に石組みを配し変化を付けています。青石を用いた石橋など桃山様式が見られる部分は、祥雲禅寺庭園の遺構を残している。祥雲禅寺時代に造られた鑑賞式林泉を1674年(延宝2年)に修築されました。

IMG_1046.jpgIMG_1047.jpg次に大書院の北側に移動です。向かいの建物は非公開の宸殿で、2021年(令和3年)3月19日(金)の「第55回 京の冬の旅」で入りました。

IMG_1050.jpgIMG_1051.jpg特別公開の時、宸殿の入口がこちらでした。宸殿は智積院の迎賓館にあたる賓客を迎えるための建物です。堂本印象が描いた「婦女喫茶図」など見られました。

IMG_1057.jpg宸殿は非公開のため入れないので、順路にしたがって進むと、「総門(そうもん)」が見えました。七条通りから見ると正面に見えます。ここは出入りできません。

総門は、1682年(天和2年)に焼失した方丈殿の再建には東福門院の旧殿などが資材として使われましたが、この総門もその東福門院より移築されたと伝えられている。

IMG_1056.jpgIMG_1058.jpgIMG_1059.jpgIMG_1060.jpg智積院大玄関正面の「使者の間」の襖絵は「布袋唐子嬉戯の図(ほていからこきぎのず)」です。明治の画家「月樵(げっしょう)」が1912年(大正元年)に67歳で描いた作品です。

IMG_1061.jpgIMG_1064.jpgIMG_1066.jpg次に「大書院」に戻りましたが、先に庭園を見ているので「講堂」に向かいます。

IMG_1087.jpgIMG_1068.jpg最初に見た部屋には、「百雀図」があって後藤順一筆。1995年(平成7年)の作品です。筆者は京都市日吉ヶ丘高校から京都市立芸術大学に進まれ多くの展覧会に出品されてるようです。

IMG_1072.jpgIMG_1074.jpg次の部屋の襖絵は「」で後藤順一筆。1995年(平成7年)作品です。桜と蓮の花が描いてありました。

IMG_1075.jpgIMG_1076.jpgIMG_1078.jpgここにも「一文字型手水鉢」があって、それから「講堂」の正面に出て来ました。こちらの部屋には入室できますが写真撮影は禁止されてました。

最初の部屋は「金剛の間」です。2008年(平成20年)に田渕俊夫画伯が奉納された襖絵があって、こちらの部屋には「けやき」「めだけ」が描いてありました。

IMG_1080.jpg講堂の中の部屋は「不二の間(ふにのま)」で、奥に仏像が安置されてました。襖絵は「朝陽」「夕陽」でした。

IMG_1084.jpg最後は「胎蔵の間」で襖絵は「枝垂れ桜」と「やなぎ」とありました。

IMG_1085.jpgIMG_1085.jpgこのあと講堂から大書院に戻り、靴を履いて出て行きました。

IMG_1093.jpgIMG_1094.jpg10時14分に有料エリアの入口である「唐門」から出て行きました。このあと金堂などに行かず駐車場に戻ります。

IMG_1095.jpgIMG_1096.jpgIMG_1097.jpgIMG_1104.jpg帰りにトイレに行くため「智積院会館」に寄って、そのついでに「智積院茶寮 桔梗」に寄って行くことに。この時間は喫茶営業は事前に調べて知ってます。

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今日は暑かったので、「クリームソーダ」を注文。冷たくて美味しかったです。汗も一気に引きました😊。

IMG_1103.jpgIMG_1106.jpgIMG_1107.jpg10時40分頃地社員の駐車場を出ました。ここの近くにある三十三間堂は修学旅行生で一杯ですが、ここは空いてて良かったです。

ここから家に戻る前にスーパーで買い物をしてから帰りました。京都国立博物館の「北野天神」良かったので、もう一度行って見たいけど、多分行けないです。

この記事へのコメント

2026年06月28日 17:42
智積院は、まだ訪れたことがない寺院です。前は通るのですか。
由緒をあらためて拝見すると激動の歴史があるのですね。
もともと根来寺の塔頭であって、それが江戸時代初期に復興された寺院なのですね。しかも関東を代表する寺院、新勝寺や川崎大師の総本山に当たるとは。凄い存在です。それにしても魅力はいろいろ。
個人的には長谷川等伯の襖絵を見ること。博物館では見ていますが、やはり伽藍の中で鑑賞したいですからね。たとえ複製画でも。
更に、さつきに彩られた回遊式池泉庭園が素晴らしいですね。
壬生里
2026年07月01日 05:37
ミクミティさんへコメントありがとうございます。

何度か来ている智積院ですが、今年はサツキの咲き具合が良かったです。来てみて良かったですね。長谷川等伯や、その一族の障壁画は国宝に指定されてて、新しく造られた宝物館で本物は見られます。残念ながら火災によりつぎはぎですが見事です。特別公開では書院にある堂本印象襖絵も見られます。